飛行機&モタスポ&競馬ファンのてきとーな週末

永遠の写真中級者、わたくしソニックブルーの撮影日記的なブログの続きです。
2013年以前のブログはブックマークからね。

追悼

2017-05-25 23:17:23 | その他
大切な友人だった所沢さん(仮名)が今週亡くなってしまいました。

病気がわかったのは、去年一緒にオーサンへ行った1か月ほど後のこと。
オーサンでもいつもの感じで酔いどれていたので、病気のことを聞いた時にも
早いうちに治るんだろうなと思っていたのですが・・・

世界の基地で一緒に過ごした日々の思い出を、少し振り返ってみたいと思います。

所沢さんと初めて会ったのは、2008年の10月、僕が茨城に引っ越して2週間後の百里基地でした。
その日は航空観閲式の予行で、よくあるように、たまたま近くで撮影していたのがきっかけです。
はっきりとは覚えていませんが、性格的にも、きっと所沢さんから話しかけてきたんだと思います。


その日の予行。なんの記念塗装だったっけ。
この日、所沢さんが持っていたのはコンデジだったと思います。

その数週間後、僕は東京から深夜バスで岐阜基地航空祭に向かったのですが、
バスから降りると偶然所沢さんも同じバスに乗っていました。
その日はゲートまでご一緒して、所沢さんは基地内で撮影、私は博物館側で撮影したと思います。
所沢さんの手にはニコンの一眼レフ初級機がありました。

その後、何度か百里で再会するうちに連絡先を交換したんでしょうね。
国内の航空祭でも会うようになりましたが、会うたびにボディかレンズどちらかが進化していき、
2010年の三沢では200-400とサンニッパの2本持ちになっていました。


そして2011年の11月。
僕は所沢さんの禁断の扉を開いてしまいました。
初めて海外のエアショーに連れて行ってしまったのです。場所はアメリカ、ネリス空軍基地でした。

職業ドライバーだった所沢さんは「運転はまかせてください」と言ってくれたので、
お言葉に甘えて、僕は助手席でラジオを聴きながら景色を眺めていたんですが、
いきなり違うジャンクションで降りてしまい、若干焦ったことを覚えています。

そして所沢さんのレンズは、サンニッパがゴーヨンになっていました。
手荷物検査で大きなカメラバッグがアウトになったので、重そうに大砲2本を抱えていたっけ。


このイーグルのフレアが彼に火をつけてしまったのか。

このネリスをきっかけに、所沢さんは僕を置いて次々に海外へと羽ばたいていきました。
たしか2度目の海外エアショーは翌年2月のエアロインディアだったと思います。
お腹を壊したらしく、帰ってきた後は「2度とインドへは行かない」と言っていましたが。


2012年はフェアフォードで一緒になりました。
でも、僕はMACH2(なぜかMACH3が届いたけど)、所沢さんはもちろんMACH3なので日程が違います。
よって、この後スタンダードになっていく現地合流スタイルでのRIATでした。
今思うと、行きも帰りも飛行機が一緒だったエアショーは最初のネリスだけだったんだな。


アル・フルサンのポスターを貰った、思い出深いホテルまでの道のり。
助手席はOKB-51さんです。


この年はサンフランシスコ・フリートウィークでもご一緒。
シーフード好きだった所沢さんは、またサンフランシスコに行きたいといつも言っていました。
お隣はれんじゃー氏です。

そして、この後恒例となっていく宮崎は丸万本店での忘年会が始まったのもこの年です。
肝心の航空祭は天気が悪くて、僕は朝から一人基地側に逃げ込んだのですが、
南側に行った所沢さんとOKB-51さんはさっさと帰って、空港で飲んだくれてたんだったかな。
れんじゃー氏は雨の中基地側まで歩いてきたっけ。


2013年はオランダはフォルケルに行きました。
例によってレンタカーの助手席にお世話になったんですが、2日目の帰りは駐車場から2時間出れなくてね。
その間ずっとアホな話をしていたのを思いだします。

この年所沢さんはレンタカーに乗り、初めてのMAKSに一人で突撃。
撮影ポイントを探しているうちに当局に拘束されてしまい「終わった・・・」と思ったそうですが、
翌日には外柵沿いで地元民とバーベキューをしながらロシアンナイツを満喫するという、
僕には到底真似できない行動力を見せてくれました。


2014年は、オランダ、RIAT、ベルギーと3カ所で合流。
だいたいスポッターデーから参加している所沢さんは、海外の知り合いからも情報収集。
エアショー当日のみ参加の私に、いつもその情報を教えてくれるのでした。
そして所沢さんの人懐っこい笑顔は日本人だけじゃなく、海外の人も話しかけやすいのか、
いつもたくさんの人にデカいレンズの事をいじられていたっけ。


