毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

新年の歌

2023年01月01日 | 妙法

新年の歌 池田大作先生2023年1月1日

天・地・人
 貫く王者の
   師弟かな
 元初の旭日の
   光を世界に
 
幸の仏種
 縁より起こる
   あなたから
 創春スクラム
   善友と平和へ
 
さきがけの
 旗持つ若人
   我なりと
 安囻 決する
   立正凱歌を

二〇二三年 元旦

 

元初の旭日わが胸に 「青年・凱歌の年」が開幕2023年1月1日

  • 広宣流布大誓堂 完成10周年
  • 3・16「広宣流布記念の日」65周年
雲一つない爽やかな青空の下、東京・信濃町の広宣流布大誓堂の前で音楽隊・創価ルネサンスバンガードと鼓笛隊の友が、誓いのファンファーレ。本年11月、大誓堂は完成10周年。青年を先頭に、師弟勝利の凱歌を轟かせよう!
雲一つない爽やかな青空の下、東京・信濃町の広宣流布大誓堂の前で音楽隊・創価ルネサンスバンガードと鼓笛隊の友が、誓いのファンファーレ。本年11月、大誓堂は完成10周年。青年を先頭に、師弟勝利の凱歌を轟かせよう!

 師と共に、地涌の同志と共に、広布誓願の大行進を! 2023年「青年・凱歌の年」が晴れやかに幕を開けた。
 
 池田大作先生は全同志の健康と幸福、全国・全世界の安穏と繁栄を祈念し、「新年の歌」を詠み贈った。
 
 “分断と対立”を“融和と協調”の世界へ――人類が岐路に立つ今、仏法の生命尊厳の大光をいや増して放ちゆく力こそ、創価の連帯にほかならない。
 
 本年は、恩師・戸田城聖先生が、池田先生を中心とする青年たちに広布のバトンを託した3・16「広宣流布記念の日」から65周年、5・3「創価学会母の日」制定35周年、そして、「広宣流布大誓堂」完成10周年の「11・18」など、幾重にも意義深き佳節を刻む。“誓いの決勝点”へ、わが地域に新たな友情と人材の輪を広げ、立正安国と広布拡大の凱歌の金字塔を打ち立てていきたい。
 
 さあ、わが胸に元初の旭日を輝かせながら、人間革命と師弟共戦の大叙事詩を威風堂々とつづりゆこう!
 
 新春の記念映像と原田会長のあいさつの動画はこちら

 

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ハーバード大学講演「21世紀文明と大乗仏教」から30周年に寄せて2023年1月1日

  • “内なる変革”こそ平和創出の源泉
世界最高峰の知性の殿堂で、2回目の記念講演を行う池田先生(1993年9月、ハーバード大学のイエンチン・ホールで)
世界最高峰の知性の殿堂で、2回目の記念講演を行う池田先生(1993年9月、ハーバード大学のイエンチン・ホールで)

 1993年9月、池田先生は「21世紀文明と大乗仏教」と題し、米ハーバード大学で2回目の記念講演を行った(1回目は91年9月)。本年は、2回目の講演から30周年を迎える。歴史的な同講演の意義などについて、池田国際対話センターのケビン・マー所長にインタビューした。

池田国際対話センター ケビン・マー所長

 ――池田先生の2回目のハーバード大学講演から、今年で30周年を迎えます。その意義について、どのようにお考えでしょうか?
 
 池田先生は講演の中で、21世紀に向けて、正しい生命観、生死観、文明観の確立を訴えました。
 
 人間の生命観の内なる変革のために大乗仏教が果たす役割として、「平和創出の源泉」「人間復権の機軸」「万物共生の大地」の3点を述べられています。
 
 同講演が行われた1990年代も、昨今も、国家間、民族間の対立は変わりません。紛争などが激しさを増すと、制度や政策などの急進的な解決策のみが注目され、一人の人間の行動が過小評価されがちです。
 
