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2023年度の学生募集が来月開始

2022年07月24日 | 妙法

〈SUAリポート〉 2023年度の学生募集が来月開始――フィーゼル学長に大学の魅力を聞く2022年7月24日

  • 共に未来を開く世界市民に

 全米のリベラルアーツ(一般教養)大学のランキングで毎年、上位に選出されているアメリカ創価大学(SUA、カリフォルニア州アリソビエホ市)。SUAの魅力などについて聞いたエドワード・フィーゼル学長へのインタビューの内容とともに、来月から出願が始まる2023年度の学生募集要項を掲載する。

 〈フィーゼル学長は、2001年のSUAの開学当初から、大学教育に携わってこられました。SUAの魅力はどこにあると感じますか〉
  
 SUAの最大の魅力は、やはり、“創立者が池田先生である”ということです。そして、創立者が示された「世界市民」の意識を、一人一人が培っていく実践的な教育を行っていることでしょう。
 人類の生存を脅かす、さまざまな地球規模の課題が今、浮き彫りになってきていますが、これらの課題に立ち向かうために求められるのが、「世界市民」の生き方であると確信します。
 この世界市民の要件について、池田先生は、アメリカのコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでの記念講演(1996年)で具体的に語られました。
 それは、①生命の相関性を認識する「智慧の人」、②さまざまな差異を尊重し、理解して、成長の糧とする「勇気の人」、③人々と同苦し、連帯していく「慈悲の人」です。
 本学では、この3要件を学生が体現するための教育に取り組んできました。その一つが「ラーニング・クラスター」という課題探究の教育プログラムです。
 具体的には、国際社会が直面する諸課題などを巡って、教員と学生が一体となって議論し、研究を進める短期集中型のゼミです。
 学年の垣根を越え、国内外で実地調査を行いながら、身に付けた知識や理論などを、現実の課題解決のためにどう役立てていけるのかを考えていくのです。こうした実践的な学びを通し、世界市民の重要性を理解し、そのために必要な力を育んでいくのです。
 また、こうした学びを支える「少人数制の授業」もSUAの特徴です。教員と学生はもちろん、学生同士でも徹底的に議論を交わしながら授業を進めることで、一人一人が理解を深め、学力を磨いていくことができます。

 〈キャンパスには「貢献的人生を生きゆく世界市民の確固たる潮流を築く」など、池田先生がSUAに贈った理念や言葉が至る所に刻まれていますね〉
  
 そうした池田先生の言葉の一つ一つに、平和な未来を開くための情熱や知恵が満ち満ちていると感じます。
 私はSUAの出身ではありませんが、大学時代、先生の言葉に大きな触発を受けました。それは、ある先輩が手渡してくれた創価大学のポストカードに記された言葉です。そこにはブロンズ像の写真とともに、「英知を磨くは何のため 君よそれを忘るるな」との言葉がありました。
 当時、念願の大学に入学できたものの、燃え尽きたように、勉強への意欲を失い、将来に迷っていました。
 そんな中、この言葉を胸に経済の授業を受ける中で、経済苦だったわが家のことを思い起こし、大学で学んだことを生かして、将来は経済学者として、世界の貧困を改善するために力を尽くしたいとの夢を持つことができました。
 SUAの学生たちは日々、キャンパスに刻まれた池田先生の人生哲学を心にとどめながら、学んでいます。またSUAには“最も見晴らしの良い、美しい場所に寮を”など、各施設にも先生の真心が詰まっています。まさに、池田先生の息吹に触れながら、青春時代を過ごすことができるSUAでの生活は、何にも代えがたいものだと思います。

学生の力を育む充実の環境

 〈充実した奨学金制度もSUAの特徴ですね〉
  
 経済的な理由で学ぶことを諦めなくていいように、SUAでは奨学金制度に力を入れています。この奨学金制度は、全米でもトップクラスを誇ります。例えば、年収が6万ドル以下の家庭から通う学生に対して、一定の学業の基準を満たせば授業料を全額免除する奨学金など、独自の制度を7種類、設けています。
 これらの制度は、世界中の寄付者によって支えられており、そうした方々のお名前は、キャンパスのさまざまな場所に刻まれています。
 私は2年前に学長に就任しましたが、この間、可能な限り、寄付者のお一人お一人とオンラインで話をする機会を持ち、これまでに230人を超える方々に感謝の気持ちを伝えてきました。
 その中で私自身が心から思うのは、寄付者の皆さんが、創立者の教育事業をわが使命と捉え、世界に貢献する学生たちを育みたいと考えて、卒業生や在学生、そしてこれから入学する未来の学生の成長までも願ってくださっているということです。このような高邁な理想を持つ寄付者に支えられる大学は、世界を探してもまれではないでしょうか。
  