このオランダの自動販売機、何度コインを入れても戻ってきて、結局買えなかったんだよな。


2015年はソウルで1日だけ一緒だったかな。そして去年はRIAT、オーサンへ。
そういえば去年はマックループへも2度出かけていましたね。
その1年前には焼酎飲みながら「俺はマックループには行かねえ」と言っていた気がするのですが、
まさかのハマりっぷりにびっくりしましたよ。


ラメックスDのTシャツでF-35を狙う所沢氏。

オーサンは同じ宿だったので、丸2日間行動を共にしましたが、
オーサン2度目の所沢さんは、すでに街を自分のものにしていました。


まさかこれが所沢さんとの最後の食事になるとは・・・
カメラはD5、レンズはロクヨンでしたね。

あまり自分の撮った写真を人に見せたがらなかったので、僕のPCに彼が撮った写真は数枚しかありません。
でも、いい瞬間が撮れた時には、自慢気にカメラの液晶画面をこちらに向けるのでした。


そんな所沢さんが送ってくれた1枚。
Office.S所属カメラマンとして入場とした2013年のドバイからです。
許可なく掲載することを許してください。


本当に悲しいです。
所沢さん、僕らはあなたのことを忘れませんよ。
忘れようとしたって、あなたのような人を忘れられるわけがありません。

どうか今は安らかにお休みください。
秋になったら、天国からアクサルプを堪能してくださいね。
あ、でも所沢さんのことだから、その前にデスバレーにも行っちゃうのかな。


ご冥福をお祈りいたします。

2017スーパー耐久第2戦SUGO③・・・グループ2決勝編Ⅱ

2017-05-21 18:49:45 | 2017モータースポーツ
いやあ、スーパーGTオートポリス、面白かったです。
ホント、いま世界で一番面白いレースなんじゃないかなあ。
知らない人にはぜひ一度見てほしいですが、やっぱりチームもドライバーもわからないと
とっつきにくいものですかねえ・・・


で、スーパー耐久です。
S耐はエンターテイメント性ではGTにまったく及ばないとは思いますが、
チケット代も安いし、お客さんの数もそこそこだし、お気軽に楽しめるレースだと思います。


レースクイーンやコンパニオンの存在には嫌悪感を示す人も多いと思いますが、
やっぱりサーキットには欠かせない存在だと僕は思うんですけどね。

ということで、S耐のイメージガールも務めるフレッシュエンジェルズ。








やっぱり奇跡の一枚はそうそう撮れるものじゃない。


流れでギャルオン。




高校2年生とか言ってたような。


このレースは3時間の耐久レース。
ギャルオンが終わってもレースはあと1時間残っています。

ギャルオン中から厚い雲がやってきて寒いくらいだったので、しばらくはSPコーナー2個目で
ボケッと眺めていたのですが、ちらちら太陽が出てきたので撮影再開。


イン側がリフトしてるのがよくわかります。


だいぶシャッタースピードを遅くしてみた。


僕自身はクルマがブレている写真はあまり好きではないのですが、ありっちゃありかね。


また雲がかかったのでSP1個目で。


SPは左、左と続く高速コーナーですが、エスケープゾーンが狭くて度胸がいるコーナーです。




この辺はフェンス抜きでテレコンなし。
ただ、フェンスにすき間があるところが何か所かあったので、そこを抜いている写真もあります。


結局ブッチ切りで優勝したGAZOOのハチロク。
86/BRZレースと違ってマフラーも改造されているので、いい音がしてそこそこスピード感もあるんですよ。


地味なレースに写るとは思うんですが、スピードが遅い分ライン取りやブレーキングの違いが
わかりやすくて定点観測していても面白いです。


ピントの芯がないですが、悪くはないかねえ・・・2枚前とどちらが好み?


こっちのデミオはディーゼルエンジン。ディーゼルはさすがにエンジン音が静かね。


絞り優先で撮ってるので、露出が引っ張られる。


ラスト5分でのST-4クラスの2位争い。


あ~


このままウォールまで行ってしまい、リタイヤとなってしまいました。

1枚目を見る限り当たってないかなと思ったのですが、どうやら押す形となっていたようで、
後ろのエンドレスには35秒のペナルティが加算されました。
それでも後ろが離れていたので順位は変わらなかったんですけどね。


3時間のレースは17:19にチェッカー。

晩御飯はもちろん牛タン・・・ではなくて、コンビニのカップラーメンとから揚げだった記憶が(笑)。
牛タン大好きなんですけどね、狂牛病事件以来仙台の牛タン定食はどうも高すぎるような気がして・・・

