懐かしい未来～「ドットハック セカイの向こうに ３D」～

もし　2024年の福岡天神がこんなふうになってたら見たいな。（そこツッコミ？）
劇場版映画でソラたちが住む未来が
ここまでコンピューター管理された世界になってるとしたら
「サマーウォーズ」でも見たような混乱は
マジで訪れるかもね。
便利になる反面で
たとえば、
「”作った本人も制御できないような”コンピューターウイルス」で
それらがなかった時代には考えられないような惨事が起こる。


リセットしたら本気で生き返るって思ってるくらい
命がかる～く見られてるような
んなアホな～なこと信じてる子供がいるような現代。
逆パターンで、自分で作ったものが自分の首を絞めるだけやなくて
自分のあずかり知らないところで
たくさんの人の命が巻き込まれてしまうようなことが
いつかマジでおこるかもしれない。

・・・・実際問題、核ミサイルのボタンなんて
押すだけで世界は滅びる。
どんなセキュリティも人間が作った以上
人間が破ることができる・・・でしょ？
いやAIなんてもんもあるんだから
どんなきっかけで制御不能になるかわかったもんじゃない。

ほんのちょっとのリアルを混ぜただけで
アニメはアニメ以上の意味をもってこっちに投げかけてくるんだよ。
あながち空想の世界で終わらないだろなって。

.hackのゲームをPS2で遊んでいたのは今から10年前。
もちろんオフラインのゲームだったんだけど
オンラインゲームってこんな感じなんだな～を体験できるものだった。
映画の中の「THE　WORLD」は
私にはとっても懐かしいものだったし
カイトやバルムンク、オルカのビジュアルだけでも
お～～～☆って盛り上がってた。

エヴァもそうだけど、アニメの世界は
なして14，5歳の中学生が世界を救う話を作りたがるのかな？(笑)
情緒不安定でもろくって、
ただひたむきな部分だけで物事ええ方向へは進まないと思うんだけど。
たまたま解決しただけのことでね。（わわわ）

この「.hack」シリーズは、ラジオドラマからスタートして
ゲーム、OVA、コミック、小説といくつも作られてる
この起承転結だけほぼそのままにして
主人公を変えて何度も何度も。

主人公のソラと同じ目線で「THE　WORLD」を楽しみ、
現実世界ではソラを見守るかたちで鑑賞することになると思う。
冒険、友情、勘違い、
一生懸命な行動に仲間が増えていっての勝利。
簡単にいうたらそれだけかもしれないけど

このアニメノムコウにある、
そう遠くない未来に起こるかもしれない事件に
正直びびっていたわけで。
その「んなアホな」予感というのは
10年前よりも確実に身近になってる・・・・大げさじゃなくてね。

映画から若干話はそれるけど
物語の中でごっつ昔気質の堅物なじーちゃんが
離れ離れになった彼女と接点をもつべく
「THE　WORLD」を始めたってのが何とも言えなかった。
しかもキャラメイクしたその風貌はジャックスパロウそっくり。

かっこよく駆け回るゲームキャラは会えないときの自分で
現実にはできないことがいっぱいできたりして
おまけにロマンチックなデートができる。
その夜景も自分の風貌もプログラムっていうたら
みもふたもないけど。
ええとこ見せたい恋愛モードはいくつになっても変わらん。
会えない時間も彼女と行動を共にすることができる。


・・・で、現実は道頓堀の橋の上で待ち合わせして
ただ寄り添って歩くシルバーなカップルだけど
とっても幸せそうだった。
・・・こういう未来もあっていいんじゃないかなって。
こんなふうに遠距離恋愛をするシルバー世代がいても
ええんちゃうかなって。
ゲームなんてと目くじらたてるなかれ。(笑)
・・・ネトゲ好きな人間の言い訳かな・・・ははは。