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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ショッピングセンター探訪再び!店内の密を避ける工夫と満開のサクラの木に成就を祈願する善男善女の願い事

2021年04月21日 06時40分11秒 | 気になる出来事、社会情勢
一家3人でぞろぞろとストックポートのタウンセンターに買い物に行きました。



息子の新しいスマートフォンを買うために、夫と息子が携帯電話屋に入りました。

ロックダウンを段階的に解除している今、店内に入れる人数の制限があるため、スマートフォン選びにはお呼びでない私は店の中に入るのを遠慮しました。

銀行で用を済ませて、願い事を書いた札が下がった作り物のサクラの木、Wishing Tree を見て、本屋と靴屋と安売り衣料の量販店、プライマーク Primark に入ってすぐ出てきたりしたのですが、スマートフォン選びに時間がかるようでした。

並んでいるデッキチェアーのひとつにゆったり座ってスマートフォンをながめてしばらく過ごしました。



女性の2人組がたくさんの買い物袋を提げて安売り衣料量販店のプライマークから出てきて....


私のとなりに座っていた、連れらしい男性2人に合流していました。

ショッピングセンターのデッキチェアーはこの場所だけではなく、他2か所にもかたまって並べてありました。
最初に見た時に、この曇り日の肌寒い日にデッキチェアーに座ってくつろぎたい人なんているのかなぁなんて思ったのですが、店内での「密」を避けるためショッピングに興味のないお連れ様に外で待っていてもらうためのいい工夫だということに気づきました。

男性2人は連れの女性たちの服のショッピングに付き合わずにすんで安堵したはずです。

これがウィッシング・ツリーです。


先週の水曜日よりも下がっている札がぐっと増えています。

どんな願い事が書かれているのか一番近い札を読んでみようと思ったのですが、乱筆の筆記体で、しかもちょっと微妙に遠すぎて読めませんでした。
名前と連絡先(スマートフォンの番号)を書いている人もいるので誰にでも簡単に手に取って読めるようならちょっと困りますね。



願い事を書いてポストに入れておくと、成就のために誰か関係者ができるだけ力になってくれるらしい!!!!!この企画に急に興味がわきました。
しおりのような札を一枚持ち帰りました。
ダメ元で書いてみようかな、という願い事を思いつきました。

プライマークとウィッシング・ツリーについての記述もある、ロックダウン解除の段階について書いた記事のリンクです☟
着々と進むロックダウンの段階的解除、その第2弾、用事があって行った平日のストックポートでは願い事がかなうらしい!!



プライマークは正面口で出る側と入る側に分けて、とても厳密に人の行き来を管理しています。
(写真にも入り口に立って指図する女性が写っています)
人と人の顔が向き合わないよう一方通行を徹底させるよい工夫です。
ただ一歩入れば、もう中の人の流れはグーッチャグチャ!

安売りの衣料店ってまわりを見ないで突き進む分別をなくした女性客が多いですね。
前回よりはすいていましたがニアミスも多く、こわくなってまたすぐに出てきました。
意味ないことこの上なし!
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着々と進むロックダウンの段階的解除、その第2弾、用事があって行った平日のストックポートでは願い事がかなうらしい!!

2021年04月15日 05時32分32秒 | 気になる出来事、社会情勢
4月12日にイギリス全土でロックダウンの解除第二段階がはじまって2日たった昨日、ストックポートのタウンセンターに行きました。



以下写真は、ほぼ4か月ぶりに再開したショッピングセンター、マージー・ウェイ Mersy Way のようすです。

前回の3月29日、最初の解除の時は人との交流の制限が大きく取り払われたのでした。
(屋外で6人、あるいは人数制限なしの2世帯までの人が会ってよい、屋外スポーツが解禁、結婚式に6人まで招待できる等)


今回の第二段階は、経済活動の再開です。
食料品、医薬品、保健衛生品などの生活必需品を販売する店以外は12月末から営業禁止だったのですが、今週の月曜日からはすべての店を開けてよくなったのです。
理美容院も再開です。

夫がタウンセンター近くの診療所に血液検査に行ったついでに足をのばして、タウンセンターにあるスーパーマーケットで一週間分の食料品を買い込みました。

おなじみ、庶民派スーパーマーケット、アスダ Asda です。
駐車場にクルマをとめて、夫と私はショッピングセンター内にある、それぞれ別の眼鏡店に視力検査の予約をしに行きました。
夫はスマートフォンの修理もたのみました。

マクドナルドの前に長い行列ができていました。


店内の飲食はまだできません。
やっと屋外席で食べられるようになりました。
先週まではテイカウェイ(持ち帰り)営業のみでした。


それにしても、人出が多いこと!


クルマをおいたアスダの店舗から一歩出て一瞬、ひるみました。
すべての店は人数制限をしていますし、外で人と一瞬すれ違う時には間隔をあけるソーシャルディスタンシングの習慣がすっかり根付いているためあまり不安はありません。

ワクチンを1回は打っているのですし!



頭上高く開放感のあるガラスの屋根におおわれたアーケードの下は、それでも何となく「屋内」の感覚です。
(寒い日で吹きさらしでしたが)
そのせいか、マスクをして歩いている人をたくさん見かけました。



あるいはショッピングセンターの軒を連ねた店に次々と出たり入ったりするのにマスクをつけたり外したりするのが煩わしいからずっとつけっぱなしにしていた人が多かっただけかもしれませんが。

「屋内ではマスク」の習慣がかなり浸透したイギリスですが、屋外でマスクをしている人を見る機会はやはり、とてもとても少ないのです。

以前の記事に話題を戻して、コロナウィルスのワクチンについて続きです。
女王陛下の夫君、プリンス・フィリップが亡くなったことでイギリス国内でもニュース性が途切れてしまったのです。

現在では、イギリスでも血栓の発症とアストラゼネカワクチンの接種の因果関係を認めています。
なぜおこるのか、医学的な解明はまだなされていないそうですが。

日本でも報道されたはずですが、3月31日の夜8時20分までにアストラゼネカ・ワクチンが接種された2020万人のうち、血栓の症状がみられた人数は79人を数えたそうです。
そのうち19人が亡くなっています。

もう「偶然だ」と言っている専門家はいないようです。

ただし、危険度と効果をはかりにかければ、それでも圧倒的に効果のほうが勝っているというのが大勢の意見です。
政府も科学者もごくわずかな危険性はあるものの、やっぱりアストラゼネカワクチンの接種を受けてほしい、と公式に国民に要請しています。

接種後に血栓が出て死亡する確率は100万分の1。
発症するのは60歳以下の女性が多いようですね。
若い女性にはできるだけ他社のワクチンを接種できるよう、これから供給の方向を少しずつ変えていく方針のようです。
もうすでに50歳以下の健康な人たちへの接種が始まっています。

イギリス連合王国の昨日の新規感染者数は2,491人、日本の3,367人を下回っています。
ワクチン接種が効果をあげているのです。

私が接種を受けた3月には「ワクチンは感染しても症状が出なくするのがそもそもの目的であって、感染を防ぐ効果はおもな目的ではない(ある程度は期待できるが、2度目の接種後の感染も充分ありうる)感染を防ぐ効果は今のところ保証されていない」と広く言われていました。
今では、感染予防効果も充分上がっていることを人数が証明しています。



月曜日のニュースでは、人気店舗の前に朝の5時から行列していた大勢の客が9時の開店と同時に人数制限を受けてうれしそうに店の中に入っていく様子が何度も何度も放送されました。
バーミンガムの巨大なショッピングセンターの映像でした。

規模が格段にショボいストックポートのこのショッピングセンターでも似たようなことがおこったのでは、と予想できます。

毎年、クリスマスの翌日に半額セールを開始する「ボクシングデイ・セール」と年明けの冬物一掃「ジャヌアリー・セール」でも夜明け前から店の前に行列ができるみっともない光景が年末年始の風物詩としてニュースで見られます。
人より先にバーゲン品をゲットしたい!欲望はまあ、理解できないこともないのですが....

ロックダウンが部分解除になって衣料品店が開くからって、その日のうちに開店と同時に駆け込まなくたっていいんじゃないかと思うのですが。
欲しいものはオンラインで買えるのだし。

ひと足先にアスダに戻るという夫と別れて、大型安売りファッション衣料店、プライマーク Primark にこわごわ入ってみました。
つい、ショーウィンドウに貼られていたポスターでモデルが着ていた£3-50(格安)のティーシャツにひかれて....。

店の前の長い入場制限の行列はするすると迅速に進み、1分も待たずに店内に入れました。
が、目当てのティーシャツはすでに売り切れていたのみならず、客が多いわりには品薄状態、棚は散らかっていて殺伐としたムードでした。
残り少ない品々をたくさんの若い女性客がガンガン網のカゴに詰め込んで買い物している様子に怖くなってすぐ店を出ました。

マンチェスターあたりで数年前よく見かけた中国人買い物客のショッピング風景みたいでした。
ロックダウンの憂さ晴らし?
目についた安物衣料品を片っ端からカゴに詰めるショッピングのだいご味はオンラインショッピングでは味わえません。

ニセモノのなかなか良くできたサクラの木にしおりのような短冊がいくつかさがっていました。


ウィッシング・ツリー Wishing Tree というようです。
願い事を書いてポストに入れると、サクラの木に下げてもらえるようですね。

七夕のようです。

クリスマス前には恵まれない子供たちがプレゼントに欲しいものを書いた札が下がったギビング・ツリー Giving Tree という名のクリスマスツリーが置いてありましたっけ。

自由にとって書いてよい紐のついたカラフルな厚紙の短冊(三角に切り込みが入っていて、西洋の伝統的なしおりの形です)には願い事と連絡先(電話番号)を書く欄がありましたよ。
誰かが願い事達成の手伝いをして、連絡してくれるようです!!!
説明書きにそう書いてあります!「すべての願いをかなえる保証はできかねますが、できるだけのことはしてあげます」と!!

