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第12回本部幹部会

2023年01月14日 | 妙法

第12回本部幹部会 きょう配信開始2023年1月13日

 

 第12回本部幹部会の全国配信が、SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)で、きょう午前9時から始まる。
 会館や個人会場での配信は16日(月)まで(配信の会場と時間等は各県・区で決定)。
 「モバイルSTB」での配信は22日(日)まで(インターネットを通してダウンロードが必要)。
 なお、「SOKAnet会員サポート」では配信しません。

 

 

 

〉 原田会長のあいさつ(要旨)2023年1月14日第12回本部幹部会

  • 青年に学び 青年の心で前進

 一、「青年・凱歌の年」の開幕を告げる「第12回本部幹部会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
 
 はじめに、長引くコロナ禍に物価の高騰が追い打ちをかける厳しい経済環境の中、広布部員の皆さまには尊き真心からの財務にお力を賜り、大変にありがとうございました。
 
 私自身、皆さまが、三世に崩れざる偉大な福徳を、ますます積みゆかれますよう、日々、真剣にご祈念してまいります。
 
 一、さて、すでに新聞各紙とも年頭から、「春の政治決戦」に向けた各党の動きを報じておりますが、学会が支援する公明党も4月の統一地方選挙に向けて、順次、予定候補を公認。学会としても、党からの支持依頼を受けて、各社会協議会において協議し、支持決定を進めているところであります。
 
 大多数の庶民が政治から取り残され、政治腐敗も極みを呈していた1955年(昭和30年)、学会は民衆の手に政治を取り戻すために、地方議会から支援活動を開始しました。
 
 今、内外共に厳しい逆風下にある中、公明党は全議員、全職員、そしてOB・OGや家族も含め、改めて厳しく己の襟を正し、この原点に立ち返ってもらいたい。その意味で、「あの人なら」という“衆望の砦”こそ、地方議員であり、候補者であらねばならないと思います。
 
 私たちは、この統一地方選挙を契機に、もう一度、一から“新しい公明党”をつくる思いで、「立正安国」の大願に立ち、民衆の幸福と、社会の平和・安穏のために、全力で支援活動に取り組んでいきたい(拍手)。

さあ、立正安国の凱歌へ出発しよう――新春を飾る第12回本部幹部会。太陽の女性部が朗らかに(7日、巣鴨の東京戸田記念講堂で)
さあ、立正安国の凱歌へ出発しよう――新春を飾る第12回本部幹部会。太陽の女性部が朗らかに(7日、巣鴨の東京戸田記念講堂で)

 一、若者研究の第一人者である、マーケティングアナリストの原田曜平氏は、学会青年部の代表とのディスカッションで、1990年代の中盤以降に生まれた若者たち――いわゆる「Z世代」の特徴を、「広告」を切り口として2点、挙げています。
 
 一つ目の特徴は「真実欲求」です。Z世代は、触れている情報や広告の量が、他の世代に比べて圧倒的に多いため、広告への不信感が強く、情報の信ぴょう性の有無に敏感で、うそを嫌う。これが「真実欲求」です。
 
 そこで最近の広告では、例えば、CMの中に失敗シーンや即興感を積極的に取り込むことで、自然な雰囲気を醸し出したり、Z世代が抱く疑問や不信にあえて触れ、それに対して再度、説得したりという、従来にない表現方法が見受けられるといいます。
 
 二つ目の特徴は「柔らかコミュニケーション」です。Z世代のコミュニケーションでは否定しない言い方が好まれており、それは最近のCMでも、ツッコミがなくボケで完結することで、ツッコミという否定によるオチを取り払い、好意的に受け止められることを狙う、といった手法に表れているそうです。
 
 原田氏によれば、「『本物なのか偽物なのか』『誠実なのか不実なのか』『信頼していいのかいけないのか』という点に対して繊細な感性を持っている」とされるZ世代に、どのように創価の人間主義や立正安国の精神を伝え、納得を与えるか。
 
 一方で、否定する言い方を好まない――言い換えれば、他者との衝突を避けるために、強い自己主張を好まないZ世代自身が、どうすれば、広宣流布の主体者として、“伝えていく側”に立っていけるのか。
 
 こうしたことを考える時、私たちシニア世代、ミドル世代は、これまでの“常識”を一つ一つ見直していかなければならないと思います。
 
 もちろん、広宣流布の“王道”は、永遠不変であります。その上で王道を現実に即して展開し、表現に新たな生命を吹き込んで、新たな世代にマッチしたものへと再生させていく「知恵」が必要です。
 
 その「知恵」は、いずこにあるのか。それは、「青年」をおいてほかにはありません。
 

みずみずしい知恵で広布の新展開を

 一、かつて池田先生は、中国の周恩来総理が青年を伸ばしていくポイントとして強調された3点を通して、ご指導くださいました。
 
 「一つは、『青年を尊重する』こと。二つ目は、『青年を重んじ、抜擢する』こと。そして三つ目は、『青年から学ぼうとする』ことである」「学会も、どんどん青年を抜擢してきた。青年から学んできた。だから大発展したのである。私は徹底して青年を育成してきた。青年を大事にしない団体は、必ず衰亡するからである。学会は、絶対に、そうあってはならない。将来のために、あえて言い残しておきたい」と。
 
 まさしく、このご指導に「青年・凱歌」の要諦があると確信します。私たちは今こそ、先生のご指導通り、青年を尊重し、青年を重んじ、抜擢し、青年から学んでまいりたい。
 
 先生は、青年に対しては、こうご指導くださっています。
 
 「若き時代の今こそ、広宣流布を成し遂げゆかんとする責任をもって、必ず人をして『納得』させ、自らの『勝利』へと進むところに、磨きに磨きぬかれた知恵の涌現があることを自覚されたい。そして、どうか多くの友の心に染み入る表現力、説得性とともに、複雑な社会の中に、現実の生活の中に、みずみずしき知恵の波を起こしていただきたい」
 
