市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

山形屋リニュアル5ヵ月目

2007-02-10 | Weblog
 昨年9月12日の宮崎市橘通り3丁目の山形屋リニュアル開店から、5ヶ月経った。土曜日の今日、暖かく晴れた午後だった。開館時の人の渦は消えていた。旧館と新館を挟んだ広場も閑散としていた。ここから回遊できる四季通り、あいあい通り、若草商店街、路地から人通り減り、熱気も消えていた。やはりそうだったか、3ヶ月経つと人が散るというジンクス通りになった。それが当たらなかったのがイオンショッピング・モールで、今回の山形屋付近も期待できたのだが、ダメだった。

 駐車場の不便さがある。それにやはり商店の多様性、集積が足りなかった。開館時は、スターバックスまでも年寄りであふれたいた。また新館との通路に並んだベンチにも若者よりも年寄りが座って談笑していた。ぼくはその光景を片端からデジカメに収録してきた。ようこそやっていたと思う。もうこのような光景は見られなくなった。

 新館の6階に開店したアレッタというバイキングのレストランには一時間も2時間も待つ客が並んで座っていた。それも撮影できた。新館でジュエリーを老婦人に説明するファッションモデルのような売り子の姿も。そんなドラマチックな情景も今日は見当たらなかった。中高年にターゲットをしぼった店内もあいまいになった。若者向けか、中高年向けかわからなくなった。また、付近の通りも若者向けのファッションが主で多様性がないのが、あらためて確認できた。

 中心市街地の活性化とは、想像を超えて困難なことを、今日の光景がまざまざと実証している。

 これからどうすべきなのか、頭でアイデアをかんがえたところでどうにもならない。ここで、生き抜くしかない。そこからなにかが生まれるはずだ。
 
 街づくりなどとしゃげったり、討論したりしても、多くは、税金の無駄かもしれない。
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