2017スーパー耐久第2戦SUGO②・・・グループ2決勝編Ⅰ

2017-05-20 21:43:05 | 2017モータースポーツ
先週のブログでは「寒いなあ」と書いたんですが、今日は暑いくらいでしたよ。
年中このくらいの気温だったらいいのになあ。陽炎出るけど。


スーパー耐久ですが、土曜の午後は排気量が下のクラスによる「グループ2」の決勝です。
1500ccから2000ccの「ST-4」クラスが14台、
1500cc以下の「ST-5」クラスに13台のエントリーがありました。


イベント広場はさすがにさみしいね。いくつかのショップがブースを出してるくらいでした。


マシンがグリッドに着くころが一番天気が悪くてね。雨がぱらついていたので僕はずっと雨宿りしてました。


さすがにスーパーGTと比べると人口密度は低いですね。




スタートして1周目です。
天候は回復して、とりあえずSPコーナーで撮ることに。


ST-5クラスはマシンに結構バリエーションがあります。


ST-4クラスは明らかにハチロクが中心勢力。






ST-5で一番多いのが意外かも知れないけどフィットかな。


ゆるきゃらブームもひと段落した気がしますが、「みきゃん」のフィットは昔から出てるな。






ここからはテレコン付けてのフェンス越しです。


ほんと想像していたよりもよく写ります。
まあ、車速が低いし、シャッタースピードも速いんだけどね。




このヴィッツはGRMNなんで1.5ℓターボを積んでます。

ターボ車は排気量に係数1.7を掛けるので、計算上は2000cc以上のST-3クラスになるんですが、
特認でST-4クラスに出ているようですね。それでも最近の成績はいつも下のほうなんですが。


「LOVE DRIVE RACING」はマツダが始めた「Women in Motorsport」発のプロジェクト。

当然ドライバー3人は女性で、監督はルマンも走った井原慶子さんです。
井原さんはWECで解説をすることがありますが、由良さんよりもよっぽど良い話をしてくれます。


マツダからはデミオも出てます。


ちょっとこのSUGOではブッチギリに速かったGAZOOのハチロク。
ドライバーも松井に蒲生に坪井クンだからねえ。


今日はスーパーGTのSUGOラウンドチケット発売日でした。

残ってたらパドッククラブパス買ってやろうかとも思ったけど、さっき見たら早々に完売でした。
今年もスバル応援席にするか。

2017スーパー耐久第2戦SUGO①・・・予選編

2017-05-14 17:52:25 | 2017モータースポーツ
いやあ、今日は寒いっすね。今も8℃だもんなあ。
さすがにストーブ付けたくなってきた。

さて、GW前半に行ってきたスーパー耐久のSUGO戦です。
八戸から始発の新幹線に乗り、仙台には8時前に着いたのですが、S耐だとシャトルバスが
少なくて、仙台駅7時発の次は10時発。どうやら1台で回しているようですね。
バス時刻が発表される前にきっぷは買ってしまうので仕方ないのですが、2時間は長かったな。

土曜日だし、10時発のバスに乗っていたのは10人程度だったかな。
45分位で着いたので、11時からの予選には間に合いました。


合間の時間帯には走行会もやってるのね。
しっかしEG6なんて懐かしいねえ。僕が中学時代のクルマだぞ。


スーパーセブンってやつですか?


S耐は数年前からエントリー台数が多くなり、2レース制をとることが多くなりました。
2レースと言っても同じ車が2度レースをするわけではなく、
エントリー45台のクルマで一斉にレースをしていたものを、エントリーが60台になったので、
30台ずつにレースを分割しましょうというものです。

今年のS耐は8クラスに分かれているのですが、今回は速い順に2つのレースに分割されました。
土曜午後に遅いクラスのレースが、日曜午前に速いクラスのレースが行われます。
遅いクラスの予選は到着前に終わってしまいましたが、速いクラスの予選には間に合いました。


今年から新たに加わった「TCR」クラスにエントリーのアウディRS3です。

TCRは世界的に広がりを見せ始めているツーリングカーの新たな規格で、
主にジェントルマンドライバーをターゲットにしています。
改造範囲は狭めで、車両価格はおおよそ1,000万あたりが目標帯だとか。


