市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

自明の土地も視点を変えれば・・・

2005-10-25 | 街シーン
 宮崎市に「天神山」というのがある。大淀川の北側の堤防そいにつらなる。「あの山の向こうは、どうなってる?」と聞くと、知人のほとんどが、「さあ、なんだろう?」と頭を傾げた。そういうぼくも、、その向こうのことなど想像してみたこともなかったのである。何十年も!!

 先月、ふとした偶然で、天神山の向こう側、その空間に超えて入った。そこは腰まであるすすきの野がひろがり、住宅や、マンションが建っていた。店ひとつなく、その寂寥とした光景に胸を締め付けられた。ここが宮崎市!!川崎市かどこかの無機的な郊外だ、旅先にあるような感じであった。

 ここに「ピンピ」(夢というアジアの言葉だそうだ)という喫茶店があると聞いてやってきたのだ。自家焙煎のコーヒーを注文する。下が駐車場、上が喫茶店となっていた。ブレンドが18種、ストレートが30種、展示されていた。まわりはすすきの野である。開店して4年目という。ここには道があったのですかと聞くと、2メートルくらいの道が天神山の方からあったという。焙煎が専門で豆の販売をでしていたので、そのお客さんがぼちぼちみえていましたということで、こんな荒野で喫茶店が成り立ったのかと、なにまかもおどろくべき一日であった。

 後で、地図で確認すると、ここは現在宮崎市立図書館や市民劇場の建設された団地「花山手住宅団地」の東斜面下の平野だった。団地側から見ると、なんということもない地続きの土地であるが、反対からは想像もできなかった。自分のまわりの土地は自明であると思っているが、視点を変えるとまさに異郷になるとは。人間の盲点は計り知れないかも。 

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