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はやぶさ2

2014年12月03日 | 文化

はやぶさ2:いよいよ姿現し、発射地点に…3日打ち上げ

© 毎日新聞

 小惑星探査機「はやぶさ2」が3日午後1時22分4秒、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット26号機で打ち上げられる。3日午前0時すぎ、はやぶさ2を載せたH2Aは組み立て棟から姿を現し、
約20分かけて500メートル離れた発射地点に運ばれた。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、2日午後4時半現在、3日の天気は曇りだが、打ち上げの可否の判断基準を上回る強風や雷雲の発生は予想されていない。
当初は11月30日午後打ち上げの予定だったが、天候不良が予想され、2度延期されていた。

 打ち上げの模様を生中継するパブリックビューイングが全国70カ所で予定されている。日本科学未来館(東京都江東区)では職員による解説に続き、打ち上げの中継映像を流す。
同館は「延期決定後も問い合わせが続いている。当日は小中学校の団体見学もあり、多くの子どもたちに見てほしい」と話す。

 はやぶさ2は2018年夏に地球と火星の間にある目的の小惑星「1999JU3」に到着。新たに開発した衝突装置で天体表面にクレーター(くぼ地)を造り、
 地下の物質を採取して地球に持ち帰る計画。太陽や宇宙線によって物質が変質する「宇宙風化」の影響を受けていない物質を持ち帰ることで、太陽系の歴史や生命誕生の謎の解明に役立つと期待されている。

 H2A26号機には、東京大などが開発した超小型探査機「プロキオン」など3基も相乗りする。【大場あい、永山悦子】

「はやぶさ2」打ち上げ 切り離しは午後3時過ぎ

「はやぶさ2」打ち上げ 切り離しは午後3時過ぎ: 離床するH-IIAロケット=JAXAのライブ中継より© ITmedia ニュース 提供 離床するH-IIAロケット=JAXAのライブ中継より

 小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH-IIAロケット26号機が12月3日午後1時22分4秒、種子島宇宙センターから打ち上げられた。

 飛行計画によると、はやぶさ2は離床から1時間47分15秒後の午後3時過ぎ、高度889キロでロケットから分離され、小惑星「1999 JU3」を目指す。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のライブ中継は、第2段エンジンの2回目始動前となる午後2時55分から再開する。

 はやぶさ2は2018年に1999 JU3に到着。1年半にわたって滞在し、衝突装置により人工クレーターを作って宇宙線などにさらされていない小惑星の物質を採取するなどし、2020年に地球に帰還する予定だ。


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