おなじみの記念写真スポット、ブランコのベンチも、今回はサクラで飾られていました。


マスクをした警備員(SECURITY と書かれたポロシャツを着ていました)は、客が密になるのを防ぐために配置されているようです。


もっと規模の大きいショッピングエリアで警備スタッフが列になった客の間隔をあけるよう、行きあう人どうし向かい合ってニアミスにならないように誘導している様子がテレビのニュースでうつっていました。

クリスマスの後にロックダウンで店を閉め、そのまま二度と開店できなかった店もたくさんあるようでした。


この店はそういえば、去年の最初のロックダウン以来ずっとシャッターが閉まったままだと思います。


経済的な打撃が非常に大きいのはイギリスのどこの町も同じです。
....私は去年の3月以来、ストックポート以外どこにも行っていません。ニュースはよく見るのですが。




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イースターの休暇は終わり日常に戻る...ワクチン接種効果が確実に上がっている、4月に雪が降ったイギリスにいて思うこと

2021年04月07日 06時33分49秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日は雪が降りました!
アラレかヒョウも降りました。
その前日、最高に晴れ上がったイースター・マンデーに近所を散歩して撮った写真です。

晴天のイースター・マンデーの朝、庭のフォックス・グローブに霜がついているのを発見しました。


晴れてはいるものの、風の冷たい1日でした。



一昨日、散歩の途中で出会った年上の知り合いと立ち話をしました。
話題は、ワクチン

その人は2か月前の接種後、けっこう大変な副作用があったそうです。
いえ、血栓とかショック症状などの重篤な症状ではなかったそうですが、かなりの高熱が3日続き嘔吐と激しい頭痛、全身の軽いしびれ、悪夢まであったそうです。



もうすっかり回復して日常生活に何の差しさわりも出ていませんが、2度目の接種を躊躇しているようです。
もちろん医者と相談して、2回接種の必然性がどのくらい高いか、再びそんなひどい目に合う可能性を考慮しても接種を完了する意義があるかどうか確認するそうです。

賢明です。

少なくとも1回受けていれば、ウィルスの耐性がかなり上がるそうですし。
医者は、それでも2度目の接種を薦めるのではないかと何となく思うのですが。



私たちぐらいのあるいはそれ以上の年齢の人が接種後初めて会った人と話すのはたいていワクチンの副作用についてです。

その人を含めて7人の、接種を少なくとも1回は受けた人と話をしました。
その人たちの家族や同僚などの例も含め私がきいた話によれば、たいていの人には何らかの反応が起こっているようです。

翌日だるかったけど仕事に行った、という人や腕がちょっと重くなったくらいの軽い症状や私のように1日だけ熱が出て寝込んだというのはごく普通のことのようです。



1回目は症状がなかったけど2回目にはあった、あるいはその逆、どちらもあったという人もいるようです。
全く何もなかったという人ももちろんたくさんいるそうです。

「ワクチンの副作用」で検索してみると、「副作用のあった人はコロナにかかっても症状が出ないはず」と言われていたことが分りました。
全く根拠のない説だそうです。

......とりあえず、(サンプル数が極端に少なくて恐縮ですが)私の周りに限って言えば副作用を経験した人は多いようですが、すべて回復しています。



まだ接種後の血栓の症例をアストラゼネカ・ワクチンと結びつけようという動きが世界各国であるようですし、因果関係はまだ解明されてはいないものの、実際に症例が非常に少数ですが増え続けているようです。

まだ一般の人への接種がほとんど始まっていないという日本では海外で(や国内での医療従事者へ)の接種後の重篤な副作用のニュースをきいて不安になっている人が多いと聞きました。

不安はもっともだと思います。が...

すくなくともお年寄りや既往症のある人は自分の番が回って来たら受けた方が良いと私は思います。

もちろん、副作用が絶対に起こらない保証はありません。



日本ではまだまだ感染する確率はイギリスや南米、ヨーロッパにくらべればずっと低いようですから、気をつけてさえいればワクチンなんか打つ必要はないと思う人がいるのは妥当なのかもしれません。
特にアレルギーなど医学的根拠に基づいた心配がある人などは医者と相談して決めた方がいいでしょう。

13万人近くの死亡者を出し、年明けの2週間は連日新規感染者が5万人を超えたイギリスです。
2月にはケント・ヴァリアント(イギリス変異株)が大勢となり、ワクチンを受けないという選択肢はまず考えらない状況でした。

結果的には、現在イギリスでは数字の上では収束には程遠いのですが1日の新規感染者数は2000人台、死亡者は20人前後、と日本と同じレベルに落ち着いています。
感染抑え込みの優劣に関しては、イギリスと日本は逆転したとみていいのではないでしょうか。
感染者数をこれまで抑え込んできていたものの、ワクチン接種計画に後れを取ってオリンピックまでやろうとしている日本で感染者数は確実に増えているようですから。


副作用で死ぬ確率は非常に低いのですがいったんコロナにかかったら、お年寄りや既往症のある人はかなりの確率で死にます。
副作用があるらしいワクチンを受けるべきか拒否するべきかと迷っている人がかなりいるらしい日本人はイギリスや南米や、去年のイタリアのように「このままだったらみんなかかって、そのうちかなりの人が死ぬ」という、いつの間にか普通の感覚になってしまった恐怖をまだわかっていないように思えるのです。

核戦争や津波や(予防のできない)ガンで死亡するのは悲しいことですが避けられないことでしょう。
コロナでの死亡はワクチンさえ打てば避けられるのです。

日本でもオリンピックまでにできるだけ多くの人が接種できるといいのですが。
オリンピック前に自分の番が回ってくる危険度の特に高い人たちは、ぜひ受けてもらいたいです。





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再生の時期、春の訪れを祝うイースターの前日にオタマジャクシを見に行った

2021年04月04日 05時50分42秒 | 気になる出来事、社会情勢
ハッピー・イースター Happy Easter!


イースター・サンデーです。
グッド・フライデーの金曜日から普通の土曜日をはさんで、月曜日(スプリング・バンクホリデーという休日)まで4連休です。

あいかわらず晴天の「普通の土曜日」の昨日、ハッピーヴァレーの小川沿いの散策道を通ってストックポート日報ではすっかりおなじみの自然観測池に行きました。


春のシンボル、オタマジャクシ探しが目的です。

観測デッキには人がいっぱい。


オタマジャクシは見当たりません。
子供たちが網ですくっているのはオタマジャクシではなく、水中に住むデンデンムシやミズスマシのような昆虫です。
たぶんオタマジャクシ目当てで来てるんでしょうけど。

横にまわって....




ぬかるんだ池のふちにしゃがみこんで澄んだ水の中をじーっと観察していると.....


ぽつり、ぽつりと時々見かける黒い小さなオタマジャクシがにゅるにゅるっと水草のあいだを縫って泳ぎぬけていきます。
写真に撮ることはかないませんでした。


同じ場所で撮った大量のオタマジャクシと卵の写真で充実している3年前のストックポート日報の記事3本のリンクです☟

おなじみカエル池 幼少期のトラウマがカエルの生涯に与える影響の考察

またまたオタマ、かわり映えしない?そんなことない!よく見ると.......♩♩


カエルの卵がかえる春のおとずれ、オタマジャクシの命のはかなさ、うじゃうじゃ


大量に産卵されてウジャウジャ孵化したはずのオタマジャクシは一体どこに行ってしまったのでしょうか。
サギや魚に食べられた?
あるいは干あがった池の水とともに昇天してしまったとか?

(☝にリンクを貼ったのはいずれも5月の記事でした!今はまだ4月になったばかりです。もしかしてこれからウジャウジャ産卵が始まるのでしょうか?.....いえいえ、昨日見た数匹のにょろにょろは先駆けではなく、生き残りだと思います。)

もうすぐ黄色い花が一面に咲き広がる野生のショウブが足もとに生えているこのぬかるんだ地面はちょっと前までは池の底だったはずです。


カラカラの晴天続きで池が周りから浅く干あがり、池のふちが後退しています。

あいかわらず、ぬかるんだ泥のふちと池の境界があいまいで、小さな子供たちが歩き回るのはけっこう危ないはずなのですが、あまり気にする人はいないようです。





観測デッキが張り出しているあたりは雨の多い冬には2mぐらいの深さがありそうです。
ショウブとスイレンが初夏には見ごろになるこの池の横側は水深は大したことなさそうですが、ドロドロズブズブ「底なし沼」のような様相です。

小川も半分ぐらい干あがっていました。


赤っぽい砂地がいつもより広く表面に出てきていました。

遊歩道の右側が小川で、左側が広大な空き地になっています。


天日で干されてかちんかちんに乾いたモグラ塚が点々と丘の上まで続きます。


モグラがもっこり土を押し上げた「モグラ塚」はどこの空き地でもよく見かけますが、モグラを見たことはまだ一度もありません。
夜にしか出歩かないらしいですね。
一度は見てみたいものです!

夜間に押し上げられて崩されたやわらかく湿った土は日中からからに乾きます。
いちど乾いた土にはその後しばらく草が生えることもなく緑の草地に白っぽい水玉模様を長く残します。



いくつかの、牧草地と遊歩道のあいだにある垣根が押し倒されたり取り払われたりしていました。


仮の垣根だけではなく、板垣の杭も等間隔で引き倒されて地面にならべられていました。


幅の細い遊歩道を歩く人たちが行きあうと、どちらかが暗黙のうちに脇にそれて向こうから来た人が通り過ぎるのを待つパンデミック下のエチケットが確立してもう一年になります。
近くですれ違うのを避ける、ソーシャルディスタンシングの実行がすっかり根付いた今、道をあけるスペースを横に提供するための工夫ではないかと思います。

一瞬ひるむほどの、たいへんな数の人出でした。


屋外でしたので「密になって危険」では決してありません。

天気がよくて、感染者数が急激に減ってきているイギリスです。
ワクチン接種が功を奏して、2週前の1日6,000人台から昨日は3、423人までに減ってきています。

それでも油断は禁物、気のゆるみは命取りになります。


イースターには別に何もしません!
隠しておいたイースターエッグを息子にやります。
安っぽいピンクのウサギ型のチョコレートを私が食べます(隠さずにキッチンの棚に堂々と飾ってあります)

本来食べるはずのグッド・フライデーには間に合いませんでしたが、自家製ホットクロス・バン hotcross bun をまたまた焼きました。




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ロックダウンの段階的な解除とホーリー・ウィークのはじまった天気がよくて花盛りの昨日のイギリス

2021年03月30日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢


昨日はとてもいい天気でした。
写真は出がけに目にした春らしい花の数々です。
まずはイースターの頃の花、ラッパスイセンが花盛りのおなじみ木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる空き地から...