今年はスーパーGTにもエントリーしている埼玉トヨペットは、S耐にもマークXがエントリー。
もちろん車両は全く別物で、こちらは市販車ベースのはず。


S耐の最上位クラスはGT3マシンを使うST-Xクラス。
SUGOには7台エントリーで、GT-Rが3台と、フェラーリとポルシェが2台ずつ。


S耐の中では、カラーリングも含めてハブオートのフェラーリ488が一番かっこよく見えるな。
メンテナンスは日本だと思いますが、台湾ベースのチームです。


まずは入場ゲートに近い最終コーナーでの撮影です。
今回500mmは持って行かずに、レースシーンはすべて7DⅡと100-400で撮影しました。


このポルシェはワンメイクレース用なのでクラスが違うんだな。


S耐は2~3名のドライバーが登録されていて、それぞれのドライバーが予選を走れるように、
予選セッションが3回に分かれています。セッションの合間にSPコーナーへ移動しましょう。


今年から参戦しているアクセラのディーゼルです。


クラス分けでレクサスRCやZとアクセラは同じST-3クラスになってしまうんですね。
さすがにアクセラは苦戦中。


主に2ℓターボ車が集うST-2クラスはWRXが走っています。

 
赤いフェラーリ488はスーパーGT30号車プリウスのドライバーがそのまま乗っています。

ドライバーの1人はトヨタディーラーの社長さんなので、
フェラーリにトヨタカローラ店とネッツ店のステッカーが貼られています(笑)。


1号車ということは去年のチャンピオンチームですね。
マッチ率いるコンドーレーシングと日産自動車大学校のコラボチーム。


このシビックもTCR車両がエントリー。
ツーリングカーレースの最高峰WTCC車両と同様にイタリアで開発されています。


勢い余ったな。


ST-2クラスにはエボⅨが1台とⅩが3台エントリー。
このエボⅩは燃調が濃いのか、黒煙吐きながら走ってた。


パチンコ屋のDステーションがS耐の冠スポンサーになっているんですが、
なぜかマシンはフルカラーにならないんだよな。


アウディ来ないなと思っていたら、どっかでストップしてたのか。
セッションの合間に引っ張られていきました。


最後のセッションはフェンス越し撮影テスト。

角度やフェンスまでの距離によってやはり若干フェンスが入り込んでしまうのですが、
思っていたよりは良い結果です


テレコン付けるとAFが中央一点しか動かないので、ピンが抜けることはしばしばあります。


それでも思っていたよりはずっと写りますね。
明らかに空気の状態が良いとは言え、フェンス越しテレ端絞り開放でここまで写るとは思いませんでした。


Dステーションの社長さんは相当なクルマ好きなのか、このマシンを自ら操っています。


こちらのZは帝王本山サンがチームオーナーで、安田クンと一緒に乗りこんでいます。


やっぱりランエボはダートが良く似合う(笑)。


GT-Rの残り1台はお馴染みのエンドレススポーツ。


SPコーナーのひとつ目はみんなガンガン縁石に載ってきますね。みていても面白い。


シビックを追い立てるフェラーリという構図がいかにもS耐。


注目の車両なのでリヤビューも・・・といいつつ、フェンス越しでの追い撮影は難しいですね。
置きピンしてもぜんぜんハマりませんでした。


こっちはいかにもレーシングマシンっぽい。

二十間道路

2017-05-08 22:17:29 | その他
GWは実家に帰っていました。
繰り上げて親父の一周忌もしたのですが、あのバタバタからもう1年かー、という感じです。

実家に帰るときは決まって八戸-苫小牧のフェリーを使い、苫小牧からレンタカーでえりも岬へ行くのですが、
そのちょうど真ん中くらいにに静内新ひだかという町があり、
北海道では桜の名所として有名な「二十間道路」に寄ってみました。

昨日(7日)の撮影ですが、満開の一歩手前と言ったところで、なかなかいい感じでした。


しかし、デジカメを持っていなかったので、買ったばかりのタブレットで撮影。
全く使いこなせず、ズームした写真はひどい画質ばかりだったのですべて削除(笑)。


色もおかしいよね。コンデジくらい持っていけばよかった。


ちなみに3日にえりもへ向かったときには、まだ全然咲いてませんでした。

GWの北海道は暖かい、暑いとニュースになっていましたが、とんでもない。
北見で30℃とか言っていた4日のえりも岬の最高気温は9.2℃でした(笑)。
えりも岬ってそういうところで、ほぼ毎年夏日がゼロなんですよ。
さぞかし過ごしやすいだろと思ったあなた、とんでもない。
風が強すぎるので、実際に住んでいる人たちはいつも苦労しています。


新ひだかの隣町、浦河にも西舎というところに桜並木があります。曇ってて残念だけどね。

えりもには18年、浦河にも5年住んでいましたが、桜が満開の二十間道路には、
実は初めて行ったのでありました(西舎もね)。