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本部幹部会への池田先生のメッセージ2022年3月7

2022年03月07日 | 妙法

本部幹部会への池田先生のメッセージ2022年3月7日

常に青年を尊敬し、励まし、師弟の真髄を語り残してきた池田先生。新たな広布の峰へ出発する友に万感の励ましを送る(2007年10月、八王子市の東京牧口記念会館で)
常に青年を尊敬し、励まし、師弟の真髄を語り残してきた池田先生。新たな広布の峰へ出発する友に万感の励ましを送る(2007年10月、八王子市の東京牧口記念会館で)

 一、ここ宿縁ふかき神奈川の天地で、1979年(昭和54年)の5月、私は「正義」「共戦」と認めました。この書を真っ先に見せたのは、誰であったか? それは、青年です。若き愛弟子たちです。

 私は祈りを一つに、皆と勤行をし、語りかけました。

 「苦難の時こそ、私は青年を育てる。青年と共に戦う。嵐の時代こそ、若き正義の力を信ずる以外にない。これが創価の師弟の心です」と。

 その折の丈夫と乙女たちの誓いに燃えた瞳は、今も忘れません。

 そして、今日ここに、「広宣流布」即「世界平和」への誓願を高らかに歌い上げた君たちの地球を結ぶ正義・共戦のスクラムを、私は心から讃えたい。

 皆、本当にご苦労さま! また、青年の成長と勝利を祈り抜き、陰に陽に応援してくれている学会家族の皆さん、いつもいつもありがとう!(大拍手)

大法弘通の聖火を後継の君に

 一、日蓮大聖人が御書に引かれた「貧女の一灯」という仏教説話があります。

 祇園精舎にいる釈尊に、名だたる王や長者らが供養した多くの灯火は、一夜明けると全て消えていた。ところが、無名無冠の一人の女性が捧げた灯火だけは、須弥山を吹き抜けるような風にも決して消えずに、まばゆい光を放ち続けていたのである。

 それは、なぜか。清らかな真心を尽くし、広く一切衆生を救いたいと、大きな誓いの心で灯された火であるからだ、というのであります。

 思えば、聖教新聞の創刊第1号に躍動した見出しは、「聖火鶴見に炎上」でありました。この横浜の鶴見に輝き出た、草創の同志の生命の光彩であります。尊き創価の母たち女性たちが、不退の信心で今日まで灯し抜いてきた慈折広布の聖なる火こそ、いかなる烈風にも消えない「大福運の一灯」なりと、御本仏は御照覧くださるに違いありません。

 そして、この大法弘通の聖火を誇り高く受け継ぎ、一人ひとりの心に語り伝えているのが、藍より青き後継の君たちです。それは、永遠に尽きない希望の光を友に贈る、不軽菩薩の人間尊敬の実践なのであります。

いかなる障壁も、若人の気概で前進!――音楽隊・創価グロリア吹奏楽団と神奈川・埼玉・千葉の吹奏楽団がスッペ作曲「『軽騎兵』序曲」を勇壮に。同志の心を鼓舞する妙音を響かせた(先月、創価青年音楽センターで収録)
いかなる障壁も、若人の気概で前進!――音楽隊・創価グロリア吹奏楽団と神奈川・埼玉・千葉の吹奏楽団がスッペ作曲「『軽騎兵』序曲」を勇壮に。同志の心を鼓舞する妙音を響かせた(先月、創価青年音楽センターで収録)

 一、混迷が深まる危機の時代にあって、特に青年世代の間には、先の見えない不安や孤独感、無力感などが、重苦しく垂れ込めているでしょう。

 だからこそ、創価の若人の勇気と誠実の声が、どれほど強く、どれほど明るく、どれほど温かく、友の生命を蘇生させることか、計り知れません。

 大聖人は若き南条時光に、仏に成る道は特別なことではないとして、譬えば「寒さに凍えた人に火を与えることである」(新1918・全1574、通解)と教えられました。

 御義口伝に示されているように、妙法を唱えゆくならば、「煩悩即菩提」「生死即涅槃」という究極の智慧の炎を現して、薪を焼くがごとく、どんな青春の悩みも、どんな社会の難題も、必ずや新たな価値創造へのエネルギーに転ずることができる。そして、生老病死の苦悩の闇をも、自他共に明々と常楽我浄へ照らし晴らすことができるのであります。