コートを着ないで、近所の商店街に買い物にでかけたら.....

やれやれ、イギリス人の多くはさっそく半袖のティーシャツ、ショーツ(半ズボン!)、サンダルなどの季節を超越した思い切った軽装で出歩いています。
心地よい暖かさ、さわやかな涼しさが楽しめる3月の終わりらしい天候でした。(暑がりの私でもさすがに半そではちょっと...)



イギリス人はとにかく日光に照らされる皮膚の面積をがむしゃらに拡張したいのです。
前庭で日光浴していたお向かいの奥さんはビキニ・トップにショーツ姿でした。

それなのに、真冬のようなナイロンのキルティングコートを着ていた人もけっこういたのがイギリスの奇妙なところです。





昨日3月29日から、4段階にわたるロックダウン解除 Lockdown Lifting の第一段階が始まりました。

6人まで、あるいは人数の制限がなく2世帯までの人たちが屋外で会ってもいいことになりました。
.....とはいっても、学校が再開してから毎日、公園で放課後子供たちをいっしょに遊ばせる10人前後のお父さんお母さんたちの集まりを公園で見かけますが....



泊りがけの遠出をしないかぎりは外出もok。
....はっきり言って、もうみんなかなり出歩いているようです。
仕事や学校の送り迎えはもちろんのこと、あいている店もあるのですからのぞいたり公園や風光明媚な遊歩道などに足をのばしてみたり....



テニスやゴルフなどの屋外スポーツ、サッカーやラグビーなどの団体競技もしていいことになりました。
サッカーやラグビーがダメそうなのは納得できますが、昨日までテニスやゴルフをしてはいけなかったというのが意外です。
ちょっと離れた公園で、若者たちがワイワイ集まってバスケットボールの、デフェンスの練習をしているのを冬中よく見かけましたが、目くじら立てて糾弾する人もいませんでした。



結婚式の披露宴をしてもよいことになりました。6人まで招待できます。



理/美容院、ジム、生活必需品を売る店以外の店や飲食店(外の席のみ)の営業は4月12日以降まで待たなくてはなりません。
と言っても、オンラインで注文支払いを済ませて客が買ったものをとりに行くクリックor コレクトという方式の営業をずっとしている店はたくさんありますし、食べ物や衛生用品もおいているので営業を続けられるよろず屋形態の店がどこも繁盛しています。
飲食店の多くはテイカウェイ(持ち帰り)営業でずっと店を開けています。

そんなわけで、「やった~、ロックダウンがあけたぞ~!」という感慨と開放感はみじんもありません。

日曜日がパーム・サンデー Palm Sunday(キリストがエルサレムに入場したのを記念する日)でした。
そして今週末のイースター・サンデー Easter Sunday までホーリー・ウィーク Holly Week なのですが、教会に行くキリスト教の信者以外の人たちにとっては本当にどうでもよい暦です。




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ワクチンの供給とEU諸国の事情:オリンピックはやめた方がぜったいによい!!

2021年03月27日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
前回の記事のつけ足しです。



写真は一昨日行った、ドイツ資本の一風変わった品ぞろえの格安スーパーマーケット、リドル Liddle の向かいの公園の春らしい光景と、昨日通ったうちの近所の児童公園のあるコモン(共有の空き地)です。

どちらも学校の下校時間でした。
イングランドでは子供たちの登校が3月8日に始まって2週間たったところです。



EU諸国がオックスフォード-アストラゼネカ・ワクチンの接種を再開することになってから、しばらくたちました。

多くの国で3月19日以降に接種を再開しているようです。
.....と言っても、接種を拒否する人も多いらしく、ヨーロッパでは接種計画があまり進んでいないらしいですね。

供給量も問題だそうです。

けっきょく、血栓などの重大な副作用が発生した率はめちゃくちゃ低く、しかも因果関係が医学的にぜんぜん証明されていないのに最大手ワクチン製造者のワクチン接種を国家ぐるみで拒否することになった理由は....「やっかみ」だといわれています。

供給量が予定していたより低く、各国の元首が公約した接種計画がほとんど破綻してしまった責任をイギリスの製薬会社と、ほぼ同時にブレクシット(イギリスのEU離脱)を完了したイギリスに押し付けたかった、ということらしいのです。

いえいえ、本当はそんなに単純なことではないのですが、イギリス人の多くはこんなふうに理解しています。

承認と契約をいち早く完了したイギリスにはじゅうぶんな量が早くから供給されています。

イギリスがまだEU加盟国であったら、そんな抜け駆けは許されていないはずです。
そんなこともEU諸国の指導者の癇に障る点でしょうね。
ブレクシットとワクチン接種計画を強行に推し進めてきたボリス・ジョンソン首相の手柄顔が目に浮かびます。

ジョンソン内閣もブレクシットも大っ嫌いですが!

たしかにイギリスではワクチン接種計画が異例の速度で進んでいます。

健康に問題がなく人の役に立つ仕事をしているわけでもない50代の私がこんなに早く接種を受けられて、医療崩壊が目前だったイギリスの重症者数を95%も減少させた「結果」を評価しなくてはいけないでしょう。

アストラゼネカ・ワクチンはイギリスの国家予算を使って開発されたのですから、イギリスが優先的に供給を受けたっていいんじゃないか....とこっそり思う私です。

ところが、ややこしいことにアストラゼネ・カワクチンの大部分はEU諸国で製造されているそうなのです。
製造しているイタリア、オランダなどがアストラゼネカ・ワクチンのイギリスへの「輸出」を阻止/制限する法律を作ってしまったそうです。



そういうわけで、4月以降のイギリスの接種計画に多少の遅れが予想されています。
仕方のないことなのでしょう。
接種を受けないことには命の危険が予想される人たちすべての接種が少なくとも一回はほぼ完了した今、遅れている国々での接種計画を支援する役割を担ってもいいはずのイギリスです。



ワクチンを接種する資格を取って近隣の町の接種会場で注射してまわっているお友達のいる、イングランド南部に住む友人が教えてくれた話です;
たいていの接種会場ではかなりの量のワクチンが毎日余るそうなのです。
接種計画が始まって間がない頃は当日使い切れなかった分を廃棄処分していたそうです。
オンラインニュースなどでも問題になっているという記事が載っていたらしく、多くの人が知る事実です。

そこで、できるだけ無駄を出さないために、接種の優先順位など全く無視で会場が閉鎖する午後10時近くになってあまりそうだとわかったらスタッフが手分けして10分、20分以内に来られそうな近隣に住む友人、知人に電話をかけまくって飛び入り接種を受けさせていたそうです。

この話を聞いたのは、まだ「70歳~75歳と重症化しやすい非常に重篤な基礎疾患のある人=第4プライオリティ・グループ」の接種が始まったころでした。

「非常に重篤な基礎疾患」である、人口透析を受けている30代の妻に会場まで付き添ってきた30代の健康な夫に、「余ったのでよかったらどうですか?」なんて言って接種を受けさせたそうです。



「ずるい、割り込み!!」なんて全然思いませんでした。
余った貴重なワクチンを捨ててしまうよりはよーっぽどいいですよ。



今では(もう一回目を受けた私にも)Facebookや、テキスト・メッセージやらに「55歳以上でまだ受けてない人はさっさと予約して受けちゃってください」なんて言う自動メッセージが入ってきます。

場所によっては55歳以下の人も受け始めているようです。

ワクチンの供給がままならない、とぼやいているフランスやベルギーではせっかく十分な量を用意して準備した立派な接種会場に接種希望者がぜんぜん集まらなくて大量に廃棄した、なんてニュースをやっていました。



子供のころから結核やら日本脳炎やらポリオやらの予防接種を受けてきた私たち日本人と違って、ヨーロッパにはもともと種痘をおっかながる文化的背景があるようなのです。
それに加えて、政府が「アストラゼネカワクチンは危険だから使用は見合わせる」なんて言うものだからっ!!!
ヨーロッパで接種計画が進まないのは(少しは)自業自得なところもあるのではないでしょうか!?

感染爆発第3波が来るっていうではありませんか。

この状況が7月までに大きく改善するとは思えません。

オリンピックは無謀です!

サクラも今、花盛りです。


おまけ。
うちのリヴィア。




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たくさんの死者が出たイギリスにとってワクチンとは.....?のんきにネコの写真を撮ってこの1年を振り返る....