 しかし、30年前に池田先生がすでに述べられている通り、平和の世紀を創出していくには、一人一人の“内なる変革”が欠かせません。
 
 “人間を強くし、善くし、賢くする宗教”の精神性を基調に、対話の波を地道に広げることで、平和が構築されていくのです。

ハーバード大学の隣接地に立つ池田国際対話センター。多くの著名な学識者が訪れる“知の拠点”として発展を続ける
ハーバード大学の隣接地に立つ池田国際対話センター。多くの著名な学識者が訪れる“知の拠点”として発展を続ける

 ――同講演の直後、「池田国際対話センター」(当時はボストン21世紀センター)が発足しました。これまでのセンターの活動について教えてください。
 
 創立者・池田先生が示された「世界市民のネットワークの要たれ」「『文明の対話』の懸け橋たれ」「『生命の世紀』を照らす灯台たれ」とのモットーのもとで、研究や活動を進めてきました。
 
 センターが出版・編集した書籍は319大学1002講座で教材として使われています。
 
 また、多彩な識者を招いてシンポジウムなどのイベントを開催し、“知の拠点”として発展してきました。
 
 2004年以来続けている「文明間の対話のための池田フォーラム」では、参加者が池田先生の思想を軸に、より良き世界の実現への方途を探ります。
 
 近年では、学識者が講師として、池田先生の書籍をひもとき、社会課題について語る「インディゴ・トークス」や、博士課程の学生と教授らが池田先生の平和提言などを学ぶ「世界市民セミナー」も好評です。宗教や文化、国籍の違いを超えて、研究者や識者のネットワークを築いています。

池田国際対話センター主催の第10回「文明間の対話のための池田フォーラム」。ハーディング博士が来賓として出席した(2013年11月)
池田国際対話センター主催の第10回「文明間の対話のための池田フォーラム」。ハーディング博士が来賓として出席した(2013年11月)

 ――マー所長は、2002年からスタッフとしてセンターの発展に尽くしてこられました。印象的な出来事について、お聞かせください。
 
 私はスタッフとして、池田先生と交友を結んだ一流の識者とお会いする機会に恵まれました。
 
 アメリカ公民権運動の中核の一人であるビンセント・ハーディング博士や、著名な平和学者であるエリース・ボールディング博士は、当センターのイベントで講演されました。お二人と池田先生とのそれぞれの対談集(英語版)は、当センターから出版されています。
 
 一流の人間には、「目の前の一人を大切にする」対話の姿勢があります。
 
 ハーディング博士やボールディング博士は、多忙な中にあっても、イベントに関わる人や参加者とのコミュニケーションを大事にされ、私自身、その謙虚な対話の姿勢に感銘を受けました。
 
 また、当センターで、詩を使った平和推進をテーマとしたイベントを行ったことがあります。この時、博士課程で学ぶ、ある参加者が、詩の力について懐疑的になっていました。
 
 しかし、イベントを通して池田先生の思想を学び、詩の大切さを改めて実感する中で、最後に自作の詩を披露してくれたのです。彼の変化の様子に、とても感動しました。
 
 正しき生命観の確立と平和の世紀の構築という、ハーバード講演で示された池田先生のビジョンを前に進めていくのが、池田国際対話センターの使命にほかなりません。
 
 異なる分野の学者が、共通の関心について対話することは、まれです。だからこそ、あらゆる分野の人々が交流できる場を提供することで、新たな発想が生み出されていきます。
 
 平和を進める道程には、困難や孤独に直面することもありますが、池田先生の指針を胸に、世界市民のネットワークをさらに大きく広げてまいります。

昨年7月に池田国際対話センターが開催した「ダイアログ・ナイト(対話の夕べ)」。若手研究者や学生が集まり、“他者との関係の在り方”についてディスカッションを行った
昨年7月に池田国際対話センターが開催した「ダイアログ・ナイト(対話の夕べ)」。若手研究者や学生が集まり、“他者との関係の在り方”についてディスカッションを行った
講演(1993年)から

