跡見の大学院で私が担当している「マネジメント演習」では、文化政策や文化経済学に関する文献を院生が読んできて要点を報告し、私とディスカッションをしながら理解を深める、という内容で進めようと思っている。
昨27日の演習が院生の発表の第一回で、テキストは後藤和子氏(埼玉大学教授)の「芸術文化の公共政策」(勁草書房)を用いた。
芸術文化の公共政策後藤和子著勁草書房このアイテムの詳細を見る
同書の序章 . . . 本文を読む
今朝の朝日新聞朝刊の「天声人語」に、同紙コラムニストの小池民男氏が亡くなられたことが報じられていた。
小池氏は、前任の「天声人語」の執筆担当者であり、昨年四月からは、「時の墓碑銘」というコラムを毎週月曜日に連載していた。
私は、ほぼ一年ほど前に、その連載第一回のコラムをこのブログで引用させてもらったことがある。
→ 茶色い戦争(中原中也)・長谷川一夫・レヴィ=ストロース (2005/04/18 . . . 本文を読む
跡見の「アーツ・マネジメントA」、玉川大学の「文化政策論」の授業で、以前NHKで放送された「アクターズ・スタジオ・インタビュー」という番組の中から、スティーブン・スピルバーグ監督が出演した回のビデオ(抜粋)を毎年紹介している。
このインタビューのことは、以前にもこのブログで取り上げたことがある。
→ ET phone home. (2005/04/28)
→ 「演技とは何か」 by Stev . . . 本文を読む
今日、勤務先の跡見女子大に文学部人文学科教授川平ひとし先生の逝去の報が貼り出されたのを見つけた。
アサヒコムでは、昨日付けで、以下のような記事が出ていた。
跡見学園女子大教授、川平ひとしさん死去
2006年04月24日19時59分
川平 ひとしさん(かわひら・ひとし=跡見学園女子大教授、本名・均=ひとし)が23日、胆管がんで死去、58歳。葬儀は故人の遺志により近親者のみの密葬とし、「川平ひと . . . 本文を読む
ひとつ前の記事の続き。
横浜シティアートネットワーク市民広報グループ「はまことり」の企画制作による横浜トリエンナーレ2005の市民報告書「トリエンナーレからシティアートへ ~市民が見た横浜トリエンナーレ2005」が昨21日刊行された。私は、この報告書の企画、とりわけ全体の内容構成に当初から関わっていたので、報告書の中の「はじめに」という序文は、私が担当して書くことになった。
当初、この序文は、 . . . 本文を読む
昨日、横浜シティアートネットワーク市民広報グループ「はまことり」の企画制作による横浜トリエンナーレ2005の活動報告書「トリエンナーレからシティアートへ ~市民が見た横浜トリエンナーレ2005」が発刊された(発行は横浜市芸術文化振興財団)。
計148ページに及ぶこの報告書、よくぞここまで、と思うくらい、大変内容が濃い。さまざまな出来事に目配りしているし、いろいろな人たちの感想や意見が収録されてい . . . 本文を読む
昨年度まで跡見女子大学マネジメント学部のFD委員長を務めていた関係で、昨年度の大学のFD(ファカルティ・ディベロップメント)活動をまとめた「FDジャーナル」第5号の編集作業をいま行っている。
3人の編集委員(教員)が、それぞれ担当部局分の著者校正をとりまとめて印刷屋さんに戻す作業を分担している。
3人がチェックした校正原稿をさらにとりまとめるのは大学の庶務課のスタッフが担当してくれているのだが、 . . . 本文を読む
苅谷剛彦他編「創造的コミュニティのデザイン」(有斐閣)をパラパラと読む(通読未了)。
創造的コミュニティのデザイン苅谷剛彦他編有斐閣このアイテムの詳細を見る
どのあたりが、どのように「創造的」なのか、もっとインパクトのある書き方だったら嬉しかったのだけれど・・・。
. . . 本文を読む
跡見女子大のキャンパスがある新座市には、手塚プロダクションのスタジオがあり、鉄腕アトムが住民登録されている。
先日研究室に訪ねてきてくれた学生たちと話をしていて、新座市の文化資源として、このことは重要だ、ということになった(当然ではある)。だが、そのときは、新座と手塚プロと鉄腕アトムがどのように関わりがあるのか、よく理解していなかった。
すると、学生のSさん(3年)が早速調べてきてくれた。
. . . 本文を読む
今週(10日)の「アーツ・マネジメントA」の授業のときに、「授業中に教員に質問されて、それに対して学生が間違いを答えることは恥ずかしいことでも何でもない。むしろ、歓迎されるべきことだ」ということを話した。
このことは、私の授業ページでも以前書いたことがある。
→ 誤答のすすめ (2002/07/05の日付がある)
この日は、それに続けて、「社会に出たら、なかなか人前で恥は書けなくなる。人は自 . . . 本文を読む