2021年03月24日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
ネコ自慢の時間がやってきました。


昨日撮った、うちのネコ2匹の写真です。



グレーの濃淡トラ柄ブチが息子のティブ、黒の単色ブチが母のリヴィーです。



話題はおなじみコーヴィッド(コロナ・ウィルスによる感染症)。

昨日はイギリスにとって記念すべき「コーヴィッド一周年」だったのです。



はじめて感染者が確認された日なのか、それとも初めて国内で死亡者が出た日なのか?
違います。



2020年、3月23日にイギリス全土がイタリア、スペインに次いで最初のナショナル・ロックダウンに踏み切ってからちょうど1年たつのでした。
誰にとってもわかりやすい、コーヴィッドがらみの節目の日です。

女王の弔辞、正午の黙とうを捧げる各地の人々、教会での追悼礼拝、首相の空威張り誇示演説などがテレビのニュースで一日中報道されていました。
死者をいたみ、怒涛のようなこの1年を振り返る日でした。



一昨日の終わりまでにイギリス全土で126,284人の人がコーヴィッドでなくなっています。(日本は9、633人ですね)
昨日の新規感染者は5,379人で、コーヴィッドによる死亡者は112人。(日本はそれぞれ973人と26人)

驚異のスピードで進むワクチン接種計画が効果を上げ、パンデミックがゆっくりと収束に向かっているというイギリスで、まだ毎日5千人以上も感染しているのか!?
本当にワクチンが効果をあげているのか!?と思われた方もあるでしょう。

年明けの週には毎日5万人台の新規感染者が出ていたのですから....(1月8日には6万人を超えました)

ね、減っているでしょう?
昨日は、パンデミック以来初めてパンデミック以前の(コロナと無関係の)一日の平均死者数を下回った!のです。

接種後に血栓の症状が出る例が報告され、ヨーロッパの多くの国がアストラゼネカワクチンの使用を停止しているようです。
日本でも大きな話題になっているそうですね。
先週の時点で、ヨーロッパ全土で接種を受けた500万人以上のうち血栓の症状が出た人はたったの33人、医学的な因果関係は証明されていない(偶然かもしれない)のです。

.....接種を受けようかどうしようか、と日本で迷っている方の参考には全くならないかもしれませんが.....

ここ、イギリスでは選択の余地がほぼありません。

特定の人種で形成されるコミュニティーには「人体実験説」や「陰謀説」が根強くあるようですし宗教がらみの禁忌や現代医学を信じない、種痘が怖いという人たちもまだまだいるようなのです。
アレルギーなどがあって医学的根拠のある不安を持つ人もいるそうです。

....そういった人たちを除けばほとんどの人が接種を受けることにためらいはありません。

高齢者やうちの夫のような既往症のある人たちは感染してしまえばかなりの確率で死んじゃうでしょう。(それは日本でもどこでも同じですね)

イギリスではうじゃうじゃいるといわれているケント・ヴァリアントの感染者がどこにひそんでいるのか全くもって見当がつかないのです。

怖いですよ。
ケント・ヴァリアント(日本でいう「英変異種」)に感染した人と接触を持てばほとんど確実に感染するのですから。

イギリスでは日本と違って高齢者のほとんどすべては家にこもっています。

そこのところが、感染者数が一日にたったの1000人以下の日本では理解されていないように思えるのです。
イギリスに「血栓が怖くてワクチンを受けない」人がそれほどいるとは思えない理由がわかっていただけたでしょうか。

イギリスでお年寄りや既往症のある人が接種を受けて血栓で死ぬ確率は限りなく低いのですが、接種を拒否してコーヴィッドで死ぬ確率はかなり高いのをみんな理解しています。

日本でもお年寄りや既往症のある人は感染すれば死亡する可能性は高いはずですが、(生活環境や場所にもよるでしょうけど)感染する可能性はイギリスや、アメリカの都市部にくらべればすごーく低そうですね。
血栓やそのほかの副作用が心配ならば、「ワクチン接種を受けない」選択も充分考えに入れてよいのかもしれません。

500万人に33人て、とても危険とは思えない確率の低さだと私には思えるのですが....






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不景気!シャッター街のストックポートを歩く!店が閉まっているのはただ単にロックダウンの行動規制のためだけではなさそうな

2021年03月19日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
おなじみのスーパーマーケット、アスダにクルマをとめて、ストックポート・タウンセンターにある郵便局に行きました。


運転免許証の更新のためです。

ひさしぶりに「ちゃんと」端から端ま歩いてみた、ほとんどの店が閉まっているロックダウン下のストックポートのショッピングセンターレポートです。

不景気...


空までも、どんよりしていました。


営業を許可されている「生活必需品」を扱う店がぽつりぽつりと点在しているため、それなりの数の人たちがロックダウン下でもショッピングを楽しんでいるようでした。

道行く人々のほとんどすべてが黒っぽいナイロン製のコートを着ていたのでどんより感がいや増してしました。

けっこう繁盛していた、「1ポンド均一店」のうれしそうな表示には....


「地域を支える一端を担うことができて誇らしく思います(意訳)」と書かれています。
コロナウィルスのパンデミックとともにセットで記憶されることになるであろう、「虹」と「ハート」のイメージは連帯、希望、(特に医療従事者への)感謝の象徴です。

1ポンド均一店はスーパーマーケットと同じで、生活必需品である医薬品と食品を扱っているために営業が許可されているようです。


だからと言って、感染拡大を避けるために家にいるべき人たちをショッピングに駆り立てる営業がはたして正当化されるのか....?という微妙な立場の営業です。

あらあら、同じチェーン展開の1ポンド均一店が、ショッピングセンターの真ん中あたりでは閉店セールをやっています。




「最終日! FINAL DAY!」なんて書かれていますが、この文句は売り切るまで何日でも何週間でも表示され続けるのが普通です。
「90%OFF!」なんてムチャクチャなことをしているので、おそるおそる入ってみました。

大量のDVDが、出入り口近くの床やワゴンの上や段ボール箱の中や、とにかく売り場の棚ではない場所に散乱していました。
全部が90%引き対象の商品みたいでした。(聞いたことのないタイトルの映画のDVDばかり)
他のものはすべて売り切ったようです。

DVDは絶対に生活必需品ではありません!

床面積の80%を占める立ち入り禁止の奥には事件現場のようなテープがはりめぐらされていました。
すべての棚がとり下ろされて床に無秩序に積まれた店内は災害現場のような様相でした。
ここまで荒んだ状態の営業中の店をいまだかつて目にしたことがありません。

となりの美しいアール・デコ建築の店舗は閉店して2年以上たつマークス&スペンサーという老舗デパートでした。


荒れ果てて寂莫感ひとしお.....

シャッター街くさいのはロックダウンの営業規制のせいだけではなさそうです。
どうやら、ロックダウンがあけた後も店を開けることなく店じまいに追い込まれた事業主も多そうです。



撤退したあとの店では改装工事がすすんでいました。
ロックダウンあけに新しい店が開店するらしいのはとりあえず喜ばしいですね。



セールの表示はクリスマスの後のギフト用品と冬物を一掃する節目の大セールの準備のためだったはずです。
クリスマスの終わりとともに今回のロックダウンが始まりました。

ここ北西部はたしかクリスマスの翌日はギリギリ、ロックダウン前だったので1日か2日ぐらいはセールのための営業をしていたと記憶しています。

☝いちばん最初の写真☝を見てください。
繁盛している庶民派スーパーマーケット、アスダの向かいは、比較的高級目の品ぞろえのスーパーマーケット、セインズベリーだったのです。

いつの間にか閉店して現代アートのような無機質なコンクリートの塊と化した空き店舗になっていました。


スーパーマーケットはパンデミックの影響を受けていないと思うのですが、このエリアはスーパーマーケットの激戦区です。
1ブロック先にはイギリス最大規模のスーパーマーケット、テスコが数年前に大規模店を開店して繁盛しています。

キリのいいところで撤退したのかもしれません。(私の勝手な推測です)

今回のロックダウンではカフェは持ち帰り営業で店を開け続けています。


ファーストフードレストランも然り。


「二階にもお席があります MORE SEATING UPSTAIRS」の白いネオンサインが点灯していますが、二階どころか店内の飲食は全国一律に禁止です。
店内の電灯をつけたらいっしょに点灯しちゃうしくみなのか、それとも客寄せ効果を狙ってわざとつけておいてあるのか....?

生活必需品販売とは関係なさそうな老舗の文具店が営業中でした。


「店内一掃セール当店で開催中 CREALANCE OUTLET IN THIS STORE 」の目立つ表示がありますが、もしかしてここも閉店準備中?

旅行代理店が開いていました。


おそらく、予約した人だけが店内でスタッフと面談する段取りになっていたはずです。

パンデミック収束が目前に見えてきたイギリスです。

夏には南欧やトルコ、北アフリカなど暑い国での海辺のホリデーに行く気満々の人たちが予約に殺到しそうな気配です。

「コービッド保証付き INCLUDING COVID COVER 」と書かれています。
コロナで旅行を中止せざるを得なくなったり、旅行中に発症したりなどのコロナがらみの不可抗力事態への対応が保証されているということでしょう。
コロナ検査で陽性判定して入国できなかった場合などにも旅行代金が戻ってくるのではないでしょうか。(詳細は調べていないのでわかりません)

ワクチン接種が異例の急ピッチで進んでいるイギリスでは夏の休暇シーズンまでに多くの人が接種を完了することが予想されているのですが、受け入れる国々ではまだまだなはずです。
接種を受けていても感染はするのですから、すべての海外からの入国者がじゅうぶん感染持ち込み源になり得ます。
入国の際の検査で陰性とされても、潜伏期間を経て滞在中に(すでに多くの現地の人と接触しちゃってから)陽性になる人もいるそうです。
イギリス人観光客を受け入れないことには経済が立ち行かない、せっぱつまった観光立国がヨーロッパ周辺の暑い貧しい地域にたくさんありそうです。
感染しても発症することがない接種完了者が、よその国で接種を受けていない人に感染させて死亡させちゃったりしたら.....本当にどうするんでしょうか。
それは、とにかく受け入れる国次第ですよね。

「オンラインでのご利用案内」の表示が貼ってある大規模チェーン店が多かったのです。


となりの眼鏡店チェーンは撤退していました。
オンライン営業だけで充分やっていける認知度の高いチェーン店は家賃や人件費を払って、各地のハイストリートに店を構え続ける是非を考え直す時期に来ているのかもしれませんね。

イーシグ e-cig (電子タバコ)屋のナサケナーイ表示です。


「ドアをノックしてください。店の者がドアをあけにまいります KNOCK ON THE DOOR SOMEONE WILL COME TO ASSIST YOU 」
というはり紙のASSIST のスペルが間違っていたので余分な 「E」がボールペンでぐちゃぐちゃッと塗りつぶされています。

そのまま貼っちゃってないでもう一度タイプして貼りなおしたらどうでしょうかっ?!

