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インド・創価池田女子大学卒業式

2021年12月29日 | 妙法

インド・創価池田女子大学卒業式への池田先生ご夫妻のメッセージ2021年12月29日

  • 崇高な理想へ勇気の挑戦 探求心と創造力と行動で
インド・創価池田女子大学の卒業式。鍛え抜いた英知の翼で人類貢献の人生を歩む決意に燃えて(チェンナイの同大学で)
インド・創価池田女子大学の卒業式。鍛え抜いた英知の翼で人類貢献の人生を歩む決意に燃えて(チェンナイの同大学で)

 汲めども尽きぬ価値創造の泉であるキャンパスに舞い戻られた卒業生の皆さん! 誠におめでとうございます。
 
 新たな人生の挑戦を開始されている凜々しき皆さん一人一人と、私も妻も、固い心の握手を交わす思いで、祝福の大喝采を送っております。
 
 本日の式典には、名門マドラス大学の尊敬するS・ガウリ副総長がご臨席され、皆さん方を温かく見守ってくださっております。
 
 30年ほど前になりますが、私がお会いして、インドの偉大な精神を語り合った、ラマスワミ・ベンカタラマン第8代インド大統領も、マドラス大学の誉れの卒業生であられました。
 
 大統領が生涯にわたって希求された「自由」への道は、いかなるものであったか。大統領は、詩聖タゴールの一節を通し、ご自身の信念を吐露されております。
 
 すなわち――
 
 「心が怖れをいだかず、頭が毅然と高くたもたれているところ」
 
 「言葉が 真理の深みから湧き出づるところ」
 
 「たゆみない努力が 完成に向かって 両腕をさしのべるところ」(『ギタンジャリ』森本達雄訳)
 
 そこにこそ、祖国を自由に導き、世界を平和と協調へと至らしめる人間の道があるといわれるのであります。
 
 まさしく、ここ皆さんの愛する母校こそ、この詩さながらの理想郷ではないかと、私は思いますが、いかがでしょうか。
 
 この青春の心の故郷から羽ばたいた皆さん一人一人には、いかなる荒波にも胸を張って立ち向かう「勇気の挑戦」があり、人間主義の「崇高なる理想」があります。倦まず弛まず自身を磨きゆく「創造性の開花」があるのです。
 
 そして、試練に直面しても、励まし合って共に立ち上がる最良の学友がおり、家族の絆で結ばれ、常に親身になって寄り添い、勇気づけてくださっているクマナン議長をはじめ最良の教職員の方々がおられます。
 
 この同窓の尊き連帯は、これからの長い使命の人生にあって、ますます真価を発揮し、かけがえのない高貴な光を放っていくことでしょう。
 
 現在、WHO(世界保健機関)の首席科学官として、新型コロナウイルス感染症対策の最前線で、人類のために勇敢に奮闘されているリーダーは、私の敬愛してやまない友人であるM・S・スワミナサン博士の長女であり、ここチェンナイ出身のソーミヤ・スワミナサン博士です。
 
 この博士が、深く心に刻まれていることは何か――。それは、民衆のため、弱き立場にある人々のために尽くされた、尊き母の姿から学んだ「探求心を持つこと」「創造的で大胆であること」、そして「信念のために立ち上がること」であります。
 
 どうか皆さんも、燃え上がる創価の「探求心」、「大胆な創造力」、そして信念を貫く「行動」で、一日一日を着実に、粘り強く勝ち開きながら、人類貢献の誇り高き道を朗らかに歩んでいってください。
 
 私と妻は、かけがえのない宝の皆さん方と、ご一家の健康とご多幸を、祈り続けてまいります。
 
 最後に、前途洋々たる未来へ飛翔しゆく乙女に、希望あれ! 歓喜あれ! 栄光あれ!と申し上げ、メッセージといたします。

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インド・創価池田女子大学で晴れの卒業式2021年12月29日

  • 池田先生ご夫妻が祝福のメッセージ「人類貢献の道を朗らかに」

 南インド・チェンナイに立つ創価池田女子大学で23日、晴れやかに卒業式が行われた。
 
 これには、同大学名誉創立者の池田大作先生と、名誉学長の香峯子夫人が祝福のメッセージを贈り、燃え上がる創価の「探求心」と「大胆な創造力」、信念を貫く「行動」で人類貢献の誇り高き道を朗らかに歩んでいただきたいと呼び掛けた。

インド・創価池田女子大学の卒業生(修士)が喜びのカメラに納まった(チェンナイの同大学で)
インド・創価池田女子大学の卒業生(修士)が喜びのカメラに納まった(チェンナイの同大学で)
創価池田女子大学の学部卒業生
創価池田女子大学の学部卒業生

 同大学は、池田先生の長編詩「母」に深い感銘を受けたセトゥ・クマナン議長の尽力で2000年に開学。名門マドラス大学のカレッジに認定されている。
 
 5学部で始まった創価池田女子大学は年々発展し、本年度から「歴史学部」「社会学部」を加えて全19学部となった。世界有数の経済大国へと成長する一方、貧富の差が課題のインドにあって、同大学は、女性に豊かな教育の機会を与えることが一つの家庭を変え、やがては社会全体を変える大きな力になるとの信念のもと、多彩な人材を育んできた。
 
 卒業式は、本年2月に行う予定だったが、コロナ禍の影響で延期されていた。そうした中でも卒業生は、イケディアン(池田先生の哲学の実践者)の精神を胸に社会で奮闘。この日、式典に参加するためキャンパスに集い合った。

成績優秀者に贈られる表彰状が、来賓のマドラス大学のガウリ副総長㊥から手渡された(同)
成績優秀者に贈られる表彰状が、来賓のマドラス大学のガウリ副総長㊥から手渡された(同)

 卒業式では、クマナン議長が創価の使命に燃える乙女を心から祝福。来賓として出席したマドラス大学のS・ガウリ副総長は、学生時代に磨いた力を思う存分に発揮してほしいと期待を寄せた。

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