イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

晩秋、初冬のストックポート・

2014年11月18日 09時05分20秒 | 英国の、生活のひとコマ
うちの近所の並木道。


一定の間隔で、同じぐらいの樹齢の木が植えられているんですが、なぜか木の種類がちがいます。

だから花が咲く時期、紅葉する時期、散る時期がばらばら。11月にはいって、散りそろい始めたようです。秋もおわりです。

夏の終わりは日本よりずっと早くやってきます。9月にはいるともう朝夕の通勤に上着が欠かせません。日もどんどん短くなってきます。

日暮れ後、子供たちが仮装して近所の家々をまわってお菓子をねだる、10月31日のハロウイーン Halloween、かがり火を焚き、花火を打ち上げる11月5日の ガイ・フォークス・ナイト Guy Fawkes' Night(うちではどっちも無視しちゃったので、今年はご紹介できませんでした。)がイギリスの秋の夜を盛り上げる行事です。
 
これからはじまる、夜が長-いイギリスの冬に対する覚悟をきめて、意地でも楽しくやってやろうという意気込みの行事かもしれません。

クリスマス時季、午後3時をすぎると日没です。
     
ライトアップされたストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct。先週6時ごろの撮影。
 

11月の第2日曜日の戦没者追悼日(リメンブランス・サンディ Remembrance Sundayー11月10日の本欄参照 )と

11月11日の第一次大戦の終戦記念日 Armistice Day の2つの厳粛な行事が終わると、イギリスの秋は終わりって気分です。

赤いケシの花輪に囲まれた戦没者慰霊塔 war memorial。イギリス晩秋の風景。


どの町でも慰霊塔ではリメンブランス・サンデイの追悼式で花輪を捧げます。これはマンチェスター北部、ボルトン Boltonの市庁舎前。

この2つの厳粛な行事が終わるといっきに自粛していたお店やテレビのコマーシャルがクリスマス商戦解禁、ってムードになります。

(ハロウイーンが終わるとすぐクリスマスの飾りつけをする商店街や自治体もありますが。)

クリスマスの準備開始、すなわちイギリスの冬の到来!

伝統的にはクリスマス・イヴ(12月24日)の午後までクリスマスの飾りつけはしないことになってるそうなんですが。

しかもまだ11月!

家庭では、どこもだいたい12月の最初の週末にクリスマスツリーを出しちゃうようですね。

特に子供がいたらなおさら早くなる傾向らしい。商業主義につられて。


ボルトンの市庁舎前で、先週 火曜日にクリスマスの電光ディスプレイを揚げる作業をやってました。



きのう撮影した、ストックポートのマージー・スクエア Mersey Square(ザ・プラザ The Plaza があります。9月6日の本欄参照)のクリスマスツリー。


てっぺんは2階の窓にとどく高さ。栽培農家から買った、イギリスではクリスマスツリーとしておなじみの生のカナディアン・パイン Canadian pine(松の一種)です。伐って台に取り付けてあります。

ショッピングセンター、マージーウェイ Marseywayのいりぐち。





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