 「民族」であれ「階級」であれ、克服されるべき悪、すなわち「一本の矢」は、外部というよりまず自分の内部にある。
 ゆえに、人間への差別意識、差異へのこだわりを克服することこそ、平和と普遍的人権の創出への第一義であり、開かれた対話を可能ならしむる黄金律なのであります。
 また、そうあってこそ、相手の性分や能力に応じて法を説く“対機説法”という自在な対話も可能なのであります。
      ◇◆◇
 もとより対話といっても、春風のようなものばかりではなく、時には火を吐くごとき言論のつぶてが、相手の傲り高ぶる心を撃つ場合もあります。釈尊や龍樹など、その名前を聞くと円満そのもののような印象を受ける仏教者たちも、支配者たちからは「すべてを否定する者」と非難されていました。
 日蓮大聖人も、庶民に対しては肉親も遠く及ばぬ濃やかな愛情を注がれておりますが、邪な権力との戦いでは、断じて一歩も退かれない。
 身に寸鉄も帯びず、もっぱら言論・非暴力に徹する姿勢は、微動だにしませんでした。それは遠島に流罪されていたときの次の師子吼に象徴されています。
 すなわち、改宗すれば日本の国王にしようと誘惑されても、また、改宗しなければ父母の首をはねると脅迫されても、「智者に我義やぶられずば用いじとなり」(「開目抄」全232・新114)と。
      ◇◆◇
 「大我」とは、一切衆生の苦を我が苦となしゆく「開かれた人格」の異名であり、常に現実社会の人間群に向かって、抜苦与楽の行動を繰り広げるのであります。
 こうした大いなる人間性の連帯にこそ、いわゆる「近代的自我」の閉塞を突き抜けて、新たな文明が志向すべき地平があるといえないでしょうか。
 そしてまた、「生も歓喜であり、死も歓喜である」という生死観は、このダイナミックな大我の脈動のなかに、確立されゆくことでありましょう。
 日蓮大聖人の「御義口伝」には、「四相(=生老病死)を以て我等が一身の塔を荘厳するなり」(全740・新1031)とあります。
 二十一世紀の人類が、一人一人の「生命の宝塔」を輝かせゆくことを、私は心から祈りたい。そして、「開かれた対話」の壮大な交響に、この青き地球を包みながら、「第三の千年」へ、新生の一歩を踏み出しゆくことを、私は願うものであります。
 (『池田大作全集』第2巻)

 

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〈新春あいさつ〉 原田稔会長 日々の勝利を積み重ね 大勝利の一年に2023年1月1日

4:12

 全世界に我らの勝ち鬨を轟かせゆく「青年・凱歌の年」が開幕しました。全同志の皆さま、明けましておめでとうございます。
 
 「一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」。戸田先生はこう断言されました。
 
 この信念の正しさを、池田先生は「本物の一人」として常に結果で示してこられました。青年時代に模範の拡大を成し遂げられた第1部隊長就任――本年1月2日の池田先生のお誕生日は、その栄光の広布史から70周年の佳節でもあります。
 
 就任時、第1部隊は337人。池田先生は、それを1年で1000人の陣列にすることを決意し、見事に成し遂げられました。
 
 なぜ拡大が実現したのか。先生は教えてくださいました。
 
 「私は自分が縁した同志を励まし、励まし、また励まし続けた」「勝利は突然やってくるものではない。日々の、懸命な『小勝利』の積み重ねの上に『大勝利』があるのだ」と。
 
 先生の一人への励ましと、立ち上がった無名の庶民の勝利劇。御書に「微塵つもりて須弥山となれり」(新205・全288)と仰せのごとく、それが幾十万・幾百万と積み重なり、今日の世界広布の大城は築かれました。
 
 使命の場所で一人立ち、積み重ねる日々の小さな勝利。世界の友と異体同心で、一人一人が、この地道な前進を貫けば、やがて必ずや平和と人道の世紀を開くことができます。
 
 この誇りと確信で、まずは広宣流布大誓堂完成10周年の「11・18」を目指して一日一日を勝利し、わが地域に、また世界に、創価の凱歌を響かせようではありませんか。

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