ドアに鍵がかかっていました。
写真を撮ろうとしたら、ターバンを巻いたシーク教徒の青年が内側から愛想よくドアをあけてくれました。
「ごめんなさい、予約してないんです」と言ってQRコードの写真を撮るふりをして、上の表示を撮りました。

オンラインで注文支払いを済ませて、来店の予約をした人のみが商品を受け取りに来ることができるクリック&コレクト営業 click & collect をしているようです。

ロックダウンがあけてもシャッターが下りたままの店がいっぱい残りそうなストックポートのショッピングエリアです。

運転免許証の更新は無事すみました。
郵便局で係の人に証明書用の写真を撮られたのですが、撮った写真を見せてくれない!のです。
(カメラはガラス張りのカウンターの外にあり、撮る人はカウンター内で遠隔操作をするハイテクなシステムでした)

後日、撮った写真が焼き付けられたプラスチック製の免許証が郵送されてくるそうですが、とんでもなくヘンな顔にうつっていたらどうしようと不安です。


コービッドというのはコロナウィルスによる感染症の正式名「コーヴィッド・ナインティーン COVID19 」のイギリスでのもっとも一般的な呼び方です。
日本でもっぱら使われる「コロナ」はウィルスの通称としてしか使われることはありません。











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ワクチン接種の副作用からほぼ回復、イースターまで2週間、コンビニエンスストアの直立ウサギのちょっと怖い笑顔

2021年03月17日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
アストラゼネカワクチンの副作用....

写真はちょっと歩いた場所の商店街にあるコンビニエンスストアのイースター・ディスプレイです。


熱は月曜日にはすっかり下がりましたが、今度は腕が重くなったのです。
接種の際、利き腕はどちらか聞かれ右と言ったので左上腕に注射されました。
そう言えば、腕が硬くなることもあるともいわれていましたっけ....

昨日の夜にはほぼ回復しました。

このコンビニエンスストアの独自のセンスの季節感と手作り感満載の飾りつけに注目し始めたのはごく最近です。
イースター、クリスマス、ヴァレンタインズ・デイ、そして母の日 Mothering Sunday(3月14日)。


(母の日プロモーション用の春色風船のクラスター飾りは1週間前に撮りました)

店のスタッフが工夫を凝らして独自に飾り付けているらしいところに好感が持てます。

母の日用に売られていたのはカードぐらいですが。


女の子と男の子のシルエットが相手に向かってとばすハートの形のシャボン玉が形作る虹....はヴァレンタインズ・デイプロモーション用の飾りつけです。

このスティッカーはこの店独自の手作り飾りではなくフランチャイズ・チェーンの親会社から指示された飾りつけかもしれません。

「虹」はパンデミック以来イギリスではすっかり定着した連帯、希望、(特に医療従事者への)感謝を表すビジュアルなシンボルです。
このままパンデミックが終わるまで残しておくつもりかもしれません。

入り口の右側です。


入り口の左側の、上着を着て直立した笑うウサギの素朴な表現....


ちょっと怖い。
ガラスに絵を描いた店のスタッフのオリジナルではなく.....



ピーターラビットのつもりらしいですね。
イースターと言えば、イースター・ラビット。

イースターの花である黄色いラッパ水仙がトレードマークのチャリティ団体、マリィ・キュリー Marie Curie を支援するためのキャンペーンをこの店で独自に展開しています。
20ペンスで賞品の「イースター・ムービー・ハンパー」が当たるくじを売っています。

たくさんの種類のイースター・エッグ(チョコレート)、ホットチョコレート、ホットクロス・バン hot cross buns(イースタ―の頃に食べる十字の刻まれた丸い甘いパン)の甘ったるしい詰め合わせに映画「ピーター・ラビット」のDVDがハンパーのなかみらしいです。

ハンパー( hamper カゴ)ではなく黄色いリボンがかかったセロファン袋のようですが。

くじの売り上げはすべて末期がんの患者の自宅でのケアをサポートするチャリティ団体、マリー・キュリーに寄付されるそうです。

Stockport Togeher という別のチャリティの支援もしているようです。


恵まれない子供たちのためにイースター・エッグを寄付する箱が設けられています。
ここにも登場、ピーターラビット。

たぶん映画会社に断りなくコピーしたイメージを使っているのでしょうが、チャリティーです、誰もかたいことは言わないでしょう。

ヨーロッパ各国がアストラゼネカ製ワクチンを使用停止にする正当な理由はないように思います。
この話はまたいずれ....。
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ついに私も受けた、コロナウィルスのワクチン接種!予約のバカバカしい不手際は別にして、いよいよ進む国民皆接種計画

2021年03月14日 06時37分05秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日の夕方、コロナウィルスのワクチンの一回目の接種を受けました。






「接種認定カード」にはハートに王冠 のかわいらしいロゴが印刷されています。
「コロナ」ってスペイン語やイタリア語などのラテン語系の言語で「王冠」という意味があったはずです。
憎いウィルス、まじめな接種計画にこんなかわいい表現を使っていいのでしょうか?

ちなみにイギリスでは「コロナウィルスによる感染症」のことはもっぱら 「コーヴィッド」とよんでいます。
日本でおなじみの呼び方、「コロナ」は単なるウィルスの通称としてしか認識されていません。

そうそう、私のワクチン接種。



夕方6時に予約した接種会場、マンチェスター・ラグビークラブにつきました。



1か月前に、夫が同じ場所で接種を受けました。

その時のことについて詳しく書いた記事のリンクです☟
むやみに寒い週末の午後、体調が心配だったうちの夫が待ちに待ったワクチン接種、これで少し安心できる(か?)


その日も土曜日だったのですが、静かでした。
今回の人の多さとは雲泥の差です。
午後6時から6時半までというおおざっぱな予約をした人たちが、接種会場のクラブハウスに向けて、駐車場を通って、ラグビー場に沿って、ラグビー場の終わりで折れ曲がって、グネグネと長蛇の列を作る様子を写真に撮りました。



日の長くなってきた、黄昏時の空に冬木立のシルエットに囲まれたラグビー場の景色はなかなか美しかったのです。
ソーシャルディスタンシング対応の間隔をとった長い長い列でしたが意外に早く進みました。



スマートフォンをながめながらつかつかと歩いて列のあいだが詰まると、係の人に注意を受けます。



2月に接種のはじまった、私の属する「健康に特に問題はなく、医療介護関係の仕事についているわけではない55歳以上~60歳=第8プライオリティ・グループ」は、夫の属する「70歳~75歳と重症化しやすい非常に重篤な基礎疾患のある人=第4プライオリティ・グループ」にくらべるとめちゃくちゃ数が多そうです。





この近くて便利なラグビー・クラブで接種を受けることになった経緯が込み入っています;
先週の火曜日に NHS(国家保健サービス)から私に手紙が来ました。
「NHS のウェッブサイトにアクセスして、接種会場を選んで予約の手続きをするように」と書かれていました。
そのウェッブサイトで予約ページに進むには医療関係ではおなじみの、本人であることを確認するための生年月日の他に手紙に記載された予約登録番号まで入力しなくてはなりません。

私の郵便番号からリストアップされた最寄りの会場のリストはびっくりするほど遠方で、不都合なことこの上なしな場所ばかりだったのです。
夫の時にいっしょに行った、車で15分足らずのこのラグビー・クラブはリストに入っていないのです。

「リストに上がっている場所が不都合ならば、一度閉じてまたあとで戻ってください、新しい会場が次々にオープンしていますから」というようなことが書かれていたので、1日数回開けてみることを繰り返したのですが、車で片道40分近くかかるマンチェスターのはずれにあるらしいクリケット場が最短距離なのは変わりません。
朝にはリストにあったそのクリケット場が夕方にはリストから消えていたりしました。(予約が埋まっちゃったんですね)

その翌朝、木曜日にまたリストに現れたそのクリケット場に4月3日の予約を入れました。

予約の確認とともに、会場で接種を受ける際に必要らしい「予約確認証明番号」がイーメールで送られてきました。

夫が予約した時とはシステムがぜーんぜん違うような.....。
夫の時は手紙などよこさずに、NHS からのテクスト(電話回線のメール)が送信されてきたって言っていましたっけ。
たしかラグビー・クラブ以外、会場の選択肢がなかったとも言っていたはずです。

その翌日(金曜日)、私のスマートフォンにNHSからテクストが入りました。
文面は「下記の会場(マンチェスター・ラグビー・クラブ)で接種を受けに来てください。希望の日付→時間帯を選んでください」という簡単なもので、クリック2回と本人確認のための生年月日の入力のみで予約完了です。

簡単!

翌日の土曜日の6時~6時半に空きがあったので即予約しました。
予約登録番号なんて不要ですし、予約確認証明番号も送られてきません。

そう、二重予約してしまったのです。
最初のめんどくさい予約を取り消そうと思ったのですが、スマートフォンのタブに残してあったウェッブサイトには何を入力しても「予約が完了しました」という予約確認ページに飛ぶばかりで、キャンセルの機能にぜんぜんたどり着かないのです。

あきらめて、ラグビー・クラブでの接種の際に事情を話してめんどくさかった方をキャンセルしてもらうことにしました。

....グネグネ長い列はすいすいと進み、10分もかからないうちに屋内に入れました。

入り口で額にかざす新兵器で体温を計られ、手のひらにドロっとしたサニタイザー(消毒剤)をたっぷり落とされ会場に入りました。
広い宴会場のようなフロアが接種会場です。
会議室に並べてあるような細長いテーブルと積み重ねられるプラスチックの椅子が間に広い空間をあけて壁際に一列ずつ並んでいました。

入り口でとめられ、待っているとすぐあいた接種担当者が手をヒラヒラ振って合図してくれました。
係の人に「5番にどうぞ」と促され、「5」と大きく書かれたコピー用紙がセロテープで貼られた椅子に座って......