 男子部、学生部、ヤング白ゆり世代、池田華陽会の皆さまにはこのご指導のままに、広布の主体者として、その新展開を切り開かれゆくことを心からお願い申し上げる次第です。
 
 一、さあ、「青年・凱歌の年」とは、青年を先頭に、皆が青年の心で、一日また一日と自分自身に打ち勝っていく年であります。
 
 きょうよりは、「青年学会」の今再びの大前進を開始しようではありませんか(拍手)。

 

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第12回本部幹部会〉 西方青年部長のあいさつ(要旨)2023年1月15日

  • 真の民主社会へ 精神革命の言論戦

 一、凱歌を誓う新成人をはじめ、私たち青年に対して、池田先生は万感の一首(「立つならば 佛に祈りて 凱歌をば 馬上ゆたかに 君よ 勝ちとれ」)をご紹介くださいました。先生が詠まれたお歌こそ、今の私たちの誓いそのものであります。

 青年部は「わが地域」を「人間革命の舞台」と定め、「立正安国の凱歌」へ、馬上豊かに、威風堂々と広布の前進を開始していきます。

 一、さて、「1・2」の先生のお誕生日には、全国各地から弘教拡大の喜びの報告が相次ぎました。

 東北・福島では、35歳の青年が入会。吹奏楽経験者の彼は、学会員であった職場の先輩から学会の音楽隊の活躍について教えてもらいました。

 本部幹部会の放映で初めて視聴した音楽隊の演奏に、「未来が開ける気持ちになった」と言います。

 その後も地元・福島の音楽隊との交流を重ねる中で、今月の2日に晴れて御本尊を受持されました(拍手)。

 彼は、自身の入会記念の集いを前に、音楽隊のメンバーに「魔が入らないように、真剣に祈っていてください!」と自らお願いしていたそうです。入会した今、「音楽隊の一員となり、いつか本部幹部会の大舞台で演奏を」と希望に燃えて前進しています。

“わが使命の地域こそ人間革命の本舞台”との決意に燃え、心一つに「青年・凱歌の年」を出発した第12回本部幹部会(7日、巣鴨の東京戸田記念講堂で)
“わが使命の地域こそ人間革命の本舞台”との決意に燃え、心一つに「青年・凱歌の年」を出発した第12回本部幹部会(7日、巣鴨の東京戸田記念講堂で)

 一、学会は、音楽隊などの文化運動をはじめ多彩な活動を展開する中で、次代を担う青年を糾合し、社会の前進と人々の幸福に寄与してきました。そして、私たちの支援活動も、その一環であると言えます。

 戸田先生が逝去される2カ月前の1958年2月、「大白蓮華」の巻頭言「選挙と青年」に、私たちの支援活動の原点が記されています。「民主政治というものは、民衆の要望におされ、かつ、その要望にこたえて出馬した人々が、国家の大勢を考え、民衆の要望をいれ、国家百年の大計を政治に具現すべきものである」と。

 すなわち、民主主義の主役は、どこまでも民衆であり、その衆望に応えて、政治家は誕生する。そして政治が民衆のために政策を実現し、民衆に還元していく――ここに、戸田先生の民主主義観が端的に示されています。

 さらに戸田先生は、当時、蔓延していた政治腐敗や政治の貧困の原因として、「民衆の無気力と、政治に自覚なき点と、封建時代の強きに頼り大に服する卑屈の精神」と洞察されています。

 まさしく戦後、創価学会は、こうした世間の風潮を打ち破り、民衆に活力を与え、民衆のために働く政治家を間断なく輩出してきました。そして、日の当たらない庶民の声を代弁し、地方や国政の場に反映させ、“自分たちでもやればできるのだ”という希望と自信を与えた歴史――これが草創以来の学会員の誇りです。

 御聖訓に「汝、すべからく一身の安堵を思わば、まず四表の静謐を禱るべきものか」(新44・全31)と仰せの通り、私たちの支援活動は、日本の精神風土の変革であり、真の民主主義社会の実現という壮大な事業であります。

 一、翻って今、コロナ禍、ウクライナ情勢、物価高をはじめ、歴史を画する大きな課題に直面する事態にあって、私たちが支援する公明党の存在意義は、いやまして大きなものになっています。

 日本の未来を考える時、少子化や人口減少は最重要課題であり、子育て・教育支援が焦点であることは言うまでもありません。

 公明党は結党以来、教科書無償配布や児童手当の創設・拡充などに取り組んできた、日本の政界における、いわば「子育て・教育支援」の“元祖”です。

 昨年11月も、少子化・人口減少の克服に向けた具体策を示した「子育て応援トータルプラン」を発表。早速、妊娠期から出産・子育てまで一貫した「伴走型相談支援」と妊娠・出産時に計10万円相当を支給する「経済的支援」については、2022年度中に実施されることが決まりました。

 同志社大学の吉田徹教授は、「公明党の政策の特徴は、個人の具体的な生活の困難を解決するために立案されている点」であると語り、それを可能にしているのが、公明党の「全国的なネットワーク」と「支持者の多様性」であると指摘。さらに、支持母体である創価学会の会員は社会階層でみても、職業でみても、多様であるがゆえに、普遍的な公明党の政策が生み出されている――こう評価しています。

 一、先の戸田先生の「巻頭言」は、有名な師子吼「青年は心して政治を監視せよ」の一文で締めくくられています。私たち青年部は、心して政治を監視し、未来の世代のため、社会のために、正々堂々と、正義の言論を展開していきます(拍手)。

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