私が学内で顧問をしている某部活の学生がひとり、教室使用のための大学への申請書(使用許可願)に印鑑を押してほしいと言ってきた。
そのこと自体は当然、問題はないのだが、差し出された書類を見ると、すべて鉛筆で記入されており、必要のない書き込みもしてあって、それをそのまま学生課に提出する状態にはまったくなっていない。
見た瞬間に、「何故、鉛筆書きなの?」と聞いたら、さすがに、「すぐ書き直します」と言っ . . . 本文を読む
mixiのニュースに「騒音性難聴を防ぐには」という記事が載っていた。
ヘッドフォンで長時間音楽を聴くことによる聴力障害の危険性について警告したものだ。
→ iPodで難聴も 危険音量に注意
普段気がつかないでいる危険はこの他にもあるかも知れない。身に覚えのある人もない人も、早めに対策をとらなくては。
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跡見女子大学の地元埼玉県新座市では、昨年12月以来、(仮称)文化芸術振興基本方針策定市民検討委員会が開催されている。
去る23日には、同委員会の第4回会合が新座市民会館で行われた。
前3回の委員会での討議を経て、基本方針の骨子にあたる、基本理念、重点課題、具体的な施策のイメージがかなり明確に固まってきた。
基本方針の素案がどういう中身のものになるのかについて、やっとおおよその姿が見えて来たと . . . 本文を読む
ひとつ前の記事の続き。
「エミーリア・ガロッティ」は、今から234年前の1772年に初演されたG. E. レッシングの芝居が元になっている。
ヨーロッパ近代演劇の古典とされる作品の上演と言えば、普通はオーソドックスな(日本で「新劇」と呼ばれるような)リアリズム演劇を連想するのが普通である。だが、この舞台は、まったくそれとは正反対で、観ていて18世紀に書かれた古典演劇という印象はまったく受けない . . . 本文を読む
20日夜、東京国際芸術祭招聘公演のひとつ、ドイツ座の「エミーリア・ガロッティ」を観た(彩の国さいたま芸術劇場大ホール)。
詳しいことは別に書こうと思うが、「こんなの観たことない」、「こういう舞台もあるんだ」と思える舞台である。
5000円という値段でもあるし、観て絶対損はしないどころか、観ないと損をする舞台であることは間違いない、と言っておこう。(何と学生席は1000円!)
たった3公演しかな . . . 本文を読む
今日、跡見女子大学の第38回卒業式が行われた。
4年前に開設されたマネジメント学部の第一期生が初めて巣立つ日である。
文学部(人文学科、臨床心理学科)も合わせた大学全体の卒業式の後、マネジメント学部卒業生に対して、「学位記授与式」が行われ、学部長から卒業生ひとりひとりに学位記が手渡された。
ひとりずつ壇上に上がって学位記をもらい、それぞれのアドバイザー(個人別の担任のような役割)の教員から花を受 . . . 本文を読む
東京国際芸術祭2006の招聘公演、クウェートのスレイマン・アルバッサーム・シアターによる「カリラ・ワ・ディムナ」を観た(にしすがも創造舎特別会場)。
演出のスレイマン・アルバッサームは、父親がクウェート人、母親がイギリス人。1972年生まれというから、まだ30そこそこの若さだが、一昨年の東京国際芸術祭で上演した「アル・ハムレット・サミット」が演劇関係者の間で大変話題になった。
私は、そのときは舞 . . . 本文を読む
ひとつ前のエントリー(「オペラとミュージカルとの違い」)の流れで、映画「五線譜のラブレター」(原題は「De-lovely」)を紹介する。
この映画は、一昨年に公開されたもので、コール・ポーターの生涯を妻リンダとの関係を軸に描いたものだ。主演は、ケビン・クライン、アシュレイ・ジャッド。
基本的に苦い映画である。
晩年のコール・ポーター(K・クライン)に、ミュージカル演出家(英国の名優ジョナサン・プ . . . 本文を読む
跡見で毎年春学期に行っている「パフォーミング・アーツと国際コミュニケーション」という授業では、最初の方の回で、世界各地の文化はそれぞれ特徴があって、互いに異なっているということを指摘する。そして、それぞれの文化の違いは、それぞれの地域の歴史の違いから来ている、ということを説明する。
そんな当たり前のことをわざわざ、と思われるかも知れないが、入学したばかりの1年生もいるわけだから、そうそう当たり前 . . . 本文を読む
以下は小劇場の制作支援サイト「fringe」の「トピック」欄に取り上げられていたニュースより。
財団法人アサヒビール芸術文化財団が主催する「第3回アサヒビール芸術賞」の受賞者が2月28日発表された。
→ アサヒビールグループウェブサイト「ニュースリリース」 社員参加型芸術表彰 第3回アサヒビール芸術賞の受賞者を決定
受賞者は次の1個人5団体。
井手茂太氏(イデビアンクルー主宰)
gra . . . 本文を読む