名前と生年月日を言えばラップトップで予約の確認はすぐに完了。
注意事項や接種の目的などの短いレクチャーのあと接種を受けました。

予防接種は....日本で小学校の時に受けて以来....ではないでしょうか。

注射した後のカラッポのアストラゼネカワクチンの小瓶の(一番最初の)写真は接種担当者と事務担当者に断って撮りました。
2人が組になって細長いテーブルについています。
「記念に撮りたい」と言ったらおおウケでした。

お礼を言って立ち上がる際に撮った写真を確認するふりをしてとっさに撮った、たった1枚の会場写真。


入り口あたりが写っています。
左側が出口です。
バーを通って建物の反対側に出ました。
接種後30分は車の運転を控えなければならないということです。
運転してきた人が時間をつぶすためらしい、座るスペースがしきり付きで用意されていました。




夫の時は、このバーから入って、メインの入り口から駐車場に出てきたのでした。

めんどくさかったほうの予約のキャンセルの件です。
接種テーブルで事情を説明してキャンセルしてくれるよう頼んでみましたが、事務担当の女性のラップトップにはそんな予約の情報は入っていないそうなのです。
「無視してよい」と言われました。
ええ?でも.....、いいんですね。無視することにします。

予約確認のページはどちらもスクリーンショットを撮ってあります。
どちらもNHS の公式予約ページですよ!(どうなってるの、二重予約が可能、片方の担当者はもう片方の存在を知らない...)


イギリスの国家医療制度は国家が国民すべての医療健康情報を管理しています。
医療行為はすべて無料、基本的には病院や医師も選べませんし、セカンドピニオンもありません。
国民からの信頼度が高いNHSの情報管理のいいかげんさにちょっとびっくりしてしまいました。

接種の際に改めて質問しました。
やはり接種の最大の目的はコービッド(コロナ)にかかるのを防ぐことではなく、かかった場合の症状が出ないようにすることだそうです。
出たとしても最小限度に抑えることが期待されています。
感染を防ぐ効果ももちろん期待されてはいるのですが、完全に防ぐ立証は今のところなされていないそうです。
「じゃあ、2回の接種が完了した後も感染する可能性があるわけですね、私が感染しちゃったとしたら接種完了後でも他の人に感染させる可能性もあるんですね?」
「あなたが感染しちゃったら、確実に他の人にも広がりますよ。自主隔離しないかぎりはね」という明解な答えをもらいました。

「東京オリンピックに出場する選手や、関係者などは接種が必須なので心配ない」とオリンピック関係者は言っているということですが、接種完了者でもやっぱり感染する可能性はあるんですってよ。
感染していたら確実に他の人にもうつします。

多くのイギリス人は接種を受け次第夏の海外旅行を予約するつもりらしいのですが、接種が全く進んでいない国外にイギリス変異種「ケント・ヴァリアント」をばらまくことにならないでしょうか?
対応は受け入れる国次第ですね。

クルマのヘッドライトが係の人たちのハイビズ・ジャケット(安全ベスト)に反射する夕方です。



私たちが帰宅する時刻にはまだ次々と7時台の予約をしていた人たちが車で入ってきていました。

クルマの中から撮ったこの場所もまだラグビー・クラブの内部です。


二回目は11週間後。
こちらから何もしなくても間際になるとまた簡潔予約のテクストが来るそうです。
(ちなみに、めんどくさい方は2回目もいっしょに予約させられました!7月末です。ほんとに無視していいのか?)
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真冬に逆戻りの3月の午後、公園で子供を遊ばせる大勢の「バブル」仲間、ワクチン計画の効果があって楽観的なイギリスのこの頃

2021年03月06日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
前回の記事に「春の訪れを予感させる...」なんて書いておいて、2日たった昨日は真冬に逆戻りの寒さでした。





近所のコンビニエンスストアに買い物に行った時に撮った、近所の寂莫とした冬枯れ風景です。

さて、コロナウィルスの話題です。

ワクチン接種計画が着実に進んでいます。
連合王国で昨日までに少なくとも1回は接種を受けた人の数が21、358、815人。
先週あたりまで、テレビのニュースを見るたびに「X人達成!」なんて嬉しそうな政府の報告が報道されていたものです。

首相が各地のワクチン接種会場に出向いて肘と肘ゴツンあいさつをしてボランティアや関係者を激励しているシーンを何度も目にしました。

効果も確実に上がっています。
昨日の新規感染者数は5,947人、死亡者数は236人。
まだ、多そうに見えますか。
...昨日の日本の新規感染者数はたったの1,180人、死亡者数は67人....。

たしかに。
日本での検査数がけた外れに低いというのもあるそうですが、「イギリスでは1日に感染者数を6,000人近くも出しておいて、効果があがってるなんて言えるのか?!」という声が聞こえてきそうです。

1月の最初の週は新規感染者数が毎日5万人越え、1月8日は68、053人。
1月10日から1月29日まで死者が毎日1,000人を超えていました。平均1,300人以上です。

ね、劇的に減っているでしょう?
私が見ていないだけかもしれませんが、「接種人数達成、記録更新中!」の大はしゃぎニュースは先週あたりから鳴りを潜めています。

いつから旅行に行けるか、学校を再開するか(ロックダウン解除に向けてのプラン)、経済復興をどうするかなどなどなどの決めるべきことが山積みの政府、はしゃいでいる場合ではない、と思い始めたのでしょうか。

近道に通り抜けた公園です。


驚きの、人の多さ。


子供たちを遊ばせるお母さん、お父さんたちでいっぱいです。



屋外でもまだ別世帯の人1人以上と会ってはいけない決まりがあったはずだけど....
と思いつつ、手早く写真を撮りました。

それを目撃した若いお母さんに「子供の写真を撮ったんですか、撮りましたね」と強い言葉で迫られました。
そのお母さんと、一緒に話をしていた別のお母さんに撮った写真を見せて「たしかに子供も写ったけど、ほら、遠くて誰だかわからないでしょう?」と言ったら、たちまち表情を和らげて「あ、ほんと、そうですね」と言ってくれました。

注目を集めてしまったので、聞かれてもいないのにちょっと説明しました。
「日本人に読んでもらうブログに載せるつもりなの。イギリスのパンデミックのひどさは世界中の注目の的でしょ、
でも実際にはこうやって子供たちはのびのびと遊んでるし国外の人が思ってるよりリラックスしてるっていうことをわかってもらおうと思って。ダメかしら」

「よその子供の写真を撮る通りがかりの人」に対してとても神経をとがらせていたお母さんたちはたちまち、「日本?」「かまわないわよね」「ぜんぜん!」と拍子抜けするほど快く承諾してくれました。

「ロックダウン下で大勢集まっておしゃべりしている現場(走り回る子供を見ながらで声は大きいし、誰一人としてマスクをしていない)を押さえた、とばかりに写真に撮っていく人がいた」ことはぜんぜん気にならないらしいのが....なんだか不思議でした。

「皆さんお知り合いみたいね」と言ったら、「そう、みんなナーサリー(幼稚園)で一緒なの。ちょうど終わったとこなんです」と教えてくれました。
「あ、いつも一緒のメンバーだからバブルみたいなグループなのね」
「そうそう、バブルです」

「バブル bubble 」というのは、もともとお年寄りや子供などの世話をするために特定の少人数の同じ人に限って世帯外でも行動を共にすることが許されるグループのことだったのですが...
今では職場、ボランティア・グループ、リハーサルするバンド仲間、教会の信者連 等々解釈がどんどん広まって、どこからどこまで違反なんだか合法なんだかわけがわからないことになっています。

私は「皆さんは何も間違ったことはしていませんね」とフォローしてあげるつもりでバブルと言ったのですが、お母さんたち(お父さんもいました)はやましいことは全くないといった雰囲気でした(たぶん、ぜんぜん問題ないことなのでしょう)

小学校は閉鎖で一部の児童を除いて登校していませんが、3歳から1年通える無料の幼稚園部だけは閉鎖されずにロックダウン中も開校していたのでした。

開校しているからには、迎えに行った父兄が集まるのはとめられませんね。

本日のネコ写真、長いネコ。







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効果があがっているイギリスのワクチン接種大計画、受けたくない人にもあるらしいそれぞれの言い分

2021年02月25日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
ひさしぶりにコロナウィルスの話題です。


ただし写真はすべて、うちのネコ!
グレーのサバ模様のブチのある息子ネコ、ティブの成長ぶりとあいかわらず体重が減らない黒ブチの母ネコ、リヴィーの近況を写真でお届けします。
(要するにネコ自慢です)




夫が1回目のコロナウィルスのワクチン接種を受けてから10日たちます。

当日と翌日に副作用らしい微熱がありましたがすぐ回復しました。
(腹痛は食べたもののせいだったようです)

12月の初めにはじまった政府のワクチン接種大計画確実に成果をあげています。



先週以来、重症化して病院に搬送される人の数が3分の1に減りました。
昨日の新規感染者数が9,938人。(昨日より1,500人ぐらい増えていますが....!)



1月の最初の週は連日5万人超、1月8日は6万人以上でした....すごい勢いで減っています。
昨日の死者は442人、一昨日、548人より100人以上減っています。


1回目の接種を受けて14日以降は、たとえ発症しても重症になる可能性は75%減ることが実証されているそうです。
すでに1824万2873人(18歳以上の全人口の3割強)が昨日の午後までに1回目の接種を受けているそうです。
2回目を接種すれば85%減....と言っても2回の接種を完了した人はまだ64万2千788人...1回だけの人にくらべるとずいぶん少ないですね。

とにかく、何をやってもうまくいかなかったイギリス政府のコロナ対策、ここにきてやっと「長いトンネルの先にはっきりと明かりが見えてきた(メディアが好む表現)」のです。

ワクチンの接種により国民の免疫力があがったのみならず、イギリスにとってとりわけ重要な「重症者、死亡者を減らす」という目標が達成されつつあります。
18歳以上の全人口の接種完了(少なくとも1回目だけは)は当初、9月の終わりを目標にしていたそうですがこの分では7月中に達成できるそうです。

注射を打つのに資格が全くないボランティアまで大量にあつめての急ピッチの接種です。



夫に注射してくれたのも「セント・ジョン・アンビュランス St John Ambulance」という救命法を教えるボランティア団体の緑の制服を着たボランティアの青年だったそうです。
20時間以上の研修を受けているそうなので、技術に問題は全くありません。

イギリス政府にとって、ワクチン接種が最後の望みだったのは確かです。
他の対策はすべて裏目に出て、もうどうしようもない大惨事になっていたのですから。



ボリス無能ジョンソン首相は去年の2月には「コロナは恐れるに足らず、すぐに収束します」なんて言っていました。
「医療関係者にいきわたらなくなる」ため、マスクもしないようにと言っていました。

一時は検査をやめて、「重症化しにくい健康な人たちを感染させることによって国民の半分以上に抗体を作る」計画を打ち出して....囲い込んで守るべきものすごい数の高齢者や既往症のある人たちを死なせてしまいました。


大幅な軌道修正!「無差別徹底検査大作戦」を決行して感染者の特定、追跡、隔離をすることになったのですが、感染者数の激増は確認できてもかんじんの追跡、隔離が全然うまくいきません。

いちおうは効果をあげた最初のロックダウンが解除された夏のおわり以降、いい気になって経済活動を後押し....結果はうなぎのぼりの感染者数。


感染率が高い変異種の存在が確認されたにもかかわらず、クリスマス経済効果や「クリスマスを離れて住む家族と過ごすのを許可する政府からの特別なプレゼント(国民の気持ちに寄り添う保守党政府アッピール)」にこだわったための年末年始の感染者数の大激増....





ワクチン接種を受けたくないない人が世界中どこにでも一定数いるようです。
でも、はっきり言ってここイギリスでは「そんなことは言っていられない、自分の番がまわってきた人は受けなければ!.」というのが現状です。

黒人と、インド人パキスタン人など[南]アジア人 ( Black Asian and Minority Ethnic=BAME)のコミュニティでは接種を否定する人たちの割合が異常に高いのです。

「マイクロチップを埋め込まれる」「生殖能力が落ちる」など荒唐無稽な陰謀説がソーシャルメディアなどを通じてコミュニティで広がっているらしいのです。
「人体実験される」という説はもっと根強く蔓延しているようです。

現代医学を信じない人や、ワクチンが怖いという人の割合いも高いようです。

結束の強い狭い社会ではまわりと同じことを信じる同調圧力があるのかもしれません。

政府が当初発表した「危険度が高いBAMEを優先的に接種する」案が人体実験説(白人に接種する前に自分たちでまず効果や副作用を試すつもりだ!)の原因のひとつになったらしいのです。
(BAMEの危険度が高いという医学的根拠がなかったため、結局その案は廃棄されました)

実際、BAMEはイギリスでもアメリカでも感染、死亡率がずば抜けて高いのです。
在宅ワークが不可能なフロントライン・ワーカーが多く、高齢者を含む大家族がひとつ屋根の下に住む世帯が多いからという納得できる社会的な理由の他に、たしかに感染すると重症化しやすいというまだ解明されていないDNAレベルの理由もあるらしいのです。

それなのに接種を受けた(受けるつもり)の黒人は50%ちょっとぐらいだというのですから驚きです。





2週間ほど前までのニュースでは「BAME にどうやってワクチン接種を受けてもらうか」という話題でもちきりでした。
BAMEコミュニティの宗教指導者たちがお手本に率先して接種を受け、BAEMの科学者がワクチンの安全性を解説したりの映像が繰り返しニュースで流れていました。
BAMEのニュースキャスターや芸能人が「うちの両親も受けたので一安心です」なんて言っていました。

BAMEの存在は「マイノリティ(少数派)」だからと過小評価できるものではありません。
都市に特に多いその人たちの全人口を数に取り込まなければ「ワクチンで国民の一定数に抗体を作る」計画がうまく回らないのです。

病院に搬送されるBAMEの重症者の数も減らさなければ医療危機を回避することも難しいのです。




もちろん、BAEMに限らず多くの国民が、副作用や少数の人に起こるというショック症状の可能性、100%の有効性は保証されない、多くの人がすでに感染している今やる意義はあるのか?などワクチン接種に懐疑的な意見もいろいろ耳にしています。

ソーシャルメディアで拡散された陰謀説や一部のコミュニティで妄信されている恐怖に裏打ちされた危険説などと違って、科学者が発表した「実験データに現れていない副作用の危険性」....なんていうレポートも読もうと思ったらちゃんと読めます。

イギリスは民主主義国家なので懐疑的な情報を禁止するわけにも、受けたくない人に接種を強制するわけにもいきません。

それでも、少しの悪い可能性を考慮してもできるだけ多くの人に納得して接種してもらう価値は充分あるということなのです。
それ以外には、イギリスでは日常生活を取り戻す方法は考えられません。



いけ好かない政府ですが、接種計画をここまで迅速に進めまき直しを計ることに成功しつつあるらしいことは評価するつもりです。
ワクチン接種が本当にそんなに危険で無用なものだったら、医療、科学の先進国であるイギリスの政府がここまでがむしゃらに推進するはずがない、と思いたいです。

世界で最初にワクチンを開発認可して、世界最大規模の接種計画を実行しているイギリスで接種がこんなに早く受けられるのはありがたい!と素直に思ってもいいはずです。




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パンデミックで交通量が減っているイギリスの道路で今日もどこかで工事が進行、単刀直入!工事中の表示

2021年02月19日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
コロナウィルスのパンデミックが始まってから、確実に道路工事が増えたような気がします。





....といっても私の行動範囲は非常に限られているので、どこもそうだとは言い切れないのですが。

外にでるたびに私が行く先々で、工事中の標識を目にします。



3月に始まった1回目のロックダウンが緩和される段階で、最初に再開されたのが建設現場でした。
屋外作業なので比較的安全、とみなされたためでしょう。

それ以後、建築や改装、道路の舗装や、ガス、水道、電信などの補修工事をどこに行っても見るような気がします。

家で仕事をする人が増え、店や飲食店、教育機関まで閉鎖している今、交通量は圧倒的に減っています。

年末にパンデミックが始まって以来1度だけ行ったストックポートの歴史的景観を保存するエリアでは広範囲に及ぶ補修工事がすすんでいました。





(上の2枚は以前の記事に載せた写真です)

とにかく人があまり出歩かない今、工事決行の絶好のチャンスなのかもしれません。

私がイギリスに来たばかりの30年前、週末は工事作業がたいていどこも休みでした。
自家用車で通勤する人がとても多い(地域にもよりますが)イギリスでは平日の、工事が引き起こす渋滞のための経済的損失はちょっとしたものだったはずです。

日本人の私など、その話を聞いて「工事は交通量の少ない週末にやればいいのに」と不思議に思ったものでした。

今では、週末、休日にも工事をしています。(やはり地域によるのかもしれませんが)


片側を溝のように長く掘り起こしているこの工事は、ガス菅か水道管の補修だったように思います。

片側の車線が通行止めです。




臨時に設置された信号のずっと手前で対抗する車線の車が通り過ぎるのを待ちます。
通常のラッシュアワーにはかなりな渋滞を引き起こすはずです。
50m先には大都市マンチェスターに直通の国道A6があります。

信号の代りに「とまれ STOP」「すすめ GO」と書かれた丸い標識を持った工事関係者が立っている道路工事現場もあります。
流れの方向ごとの交通量や状況に合わせて臨機応変に止めたり進めたりできて便利です。

上の写真2枚と同じ場所の反対側から撮った写真です。


「片側車線を閉鎖 single file traffic」標識の、車線を表す黒い線のふさがれている側が左になっています。



去年の春に日本に行った時に撮った写真です。


エスカレーターの点検中でした。

これは道路の拡張工事中の柵....


ちょっとかわいい.....お腹を串刺しにされた作業員。
一列に並んで目を伏せて「工事でご迷惑をおかけしますがご容赦ください」と道行く人々にお詫びしているんですね。

日本ではとにかく文字やイラストが描かれた看板や表示がめちゃめちゃ多い、ということを以前にもくどくど書いたのですが、お詫びの表現も白熱しているように思います。
写真を撮ってこなかったのが残念ですが、深々と頭を下げてお詫びする作業員のイラストがどこの工事現場にも必ずあります。


去年書いた日本の看板、注意書きに関する記事のリンクです☟(工事とはあまり関係ありませんが)

日本で見かけた文字の羅列、フトドキ行為、許すまじ!景観を犠牲にする意義と効果はいかほど?


電車内での通話が他人にとって迷惑な日本ではあまり必要とも思えない車内アナウンスがひっきりなしに流れている印象...他

イギリスの工事現場では法定のシンボルと、決まりきった簡潔な「事実の表示」と「指示」しか目にすることはありません。


昨日うちの近所の道端に、電信関係の補修工事の準備のための囲いがおいてありました。


よく読んでみたら小さく書かれたお詫びの一文がありました。
「We apologise for any inconvinience caused 不都合の件、お詫びします」

お詫びする作業員のイラスト看板などどこにもありません。
仕事をしている作業員が謝らなければならないいわれなど、まるでないように思われます。

たしかに工事による交通止めはかなり迷惑ですが。


パンデミック前に、建設ラッシュのマンチェスターで撮った夜間も続くビル建設工事の写真です。









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むやみに寒い週末の午後、体調が心配だったうちの夫が待ちに待ったワクチン接種、これで少し安心できる(か?)

