朝のNHKテレビ番組は、安陪首相の演説、そのしめくくりシーンが放映された。・・一人ひとりがその生き方に誇りを持ち、それぞれの持ち場で全身全霊をぶっつける。「芸術は爆発だ!」岡本さんの言葉は実は人生論であり、成長論であると思う。今こそ日本人も日本企業も「爆発」すべき時だ。民間活力の爆発ー。これが成長戦略の最後のキーワードだ!!
おいおい一人で爆発しているのは、あんたやないかと、その舞い上がりぶりはクライマックスを迎えてきていると思えたのだ。後、演説要旨を読み、成長戦略目標をみると、相変わらず3本主義で「女性の活躍」「世界で勝つ」「民間活力の爆発」となり、
3年間で、民間投資70兆円を回復
2020年にインフラ輸出を30兆円に拡大
20年に外国企業の対日直接投資残高を2倍の35兆円に拡大
20年に外国企業の対日直接投資残高を2倍の35兆円に拡大
20年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円に
10年間で世界大学ランキングトップ100に10校ランクイン
などなど...だがどうやったらそうなるの?である。とにかく世界に勝ちたいらしい。それはそれでやればいいだろうと思うのだが、やるにしては、世界無視のおのれだけの宇宙での物語としか思えない。世界企業が日本の思惑通り、直接投資を2倍に拡大するのだろうか。世界に2020年までになにが起きるのかも予測されてなく、たとえばアメリカがずっこける、ドイツが停滞する、中国のバルブがはじける、中東で戦争が拡大する、何が起きても、日本の経済は甚大な危機に直面するわけで、それが年平均3.5パーセントを、日本だけがつづけて、国民所得が、一人あて150万円増加するとか、現実を無視し、排除して、自分だけが世界の中心のようなイルージョン・・・。
花は咲く、花は咲くだが、咲いた花が、写真になり、ポスターを彩っているばかりだ。どうやって花が咲いているのか、これから咲かせるのか、その土壌は、肥料は、根はどうなのか。爆発だ、
「芸術は爆発だ!」岡本太郎のとうのたった言葉などをもちだして、国民の自覚をうながすなどとは、どういうつもりなのだろうか。「進め一億火の玉だあ」とか「欲しがりません勝つまでは」とか「鬼畜米英やっつけろ」とか、どこか戦時中のスローガンと似ているように思えてならない。ぼくなんか、あんたから言われなくても、爆発!などという人生論など、無用である。世界で勝つなどなんの目標でもない。だいたいぼくの人生には、スローガンとポスターはない。もっと一人一人の人生目標に基づいた、やさしい犬や猫のような地について生き方があるのだから。
明日の就職も、定かならず、100社以上の企業をまわっても就職できず、大学も大学院浪人までしても派遣社員のまま、法科大学院を出て弁護士になってもコンビンでアルバイトするしかない若者たちの、こんな状況を改革するための実現は、それこそ人生論に基づいて哲学的回答までもふまえた成長戦略がかんがえられるはずである。
首相にとっては、爆発興奮状態に陥った国民が、個人より国家を上とみなし、つまり基本的人権を国家にかなり返上し、主権が国家にもどり、国の1000兆円の借金を返済するために社会保険料の削減、増税を、国民が積極的に取り組む、この取引に応じるための戦略が、本音では画策されていることではないかと、思えて仕様がない。まさに魂と物をとりかえようとする灰色コートの男(シャミッソー影をなくした男)ファウストのメフィストの取引を連想させる。取引ポスターとスローガンを、市場が判断を降ろす。市場の冷酷さが今は救いである。
今朝は夕べからの雨が止んで、冷え冷えとしてきだした。爆発したいやつはしろ、ぼくは冷える。
おいおい一人で爆発しているのは、あんたやないかと、その舞い上がりぶりはクライマックスを迎えてきていると思えたのだ。後、演説要旨を読み、成長戦略目標をみると、相変わらず3本主義で「女性の活躍」「世界で勝つ」「民間活力の爆発」となり、
3年間で、民間投資70兆円を回復
2020年にインフラ輸出を30兆円に拡大
20年に外国企業の対日直接投資残高を2倍の35兆円に拡大
20年に外国企業の対日直接投資残高を2倍の35兆円に拡大
20年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円に
10年間で世界大学ランキングトップ100に10校ランクイン
などなど...だがどうやったらそうなるの?である。とにかく世界に勝ちたいらしい。それはそれでやればいいだろうと思うのだが、やるにしては、世界無視のおのれだけの宇宙での物語としか思えない。世界企業が日本の思惑通り、直接投資を2倍に拡大するのだろうか。世界に2020年までになにが起きるのかも予測されてなく、たとえばアメリカがずっこける、ドイツが停滞する、中国のバルブがはじける、中東で戦争が拡大する、何が起きても、日本の経済は甚大な危機に直面するわけで、それが年平均3.5パーセントを、日本だけがつづけて、国民所得が、一人あて150万円増加するとか、現実を無視し、排除して、自分だけが世界の中心のようなイルージョン・・・。
花は咲く、花は咲くだが、咲いた花が、写真になり、ポスターを彩っているばかりだ。どうやって花が咲いているのか、これから咲かせるのか、その土壌は、肥料は、根はどうなのか。爆発だ、
「芸術は爆発だ!」岡本太郎のとうのたった言葉などをもちだして、国民の自覚をうながすなどとは、どういうつもりなのだろうか。「進め一億火の玉だあ」とか「欲しがりません勝つまでは」とか「鬼畜米英やっつけろ」とか、どこか戦時中のスローガンと似ているように思えてならない。ぼくなんか、あんたから言われなくても、爆発!などという人生論など、無用である。世界で勝つなどなんの目標でもない。だいたいぼくの人生には、スローガンとポスターはない。もっと一人一人の人生目標に基づいた、やさしい犬や猫のような地について生き方があるのだから。
明日の就職も、定かならず、100社以上の企業をまわっても就職できず、大学も大学院浪人までしても派遣社員のまま、法科大学院を出て弁護士になってもコンビンでアルバイトするしかない若者たちの、こんな状況を改革するための実現は、それこそ人生論に基づいて哲学的回答までもふまえた成長戦略がかんがえられるはずである。
首相にとっては、爆発興奮状態に陥った国民が、個人より国家を上とみなし、つまり基本的人権を国家にかなり返上し、主権が国家にもどり、国の1000兆円の借金を返済するために社会保険料の削減、増税を、国民が積極的に取り組む、この取引に応じるための戦略が、本音では画策されていることではないかと、思えて仕様がない。まさに魂と物をとりかえようとする灰色コートの男(シャミッソー影をなくした男)ファウストのメフィストの取引を連想させる。取引ポスターとスローガンを、市場が判断を降ろす。市場の冷酷さが今は救いである。
今朝は夕べからの雨が止んで、冷え冷えとしてきだした。爆発したいやつはしろ、ぼくは冷える。
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