妙法こそ人類を安穏に導く大良薬

 一、御聖訓には、民衆に幾多の苦難が次々に襲いかかる「闘諍堅固の時」は、「法華経の大良薬をもってこの大難をば治すべし」(新694・全550)との一節があります。

 妙法は、一切衆生すなわち全人類を分け隔てなく、「幸福」と「平和」へ導く大良薬なのであります。

 戸田先生は「地球民族主義」の構想に、いずこの国の民衆も不幸の淵に追いやられることがあってはならないとの念願を込められました。どの国の民衆も、求めてやまないものは、「幸福」であり、「平和」であります。試練が大きければ大きいほど、創価の若き世界市民の熱と力をいやまして結集し、「我此土安穏」――地涌の我らが集い合った、この星を安穏にしていく師弟不二の祈りを強めながら、「立正安国の対話」を貫いていただきたい。

人間革命の勇舞を世界の友と

 一、40年前、青年と21世紀の広布の山を登攀し始めた折に記した三つの書を、巡り来る「三月十六日」を前に、改めて君たちに贈ります。

 「創価後継丈夫」
 「青春幸乃瞳」
 「生命光彩乃曲」
であります。

40年前の1982年に発表された、池田先生の書。「創価後継丈夫」「青春幸乃瞳」「生命光彩乃曲」
40年前の1982年に発表された、池田先生の書。「創価後継丈夫」「青春幸乃瞳」「生命光彩乃曲」

 浅きを去って深きに就く「創価後継の丈夫」たちよ、そして「青春幸の瞳」光る華陽姉妹よ、世界192カ国・地域の異体同心の全宝友と共々に人間革命の勇舞を広げ、地球民族の心と心に「生命光彩」の平和の交響曲を奏でゆこうと申し上げ、私のメッセージといたします(大拍手)。

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〈第8回本部幹部会・第2回青年部幹部会〉 原田会長のあいさつ2022年3月7日

  • 広布の飛躍へ「たくましき前進」

 一、「第8回本部幹部会」ならびに「第2回青年部幹部会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
 
 はじめに、ウクライナ危機を巡っては、多くの人々の生命と尊厳と生活が、戦闘によって脅かされるという悲惨な事態が続いており、憂慮に堪えません。私どもは、生命尊厳の哲理を信奉する仏法者として、一日も早い事態の終息と、人々の安全と平和の回復を、日々、より強く、祈っていきたいと思います。
 
 また、今回のことで、ウクライナから国外に逃れた難民が増え続けており、報道では、すでに100万人を大きく超える、かつてない規模になっております。こうした状況に鑑み、学会として、難民・避難民の皆さんへの人道支援の立場から、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ寄付を行うことを決定いたしましたので、皆さまにご報告申し上げます。
 
 一、さて、過日、中央社会協議会ならびに各都府県の社会協議会が開催され、今夏に実施される参議院議員選挙における比例区の公明党、ならびに、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の各選挙区で公認の7人について、これを支持することを決定いたしました。
 
 第2代会長・戸田城聖先生は、学会が政治参加するに当たり、その真情を語られました。「私の心を忘れぬ者は、政治革新を成し遂げ、民衆のための偉大なる政治家に育つだろうが、私利私欲にむしばまれていけば、広宣流布を破壊する魔の働きになってしまうだろう」「私は、獅子がわが子を谷底に突き落とす思いで、弟子たちを政界に送り出そうとしているんだ」と。
 
 公明党の全議員が今再びこの原点に立ち返り、衆望を担いうるに足る政治家へと人間革命してもらいたい。日に日に新たに緊張感をもってこれを誓い、一点の曇りもなく果たしゆく一日一日であってもらいたい。そうであればこそ、私たちも全力で支援してまいりたい(拍手)。
 
 一、2月の本部幹部会では、総兵庫女性部の「ひまわり合唱団」がブラジルSGIの愛唱歌「サウダソン・ア・センセイ(ようこそ、先生)」を見事に歌い上げてくださいました。この歌には、時間も場所も超えて、師匠と共戦しゆく、師弟不二の精神が脈動しています。
 
 1964年、ブラジルに軍事政権が誕生すると、創価学会も監視対象となり、74年には池田先生の入国さえ阻まれました。直前に訪問中止の報を電話で伝えられ、嗚咽するブラジルの友に、先生は、こう指導されます。
 「ブラジルは、今こそ立ち上がり、これを大発展、大飛躍の因にして、大前進を開始していくことだ」「長い目で見れば、苦労したところ、呻吟したところは、必ず強くなる。それが仏法の原理だよ」と。
 