 〈昨年、開学20周年を迎えました。今、どのようなことに力を入れていますか〉
  
 本学では今、学生の可能性と未来を開くために、さまざまな挑戦を続けています。
 一昨年には、科学棟が新たにオープンし、3年生から履修する集中コースに「生命科学」が加わりましたが、これによって卒業後の進路は、生命工学関連の企業、理系分野を専攻する大学院にも広がりました。本年の卒業生の中には直接、ジョンズ・ホプキンス大学の応用数学の博士課程に進学する学生も出ました。入学時、理系志望ではなかった彼が、「生命科学」コースの教員との出会いをきっかけに、数学に興味を持ち、今回の進路を開いたのです。
 SUAは、今後も集い来る学生たちが幅広い学識と見識を磨き、「真の世界市民」として社会のあらゆる舞台で活躍できるよう、より一層の環境の整備や教育の充実を目指していきます。ぜひ多くの人に、SUAの門をたたいてもらえることを願っています。

アメリカ創価大学23期生(2023年度)募集要項

 【募集方法】
 書類審査
 【出願資格】
 高等学校卒業もしくは同等の資格を持つ者
 【募集人員】
 約130人
 【選考方法】
 選考にあたり、次の要素が総合的に考慮される
 ◎高校の成績
 ◎TOEFLまたはDuolingoのスコア
 ◎推薦書
 ◎エッセー
 ◎課外活動・特殊技能など
 【必要書類】
 ①願書
 ②高等学校の成績証明書(英文)
 ※以下のホームページにアクセスし、英文成績証明書発行のために必要な手続きを行う。InternationalEducationResearchFoundation(IERF)ホームページ(https://www.ierf.org/
 ※大学在学中もしくは卒業した場合は大学の成績証明書も必要
 ③TOEFLまたはDuolingoのスコア
 ④校長や教員、またはキャリアカウンセラーからの推薦書2通(英文)
 ※教員は正教諭、非常勤などを問わない
 ※記載者がSUA所定のフォーマットを用いて直接、提出すること
 ⑤英文のエッセー2本
 ※SUAが定めた質問に答える形で作成
 ⑥課外活動・特殊技能・受賞等の一覧
 ※SAT(米国の大学進学適性テスト)のスコアの提出は出願者の自由とし、SATやACT(同じく米国の大学進学適性テスト)を提出した場合は参考資料として受理される。詳細は(https://www.soka.edu/admission/undergraduate-admission)を参照
 【出願方法】
 ①CommonApplicationオンライン願書
 ②SUAオンライン願書
 ③印刷願書を郵送
 上記のいずれか一つの方法を選択
 (参考手順)
 SUAホームページ(http://www.soka.edu)→Admission→UndergraduateAdmission→HowtoApply→三つの出願方法から一つを選択
 【出願期限】2023年1月15日(必着)
 ※早期合格発表を望む場合は、2022年11月1日(必着)
 【検定料】
 ①オンラインで出願した場合は、30ドルをクレジットカードで支払う
 ②書類を郵送した場合は、45ドルを小切手で支払う
 【合格発表日】
 2023年3月1日
 ※早期合格発表日 2022年12月1日
 【奨学金】
 SUAには充実した奨学金制度があり、誰でも申し込んで審査を受けることができる(参考http://www.soka.edu/admission_aid/financial_aid/default.aspx
 【問い合わせ】
 SokaUniversityofAmerica,OfficeofEnrollmentServices
 電話:1-949-480-4150 FAX:1-949-480-4151
 メール:admissions@soka.edu(出願関連)
 financialaid@soka.edu(奨学金関連)
 ※上記の内容はSUAのホームページに基づいています。あくまで参考であり、詳細については、ホームページに掲載されている情報を参照するか、大学に直接、問い合わせてください。
 

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