2021年02月14日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
夫が昨日(土曜日)1回目のコロナウィルス・ワクチンの接種を受けました。


水曜日に、NHS(国家保健省)からテキスト(電話回線のメール)を受け取り、指示通り時間の予約をしました。
場所は選べないようです。

グレーター・マンチェスターとチェシャーの州境にあるマンチェスター・ラグビー・クラブが指定された接種会場でした。
家から車で15分ぐらい、すぐそばのケアホームで働いていたことがあります。

懐かしいエリアです。
門の前をよくとおったものでしたが、ラグビー・クラブに入ったのはこれが初めてです。


ラグビー・クラブの看板が出ているバス道から門を通って細道を入ったらこーんなに広大なグラウンドやら、公園やら、何に使うのか不明の空き地がいっぱいあるなんて!
....知りませんでした。

スカッシュ・クラブとクリケット・クラブも併設のようです。







ものすごく寒い日でした。
日が照らず、風が強かったためもあります。

クラブハウスの裏側の、白いテントを通って接種会場に入ります。


ただついてきただけの私はもちろん中に入れません。

こちらが、車をとめた広大な駐車場のある表側です。


接種を終えた人はこちらから出てきます。


駐車場の凍結に備えて、ビニール袋に入った塩が用意されていました。



待っている間にちょっと見物しました。
(車の中にいても寒いのです!)

ラグビー場はここのようです。


12月はじめに世界に先駆けて始まった英国の接種プロジェクト、もう全人口の20%弱にあたる1400万人以上の人が少なくとも1回は接種を受けています。
全人口を危険度に応じて細かく段階分けしています。
10段階(10グループ)までは50歳以上の「優先グループ」とされ、危険度の高いグループから接種をすすめています。

上位グループの内訳は:
①ケアホームの入居者と職員 ②80歳以上と医療従事者 ③75歳から79歳まで そして今週中に、④グループの70歳から74歳までの人と、重症化しやすい非常に重篤な基礎疾患のある 人への接種を完了する予定のようです。

上記のカテゴリーには出て来ない、50代前半のソーシャルワーカーの友人は1月中に2回目の接種を完了したそうです。
問題のある家庭を個別訪問している「エッセンシャル・ワーカー」ですから。

学校の先生や宅配員なども順位を上げる話も出ています。
職業や年齢、健康状態などいろいろな要因も考慮して、国家の管理下で公平に優先順位がもうけられているはずです。

夫は60代前半ですが免疫力が低いので4番目の危険度に認定されています。

(必ずしも前の段階のグループのすべての人が終えてから次のグループにうつる、というわけではないようです。まだ75~79歳の接種が終わっていなくて、次の段階の人たちと並行しておかなわれている地域もあるみたいです)

50代で健康に特に問題のない私は第8段階、4月までには通知がもらえそうです。

指定の時間の5分前に入った夫は予定時間を20分も過ぎて出てきました。

受付をすませた順に予約時間はほぼ無視で注射をするテーブルに誘導されたそうです。

接種後15分間は運転してはいけないそうなので、私が運転してかえりました。(そして、違う道を通って帰ろうという私の発案で道に迷いました)

1人で運転してきた人は、接種後30分ほど一休みしてから帰宅するよう言われたそうです。
座って休むスペースが用意されていたそうです。

いちばん最初の写真は、接種後読むリーフレットと、第1回目の接種が終わった「認定書(カード)」です。

3か月後にもう1回受けて接種完了。
同じ会場であることが多いそうですが、私の接種の時も同じ場所かどうかはわからないそうです。

オックスフォード大学の研究所が開発したアストラ・ゼネカ製のワクチンだったそうです。
もうすぐ90歳になる夫の父は年末にファイザー製のワクチンを拒否して、2週間後に希望したアストラ・ゼネカを接種してもらいました。

あら、希望が通るのね、と意外に思ったものですが、今回夫の時は当日会場に行くまでどちらが入荷するかわからなかったため、その場で好き嫌いを言える状況ではなかったそうです。

実際こんなに早くに打ってもらえて、大助かりです。
どっちでも全然かまいません。
最初の1回で、かなりな効き目が期待できるというらしいですし。

効果が表れるまで2週間ほどかかり、また、だるさ、微熱など心配するには及ばない程度の軽い副作用があるかもしれません。


会場で手渡されたというリーフレットによると.....。


二回の接種が完了しても、やはりコロナウィルスに感染して他の人にうつす可能性が完全になくなるわけではないようです。
接種後もコロナにかかることがあるかどうか「わからない」と書かれています。
その可能性はかなり低く抑えられることが期待されているようですが。

症状を抑える、あるいはたとえ発症しても軽症ですむというのがワクチンに期待される効果なようです。

(まだ接種を受けていない)他の人を守るために、ソーシャルディスタンシングとマスクの着用と手洗いを続け、ガイドラインに従って感染予防策を実行しなくてはなりません。

日本人の、少なくとも高齢者と重症化する可能性の高い人たちへの接種が完全に終わるまではオリンピックは無理ですってば....!
たとえ海外からの入国者すべてに接種を義務付けても、です。

「Go to」とやら言う政策の再開も無茶ですよ!

6か月後にはウィルスがより強力な変異種に進化している可能性もないわけではない(ワクチンの効果が薄れる)そうですし。












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おなじみの近所の商店街に見る、イギリスのロックダウンの規制とマスク着用の実行度

2021年02月12日 08時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
イギリスでは異例の寒さが続いています。
スコットランドの北部の町では記録破りのマイナス23℃!



それでも晴天続きです。
ロックダウンのさなか、出かける場所は限られています。
スーパーマーケットと、コンビニエンスストア、それと近所の商店街ぐらいです。

この商店街にはなぜか多い理・美容院、フェイシャル、ネイル、日焼けサロンといった「ビューティ産業」はすべて閉鎖です。
2軒あるチャリティショップも閉まっています。



生活必需品(医薬品、食品、それに衛生用品)を売る店以外、閉まっているはずなのですが、今回3度目のロックダウンの規制はかなりゆるいのです。

最初の時と違い、2度目(秋に、クリスマスまでに感染者数を抑え込む目的で決行した短期決戦ロックダウン=効果なし)と今回のロックダウンでは生活必需品以外のものを売る店が「クリック&コレクト click &collect 」営業を許されているのです。
「クリック&コレクト click &collect 」というのは、オンラインで購入(支払い済み)したものをとりに行く客だけがひとりずつ店に入ることができるシステムです。

医薬品、衛生用品を売る薬局はもちろん普通に営業しています。


パン屋もしかり。


小さい店では一度に1人のみなど、人数制限があるので店の前ではたいてい誰かが順番待ちをしています。

空き家になったとなり2軒の店舗スペースを確保して手広く営業している人気のカフェの前にはいつでも人がいます。


カフェやレストランは「テイカウェイ takaway (持ち帰り)」営業が許されています。
店内での飲食はできません。

決して広くはない歩道にかたまっている、店に入る順番を待っている人がたちの間を抜ける時 けっこう不安になります。

今日の話題はフェース・マスクです。

イギリスでも夏以来、店内でのマスク着用はすっかり習慣として根付いていますが、屋外でマスクをしている人はやはり本当に少ないのです。
入場制限のある店の前でしゃべりながら待っているほとんどの人たちはマスクなしです。

自分の番がくる直前にマスクをするのかな。

している人がいないわけではありません。
冬には防寒にマスクをしている人もいるかもしれません。
商店街ではいくつもの商店を出たり入ったりするたびにつけ外しするのが煩わしいので買い物が終わるまでつけっぱなしにしておく人もいるでしょう。

日本にいた時にも(小学校の給食当番の時以外)マスクをしたことがない私も、この頃は外出の際マスクをしています。
湿った息がこもるマスクをしていると、冬には乾きがちな唇が潤って調子がいいのです!

.....それはともかく、
「感染者数を抑え込んでいる東アジアの国々のようにマスク着用を徹底した方がよくないか? そのためには屋外でも法制化した方がよくないか? すでにそうしているヨーロッパの多くの国々に倣ったほうがよくないか?」という疑問が イギリスでもたびたび出てきています。

そのたびに政府医療公報担当者は「その必要はない」と否定しています。

たしかに、法制化すれば取り締まらなければならないなど面倒なことが目に見えています。
屋外では感染の可能性がけた違いに低いらしいので、それだけの面倒なことをする意味はないと結論づけたのだと思います。

パンデミック初期の中国ではすべての人がマスクをしていたにもかかわらず、感染者の数は増えるばかりだったでしょう?

中国は都市の徹底した封鎖と感染者の特定、完全な囲い込みで収束に持ち込んだのであって、マスク着用を徹底したためだとは思えない(たしかに一因ではあったでしょう)....というのがマスクをする習慣を今までもたなかったイギリス人の多く(と私)の考えです。

今では「感染の可能性が高い屋内空間ではしないよりは絶対した方が良い」という認識です。
特にソーシャルディスタンシングの実行に限界がある状況では、です。

決まりだから屋内ではマスクをする、たしかに飛沫の拡散はだいぶ抑えられているらしいし…と理解した上でマスクの習慣を取り入れたイギリス人ですが、
「人と話す時にはマスクをしていたくない」理屈にあわない人がいまだにけっこういるのは確かです。
人とコミュニュケートする時に顔を隠すことに抵抗がある文化的背景が確かに.....あります。


このごちゃごちゃとしたキッチュな雑貨品を店の内外に所狭しと並べて売っている荒物屋というのか、何でも屋というのか...?


規制が非常に厳しかった1回目のロックダウン時にも店を開けていました!
生理用品や紙オムツなどの衛生用品や、お菓子やインスタント食品などの食料品も扱っているため、「生活必需品販売店」扱いで規制が適用されなかったみたいです。
入場制限もなしです。
欲しいものがあったので、ガラガラの店にこわごわと入ってみました。
イスラム教徒らしい経営者の男性がひとりでカウンターの後ろで床に膝をついて礼拝をしていました。
営業中に。

結局目当てのものは見つからずでした。

テイカウェイ営業のカフェのヴァレンタインデー・プロモーションです。


10ポンド95ペンス(1585円)のアフタヌーン・ティー、いいですね♡。
あ、テイカウェイでしたっけ。(アメリカっぽくTAKEOUT と書かれています)
紙コップの紅茶を持ち帰り?!だったら、高くないですか(自分で用意した方が安上がりです)





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