 そして開催されたブラジルでの世界平和文化祭。ブラジルの青年たちは先生のご指導を胸に、悔し涙をぬぐい、来賓たちを前に感動のステージを繰り広げ、先生の名代となって、学会の偉大さを示しきりました。その日は、くしくも3月16日と17日。まさにブラジル池田門下生にとっての「3・16」――「広宣流布の模擬試験」となったのであります。
 
 以来、ブラジルの友は地域に根を張り、粘り強く信頼を勝ち得て、デマや偏見を打ち破り、学会への理解と共感を広げていきました。そうした中で誕生した歌が、「サウダソン・ア・センセイ」であります。
 
 作詞・作曲を担当したのは、ハンセン病を患う友でした。施設に入院しながら、しかも現実には、いまだ軍事政権下で先生が入国することすら許されない状況にありながら、友は、「先生! あなたをブラジルに迎えることができ、私たちの夢は叶いました」と歌ったのです。
 
 ブラジルの同志は、あの「3・16」の誓願を胸に、日々、先生をお迎えし、日々、先生と共に戦ってきた。だからこそ生まれ、だからこそ歌われたのが、「サウダソン・ア・センセイ」だったのではないでしょうか。
 
 一人一人の立正安国の行動が、やがて一国をも変え、1984年、ついに先生のブラジル訪問が18年ぶりに実現。今度は歓喜の涙をぬぐおうともせず、「サウダソン・ア・センセイ」を歌い叫ぶ友を前に、先生は語られます。
 「これまでに、どれほどの労苦と、たくましき前進と、美しい心と心の連携があったことか。私は、お一人お一人を抱擁し、握手する思いで、感謝を込め、涙をもって、皆さんを賞讃したいのであります」
 
 いまだコロナ禍が猛威を振るい、お一人お一人、仕事や生活も大変な状況にあると思います。しかし、苦労し、呻吟した分、組織も、人も、強くなります。その苦労をバネへと転じる力こそ、「たくましき前進」と、「美しい心と心の連携」にほかなりません。
 
 「3・16」に当たり、私たちは弟子として、師匠への誓いを新たにし、今一重、異体同心のスクラムを固め直して、立正安国と人間革命の完勝へ、たくましき前進を開始してまいりたい(拍手)。

「3・16」から異体同心の団結固く

 一、広布の伸展に魔の出来は必定である以上、私たちは魔に付け入る隙を与えぬよう、用心に用心を重ねていかねばなりません。
 
 例えば現在、オンラインの普及で、情報の共有が質量共に飛躍的に向上し、それが一人一人の成長と組織の発展につながっていることは、大変に素晴らしい変化です。その一方で、転送が容易なSNSでは一度、誤った情報や不適切な情報が拡散してしまうと取り返しがつかないため、十分な注意が必要です。
 
 特に、地区などの組織でのSNSグループは、学会活動の一環として、中心者のもと、いわば公式に設けているものです。したがって、そこには組織連絡やメンバー間でのやりとり、学会本部や聖教新聞社などから公式に発信されたもの以外の情報や、人づての情報は、流さないようにしていきたい。
 
 そもそもネット上にあふれる情報には、真偽や是非の検証ができないものも多く、中には学会利用や学会破壊をたくらむ人物が、その本性を隠して、学会員の関心を引こうと発信しているケースも、まま見受けられます。「魔の働きは分断」と心して、団結固く、学会と広布の前進を守っていきたいと思います。
 
 御書には「はるの野の千里ばかりにくさのみちて候わんに、すこしきの豆ばかりの火をくさひとつにはなちたれば、一時に無量無辺の火となる」(新1704・全1231)と仰せであります。
 
 一人の祈り、一人の行動、一人の誠実な声から、広布拡大の炎は、燎原の火のごとく広がっていきます。
 
 さあ、「3・16」から「4・2」「5・3」へ、全員が青年の心で、日本中に飛躍の拡大を成し遂げてまいろうではありませんか(拍手)。

 

 

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第8回本部幹部会・第2回青年部幹部会〉 志賀青年部長、西方男子部長、林池田華陽会委員長のあいさつ2022年3月7日

  • 希望社会の創出へ「一人立つ」
志賀青年部長(中央)、西方男子部長(右)、林池田華陽会委員長が青年の決意を力強く発表(神奈川池田記念講堂で)
志賀青年部長(中央)、西方男子部長(右)、林池田華陽会委員長が青年の決意を力強く発表(神奈川池田記念講堂で)

