毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

新・人間革命」に学ぶ 第23巻 基礎資料編

2020年09月02日 | 妙法

小説「新・人間革命」に学ぶ 第23巻 基礎資料編 2020年9月2日

  • 連載〈世界広布の大道〉

イラスト・間瀬健治

 今回の「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」は第23巻の「基礎資料編」。各章のあらすじ等を紹介する。挿絵は内田健一郎。
  

 【物語の時期】1976年(昭和51年)1月~8月30日

 
「未来」の章

 1976年(昭和51年)4月16日、札幌創価幼稚園が開園。創立者の山本伸一は、入園式に出席し、自ら園児たちを出迎える。式の前日にも幼稚園の教職員と懇談し、「仲良く、団結して、最高の人間教育の城をつくってください」などと励ます。
 式典で伸一は、園児たちを生涯、見守り続けていこうとの思いから、最後列に座る。引き続いて、記念撮影と記念植樹に参加。さらに、園児をバスで送り、通園状況を確認する。翌17日も、幼稚園の各保育室を回り、園児たちと心の絆を結ぶ。
 その後も伸一は、多忙なスケジュールの中、折にふれて幼稚園を訪問。入園式や卒園式には、園児たちに思いを馳せながら、メッセージを書き贈った。教員たちも幼稚園のモットー「つよく ただしく のびのびと」を実現するために懸命に奮闘する。伸一と教職員の情熱に育まれ、園児たちは伸び伸びと成長し、「未来」へ羽ばたいていく。
 札幌創価幼稚園に続いて、香港、シンガポール、マレーシア、ブラジル、韓国にも幼稚園が開園する。各国・各地域で創価の人間教育は、高い評価を得ていくことになる。
  

 
がっこう」の章

 創価大学に通信教育部が開設され、5月16日に開学式が行われる。山本伸一はメッセージを贈り、通信教育とは“信”を“通”わせ合う教育であり、「第一期生の皆さんこそ、通信教育部の創立者」と訴える。
 通信教育部は、伸一が、創価大学の設立を構想した当初からの念願であり、民衆教育の眼目であった。開設準備に当たる教職員は意見交換を重ね、各都道府県に通教生の相談にのり、アドバイスする「指導員」を置くことを決定。また、伸一は、通信教育部の機関誌を「学光」と命名。それは“学の光で人生、社会を照らしゆく”との指針となった。
 8月15日からは創大通教初の夏期スクーリングが開始となり、伸一も大学を訪れ、通教生を激励。秋期スクーリングでも、懇談や記念撮影を行う。また、11月の「創大祭」では通教生の展示が好評を博す。
 通教生たちは伸一の心に応えようと、苦闘を重ねながら勉学に励み、1980年(昭和55年)3月、通教から初の卒業生が巣立つ。その後、医学・工学の博士、公認会計士、教員をはじめ、社会に貢献する人材が数多く育っていく。
  

「勇気」の章

 5月16日の夜、大学の2部(夜間部)に学ぶ男子学生部員による「勤労学生主張大会」が開催される。前年(1975年<昭和50年>)に、伸一の提案で2部学生の集い「飛翔会」が結成。メンバーは伸一と同じ青春の道を歩む誇りに燃え、先駆の学生部のなかでも一段と輝きを放っていた。
 大会の報告を聞いた伸一は、“広布の重要な局面で猛然と先駆し、大勝利の突破口を開くのが「飛翔会」だ”と期待を寄せる。8月29日に開催された第2回総会では、各方面に「飛翔会」を結成することが提案された。その後も伸一の励ましは続いた。
 伸一は、「7・17」を記念し、全同志の広宣流布への誓いを託した「人間革命の歌」の制作に取り組む。その日は、57年(同32年)に、事実無根の容疑で、大阪府警に不当逮捕された伸一が、釈放され、創価の正義の勝利を誓い合った日である。
 歌詞は18日午後の本部幹部会で発表。さらに、推敲が重ねられ、同日夜、歌詞・曲ともに完成し、師弟の共戦譜「人間革命の歌」が誕生したのだ。翌日の夜には、全国各地の会合で声高らかに歌われ、世界各地の同志へと広がっていく。
  

 5月16日の夜、大学の2部(夜間部)に学ぶ男子学生部員による「きんろう学生主張大会」がかいさいされる。前年(1975年<昭和50年>)に、伸一の提案で2部学生のつどい「しょうかい」が結成。メンバーは伸一と同じ青春の道を歩むほこりに燃え、せんの学生部のなかでもいちだんかがやきをはなっていた。
 大会の報告を聞いた伸一は、“広布の重要な局面でもうぜんせんし、大勝利のとっこうを開くのが「飛翔会」だ”と期待を寄せる。8月29日に開催された第2回総会では、各方面に「飛翔会」を結成することが提案された。その後も伸一のはげましは続いた。
 伸一は、「7・17」を記念し、全同志の広宣流布へのちかいをたくした「人間革命の歌」の制作に取り組む。その日は、57年(同32年)に、事実こんようで、大阪けいに不当たいされた伸一が、しゃくほうされ、創価の正義の勝利を誓い合った日である。
 は18日午後の本部幹部会で発表。さらに、すいこうが重ねられ、同日夜、歌詞・曲ともに完成し、師弟のきょうせん「人間革命の歌」がたんじょうしたのだ。よくじつの夜には、全国各地の会合で声高らかに歌われ、世界各地の同志へと広がっていく。
  

