毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

創価学園で卒業式 池田先生が祝福の和歌とメッセージ

2021年03月17日 | 妙法

創価学園卒業式への池田先生のメッセージ2021年3月17日

  • 君よ忍耐と探究の翼で飛躍を
さらなる飛躍を約し合い、角帽を高く投げ上げる創価高校の卒業生
さらなる飛躍を約し合い、角帽を高く投げ上げる創価高校の卒業生

 一、最も信頼する学園生の皆さん、晴れの卒業、誠におめでとう! 全力で応援くださった保護者の方々に、心から感謝とお祝いを申し上げます。
  
 教員の先生方、職員の方々、いつもいつも、ありがとうございます。
  
 卒業生の皆さんは「栄光のパイオニア1期生」との自覚で、打ち続く試練に負けず、新しき学園の伝統を堂々と切り開いてくれました。私は、一人一人に勝利の月桂冠を贈り、その凜々しき顔を命に刻みつける思いで見守っております。皆、本当によく頑張り通しました。

関西創価中学校の卒業式。木下校長が「世界に羽ばたく人材に」と望んだ
関西創価中学校の卒業式。木下校長が「世界に羽ばたく人材に」と望んだ
どんな烈風も力に変え 希望の未来の開拓へ!

 一、今日は、新時代のパイオニアたる皆さんに、「忍耐と探究の翼で、新たなる生命の飛躍を!」とエールを送ります。
  
 わが学園は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の教育プログラム「アースカム」に参加し、世界一の回数を重ねています。先月、このNASAの探査車が火星に着陸し、地球外生命の可能性などの胸躍る探究を開始しました。探査車の名は「パーシビアランス(忍耐)」です。まさに人類は、失敗を恐れず忍耐強く困難を突破し、未知の世界へ探究を貫いてきました。
  
 私は、人類初の月面着陸(アポロ計画)の総責任者ジャストロウ博士との語らいを思い起こします。博士は“生命は厳しい逆境との苦闘を勝ち越える中でこそ、創造的に成長し発展する”と洞察されていました。
  
 皆さんはコロナ禍という苦難を耐え抜き、学び抜きました。その中で、どれほど強く鋭く若き英知を磨いたか。どれほど深く温かく友情の連帯を結んだか。苦労は全て青春の宝です。皆、誇り高く胸を張ってください。
  
 皆さんには、学園で鍛え上げた忍耐と探究の翼があります。この負けじ魂の翼をいよいよ逞しく広げて、人生と社会のどんな烈風も、さらなる高みへ飛躍する力に変えていただきたい。
  
 そして、これからの十年、自らの「創価」の生命、すなわち「価値創造」の生命を限りなく発揮し、人類の未来を、希望へ平和へ繁栄へ、勇敢に開拓していただきたいのです。

ロシアの宇宙飛行士セレブロフ博士夫妻を創立者・池田先生ご夫妻が歓迎(2003年1月、東京・信濃町の旧・聖教新聞本社で)。博士夫妻はこの訪日の折、東西の創価学園を訪問し、学園生と交流のひとときを過ごした
ロシアの宇宙飛行士セレブロフ博士夫妻を創立者・池田先生ご夫妻が歓迎(2003年1月、東京・信濃町の旧・聖教新聞本社で)。博士夫妻はこの訪日の折、東西の創価学園を訪問し、学園生と交流のひとときを過ごした

 一、ロシアを代表する宇宙飛行士のセレブロフ博士と私は、大いなる青春の夢を叶えるためには、頑健な身心をつくってほしいと語り合いました。
  
 皆さんは、まず「丈夫になる」と一念を決めて、大宇宙のリズムに合致し、聡明に快活に工夫しながら、健康第一で学び進んでいってください。
  
 君たちと私の命は一体不二です。どこまでも一緒です。皆さんとご一家の幸福と勝利を祈り抜いていきます。
  
 結びに、はなむけの和歌を贈ります。
  
 宇宙大
  無限の力を
   君 持てり
  信じ託さむ
    勝ち切る勇気を

東京校のキャンパスに咲いた寒桜の枝で羽を休めるメジロ(小平市で)
東京校のキャンパスに咲いた寒桜の枝で羽を休めるメジロ(小平市で)
春の陽気に包まれた東京・創価学園のキャンパス。彼方には、卒業生の門出を見守るように富士山の姿が(東京・小平市で)
春の陽気に包まれた東京・創価学園のキャンパス。彼方には、卒業生の門出を見守るように富士山の姿が(東京・小平市で)
晴れの卒業を迎えた東京校の学園生たちが「哲学者の道」を朗らかに
晴れの卒業を迎えた東京校の学園生たちが「哲学者の道」を朗らかに
万葉の天地に立つ関西創価学園のキャンパス。学園生は創立者の期待を胸に、英知を磨き、友情を育む(大阪・交野市で)
万葉の天地に立つ関西創価学園のキャンパス。学園生は創立者の期待を胸に、英知を磨き、友情を育む(大阪・交野市で)
新たな誓いを胸に出発を切った関西創価高校の卒業生。凜々しき瞳を輝かせて
新たな誓いを胸に出発を切った関西創価高校の卒業生。凜々しき瞳を輝かせて

 

 

創価学園で卒業式 池田先生が祝福の和歌とメッセージ

 

創価学園の卒業式が16日、東京・関西の高校、中学校、小学校で、それぞれ開催された。創立者の池田大作先生は祝福の和歌とメッセージを寄せ、「一人一人に勝利の月桂冠を」と称賛。「『価値創造』の生命を限りなく発揮し、人類の未来を、希望へ平和へ繁栄へ、勇敢に開拓していただきたい」と呼び掛けた。

 卒業の朝。晴れの日も、雨の日も、友と歩いた“武蔵野の哲学者の道”と“交野の一本道”。それも今日で最後と思うと、踏みしめる一歩一歩に重みを感じる。
 
 3年、6年、12年の学園生活、そしてコロナ禍に直面したこの一年。どんな時も嘆かず諦めず、青春の努力を重ねてきた卒業生たちの表情は、マスク越しにも分かるほど、晴れやかに輝いていた。

創価高校の式典。卒業生は「栄光のパイオニア1期生」の誇りを胸に、苦難に負けず前進してきた(東京・小平市の創価学園・池田中央体育館で)
創価高校の式典。卒業生は「栄光のパイオニア1期生」の誇りを胸に、苦難に負けず前進してきた(東京・小平市の創価学園・池田中央体育館で)

 東京・創価高校のある男子卒業生は「ここまで育ててくれた父、そして母に感謝を伝えたい」とほほえむ。中学3年生の時に最愛の母をがんで亡くした。だが、学園生として誇れる道を歩むことが、母への親孝行になると決意する。高校では、生徒会の一員に。コロナ禍の中で各種行事の実行委員としても奮闘し、両親と同じ「人に尽くす生き方」を学園で学んだ。
 
 関西創価高校のある女子卒業生は「一生涯の友情」を学園で結んだ。中学生の時、不登校を経験。その日々に友が寄り添い、両親も支えてくれた。感謝の思いを胸に学問に挑み抜き、高校では最優秀の成績を収めるまでに成長。勉強だけでなく、学園行事などで活躍する「救護班」や、地域のボランティアにも取り組んだ。今、使命の舞台への飛翔を誓う。

関西創価高校の式典。卒業生は、創立者の開いた平和の大道をさらに広げゆくことを固く約し合った(大阪・交野市の関西創価学園・池田講堂で)
関西創価高校の式典。卒業生は、創立者の開いた平和の大道をさらに広げゆくことを固く約し合った(大阪・交野市の関西創価学園・池田講堂で)

 創立者・池田先生はメッセージで語り掛けた。東西の卒業生は、打ち続く試練に負けず、新しき学園の伝統を堂々と切り開いてくれた――と。
 
 文部科学省の教育事業「スーパーグローバルハイスクール」の指定期間(5年)満了を迎えた東京高の卒業生は、探究学習の集大成として、英語と日本語によるポスターセッションを実施。英語検定1級、準1級、2級に、合計して約半数の生徒が合格した。東京中は、英検の準1級、2級の合格者を多数輩出。準2級に約7割の生徒が合格し、過去最高の結果を残した。

授与された卒業証書を手に、喜びの笑顔を浮かべる関西創価中学生(交野市で)
授与された卒業証書を手に、喜びの笑顔を浮かべる関西創価中学生(交野市で)

 関西高では、英検1級、準1級、2級に合わせて約半数が合格。作文コンテスト等でも多数入賞した。関西中では、読書に多くの生徒が挑戦。初の英検1級合格者が誕生した。
 
 東西の創価小学校の卒業生は、入学時に創立者と立てた“勇気・えがお・学びの太陽をもとう!”との約束を胸に、大成長の6年間を過ごした。
 
 卒業生は、クラブ活動でも見事な活躍を見せ、新時代を開いた。

友情の絆を胸に、向学と親孝行の青春を誓った創価中の卒業生(小平市で)
友情の絆を胸に、向学と親孝行の青春を誓った創価中の卒業生(小平市で)

 創価高校(東京・小平市)の式典(51期)では、創立者賞が中沢大樹さん、田中愛乃さんにそれぞれ贈られ、塩田校長があいさつ。卒業生が「出発の誓い」を力強く述べた。
 
 創価中学校(同)の卒業式(51期)では、江間校長の後、卒業生代表が抱負を語り、創立者栄冠賞が紹介された。
 
 両式典で、谷川学園理事長が、世紀を開く世界市民として幸福勝利の人生をと述べた。
 
 東京創価小学校(小平市、国分寺市)の式典(40期)では、山﨑校長の後、中川東京学園長があいさつした。
 
 一方、関西創価高校(大阪・交野市)の卒業式(46期)では、杉本校長の式辞に続き、卒業生の代表が「出発の誓い」を披露。創立者賞が仲井壮汰さん、水野李穂さんに贈られた。

誇らしげに証書を手に持つ関西創価小学校の卒業生が記念のカメラに。希望の未来へ一歩を踏み出す
誇らしげに証書を手に持つ関西創価小学校の卒業生が記念のカメラに。希望の未来へ一歩を踏み出す

 関西創価中学校(同)の式典(46期)では、木下校長の後、代表が「創価の誓い」を高らかに。両校の卒業式には、武田関西学園長が出席し、学園生の誇りを胸に、道を開く挑戦をと門出を祝った。
 
 関西創価小学校(大阪・枚方市)では、松井校長のあいさつに続き、卒業生(38期)が「旅立ちの言葉」を朗らかに発表した。
 
 また各会場では、牧口賞、創価池田女子大学賞、セトゥ・バスカラ学園賞、ガンジー平和賞、マカオ大学最優秀賞、魯迅青少年文学賞、冰心青少年文学賞などの受賞者の紹介も行われた。

東京創価小学校の卒業生が記念撮影。友との6年間の思い出を胸に、次なる舞台での成長を誓う
東京創価小学校の卒業生が記念撮影。友との6年間の思い出を胸に、次なる舞台での成長を誓う
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第3回 宇宙から地球を見つ... | トップ | 小説「新・人間革命」に学ぶ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

妙法」カテゴリの最新記事