 志賀青年部長 青年部は今月1日、ウクライナ情勢について「対話を通じて即時停戦を」と題し、声明を発表しました。
 
 その中で、戦闘によって多くの人々の生命と尊厳と生活が脅かされる事態は悲惨であり、これ以上の惨禍を防ぐために「即時停戦」を強く要請。さらに、関係諸国が一致して「どこまでも対話による外交によって平和回復への道を探る努力を続けるべきである」と訴えました。
 
 国際社会でも懸念が広がる中、安保理の要請による40年ぶりとなる国連緊急特別総会が開催され、ロシア軍の即時撤退などを求める総会決議を、141カ国の賛成多数で採択。国連のグテーレス事務総長は、国際社会の総意として「武器を置き、対話と外交への扉を開くよう求めるメッセージは明確だ」と述べました。
 
 引き続き、青年部としても、対話と外交による即時停戦と部隊の撤退を、声を大にして訴えてまいりたい。
 
 われわれ青年が継承してきた「平和の魂」の根本には、戸田先生が示され、池田先生が展開されてきた「地球民族主義」があります。人類は、国家の枠を超えて同じ地球に生きる一つの民族である。私たちは、この大局観に立ち、世界中の青年と手を携え、希望の連帯を拡大していきたい。そして、地道な折伏・対話こそが「世界平和への最短距離」との信念を胸に、仏法の人間主義の哲学を、さらに語り抜いてまいります。
 
 林池田華陽会委員長 池田華陽会は今、“つながるプロジェクト”を各地で推進し、縁する全ての方々に、真心の励ましを広げています。
 
 7年前に入会した、あるメンバーは幼い頃から、持病や人間関係に苦しんできました。生きる希望を見失っていた時、いつも変わらず励ましてくれたのが学会員の親友でした。
 
 “どんな苦しみも希望に変えられる”との哲学に感動し入会。学会活動に挑戦する中で“自分と同じ疾患に苦しむ方の役に立ちたい”と祈るように。大学院で研究を重ね、疾患の症状をケアする商品を開発。さらに同じ病のある人のコミュニティーの設立も行う中、多くの喜びと感謝の言葉が寄せられたそうです。「学会に出合って、人生が、百八十度変わりました」と語る彼女は今、仏法対話にも勇んで挑戦。「3・16」を記念し、友人への御本尊授与が決まりました(拍手)。
 
 池田華陽会は今月から第1回となる「華陽カレッジ」を開催し、幸のスクラムを、さらに広げてまいります。
 
 西方男子部長 男子部は「部2」の拡大を掲げ、全国で弘教のうねりが起こっています。
 
 11年前、東日本大震災で被災したメンバーは、津波で4人のきょうだいを失いました。家族を救えなかった自責の念に苛まれ、「自分には幸せになる権利はない」と心を閉ざしてきました。それでも、この苦悩を、自分のことのように一緒に悩み、祈ってくれた同志がいました。
 
 次第に、生かされた人生ならば、亡くなった家族に誇れる生き方をしたい。本気で誰かを励ませる自分でありたいと決意。今度は、彼自身が、友のために真剣に祈り、励ましを送る中で、2人の友人を入会に導きました(拍手)。
 
 そして、入会した友人もまた、男子部大学校の一員として、折伏に挑戦しています。
 
 男子部は今月、大学校の入卒式を各地で盛大に開催します。新しい力を先頭に、栄光の「5・3」へ、全国100万の対話拡大を果たしてまいります。

師弟の平和の魂を継承

 志賀 青年の使命とは何か。先生は小説『新・人間革命』第8巻「宝剣」の章で、「青年ならば、一人立つことだ。そこから、すべては変わっていく」と示されました。
 
 混迷を極める国際情勢や長引くコロナ禍など、総じて、前途に希望が見いだせない社会の様相です。ならば、それ以上の熱と力で、希望を創り出していく。その先陣を担うのは、誰かではありません。今この時、青年が「一人立つ」ならば、一切を変える力となり、時代の闇をも切り開いていけると確信します。
 
 池田先生は、第1次宗門事件の渦中に発表された長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」の中で、青年にうたい託してくださいました。
 「我が 門下の青年よ/生きて生きて生き抜くのだ!/絶対不滅にして/永遠の大法のために!/また この世に生を受けた/尊き自己自身の使命のために!/さらに/我らの信条である/世界に平和の鐘を/社会に正義の旗を/打ち建てゆくために!」と。
 
 後継の「3・16」から、次なる広布の山へ、池田門下の青年の圧倒的な対話拡大で、平和と正義の大連帯を築いてまいります(拍手)。

 

 
 
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