「敢闘」の章
かんとう」の章

 7月23日、伸一は名古屋で女子部の人材育成グループ「青春会」を激励。夕刻、三重県の中部第一総合研修所へ。歴代会長の精神を学び、継承するための遺品などが展示された記念館をはじめ、研修所内を視察。26日は中部学生部の代表と懇談し、「学生部厚田会」を結成した。
 一人ひとりの励ましに徹する地道な「敢闘」の日々は続く。
 8月6日には鹿児島県の九州総合研修所を訪問。12日には東京に戻り、3日間にわたる茨城指導へ。
 19日から再び九州総合研修所に向かい、20日、人材育成グループ「鳳雛会」の結成10周年記念大会に出席する。席上、伸一は、皆が山本伸一の分身として、師と共に広布に生きることを願い、和歌を贈る。また、22日には本部幹部会や女子「鳳雛グループ」の大会に出席。23日は、喜界島の草創期を築いた婦人に最大の励ましを送る。
 伸一の入信記念日であり、恩師との思い出深き24日には、清水、国分の両総ブロック合同の代表者勤行会へ。翌日は「伸一会」の集い、さらに神奈川、埼玉の文化祭に出席するなど、同志の激励に力を尽くす。
  

 7月23日、伸一は名古屋で女子部の人材育成グループ「青春会」をげきれいゆうこく、三重県の中部第一総合研修所へ。歴代会長の精神を学び、けいしょうするためのひんなどがてんされた記念館をはじめ、研修所内をさつ。26日は中部学生部の代表とこんだんし、「学生部あつかい」を結成した。
 一人ひとりのはげましにてっする地道な「かんとう」の日々は続く。
 8月6日には鹿児島県の九州総合研修所をほうもん。12日には東京にもどり、3日間にわたる茨城指導へ。
 19日から再び九州総合研修所に向かい、20日、人材育成グループ「ほうすうかい」の結成10周年記念大会に出席する。席上、伸一は、みなが山本伸一の分身として、師と共に広布に生きることを願い、和歌をおくる。また、22日には本部幹部会や女子「鳳雛グループ」の大会に出席。23日は、かいしまそうそうを築いた婦人に最大のはげましを送る。
 伸一の入信記念日であり、恩師との思い出深き24日には、きよみずこくの両総ブロック合同の代表者勤行会へ。よくじつは「伸一会」の集い、さらに神奈川、埼玉の文化祭に出席するなど、同志のげきれいちからくす。
  

【「人間革命の歌」の書】
【「人間革命の歌」の書】
池田先生が「人間革命の歌」の歌詞をしたためた書の一部。3番の歌詞の最後に、「人間革命 光あれ 合掌」と記されている。書全体は幅3メートル30センチに及ぶ
池田先生が「人間革命の歌」の歌詞をしたためた書の一部。3番の歌詞の最後に、「人間革命 光あれ 合掌」と記されている。書全体は幅3メートル30センチに及ぶ
池田先生が「人間革命の歌」の歌詞をしたためた書の一部。3番の歌詞の最後に、「人間革命 光あれ 合掌」と記されている。書全体は幅3メートル30センチに及ぶ

 池田先生は「人間革命の歌」の完成を記念し、1番から3番の歌詞を一幅の書にしたためた。
 冒頭には、「わが広宣流布に勇敢に向いゆく わが同志乃益々御健斗と無事とを祈りつつ 此の一詩を全学会乃諸兄諸姉に贈る」との言葉とともに、歌が完成した「昭和五十一年七月十八日」の日付が揮毫されている。
 また、結びには「一千万地涌の同志乃永遠なる栄光の旅路を祈る 初代 牧口常三郎先生 二代 戸田城聖先生 三代 池田大作 記す 創価学会本部 会長室にて」と書きとどめられている。

 池田先生は「人間革命の歌」の完成を記念し、1番から3番のいっぷくの書にしたためた。
 ぼうとうには、「わが広宣流布にゆうかんむかいゆく わがどうますますけんとうと無事とを祈りつつ の一詩を全学会乃しょけいしょおくる」との言葉とともに、歌が完成した「昭和五十一年七月十八日」の日付がごうされている。
 また、むすびには「一千万の同志乃永遠なる栄光のたびいのる 初代 牧口常三郎先生 二代 戸田城聖先生 三代 池田大作 記す 創価学会本部 会長室にて」と書きとどめられている。

 こちらのURLから、「人間革命の歌」の動画を視聴できます。
 https://youtu.be/yeBV79f63ME

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする