社会科学上の不満

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理解できない韓国の国防思想

2014-03-28 00:01:21 | 外交と防衛

 内政干渉になるから他所さまの軍備に文句を言うつもりはない。しかし、今回韓国が表明した地対空ミサイルペトリオット(PACⅢ)の購入については、その目的が理解できない。

 先ず、北朝鮮からスカット・ミサイル(ノドン・ミサイルやテポドン・ミサイルだと朝鮮半島を飛び越えてしまう)を発射されて、南北朝鮮の距離を飛来するミサイルに対しPACⅢで間に合うのか?南北朝鮮の距離は余りにも短い。ソウルを北朝鮮は多数の野砲で攻撃すると考えられている。砲弾の方がミサイルより安価であり、多数の砲弾の迎撃など現実にはムリである。

 PACⅢは迎撃ミサイルであるから日本を相手に使えない、日本は弾道弾を有していない。まさか、「日本がPACⅢを持っているから」ではないだろう、あり得るか。

 そもそもPACⅢを購入する「金」はあるのか?バラして技術情報を中国に売るのが目的か?これが、一番可能性が高いように思える。

 武器の整備が出来ず、2010年に延坪島が北朝鮮に砲撃されても韓国の多くの野砲が稼動不良で6門しか反撃できなかったではないか。それも命中弾なし、陸地に着弾しただけだった。

 過去に戦闘機のメンテナンス部品を中国に売り払い、米国議会を怒らせ戦闘機の部品が輸入できず、最新鋭機であるF15k戦闘機は共食い整備で稼動機は発表された配備数の1/3もない。同様にPACⅢのメンテナンス部品も共食いすることになり、稼動率は日増しに低下していくのが推察できる。

 PACⅢのメンテナンスは戦闘機並みに高度である。滑走路を誘導中のF15k戦闘機勿論地上にいるのに脱出座席が跳び出す事故など、30有余年のF15戦闘機の歴史で初めてである。

 幾ら、カタログ・データを飾っても、水没する水陸両用装甲車(10人以上が死亡)や発表から10年以上完成しないK2戦車、韓国の基礎技術の低さがパクッても兵器を実用化できないでいる。

 首都ソウルを守る35mm対空機関砲、パクリ品が殆どで前回の演習で銃身が破裂するなどその殆どが壊れたではないか。

 韓国が本気で国防を考えているとは思えない。使えない最新兵器より、北朝鮮の使える旧式兵器の方が勝つ、当り前の話である。おっと韓国に当り前の話は通じなかった。

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