ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

原正人著「映画プロデューサーが語る ヒットの哲学」

2005-08-31 22:53:34 | アーツマネジメント
ヘラルド映画、日本ヘラルド映画、ヘラルド・エース、エース・ピクチャーズ、アスミック・エース・エンタテインメント。 これらは、原正人著、本間寛子構成「映画プロデューサーが語る ヒットの哲学」の著者である映画プロデューサーの原正人氏が所属、または設立した映画配給会社、映画製作会社の名前である。 映画プロデューサーが語るヒットの哲学原正人著、本間寛子構成日経BP社このアイテムの詳細を見る 「地下室 . . . 本文を読む
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寛容と非寛容と

2005-08-29 23:08:45 | その他
自分たち(多数派)と考えが違う人たち(少数派)がいる場合に、彼らを排除しようとするのか、それとも、異なる意見を持つ人たちが存在することを認め、彼らと共存することを選ぶのか。 ある人は、前者のような考え方は偏狭な差別主義者のものであり、容認できない、と考えるかも知れない。これは、しかし、論理矛盾である。偏狭な差別主義者が存在することをさえも容認する度量がない限り、前者の考え方と変わるところはない。 . . . 本文を読む
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文化政策学の展開

2005-08-28 23:40:59 | アーツマネジメント
池上惇・端信行編「文化政策学の展開」(晃洋書房)を読む。 京都橘女子大学(現・京都橘大学)文化政策学部の教員陣が、文化政策学部の学問の現在を紹介する目的で発刊された論文集である。 文化政策学の展開池上惇、端信行編晃洋書房このアイテムの詳細を見る 文化政策学というからには、「文化政策」というものがあることが前提になっていなければならないが、日本においては、「文化政策」の厚みというものは、まだな . . . 本文を読む
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文化政策の4E

2005-08-26 22:05:08 | アーツマネジメント
私は、自治体の文化政策を考えるときに、4つの E を考えるとよいと思っている。4つの E とは、Excellence, Entertainment, Experiment, Education である。 それぞれの E を正四面体の4つの頂点に配して、図式化してみるとよい。(本来は図式化したものを掲載しておくべきだが、ちょっと手間がかかりそうなので、とりあえず省略。) 自治体の文化政策の歴史を . . . 本文を読む
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「オペラ座の怪人」再考(改訂)

2005-08-25 21:24:48 | アーツマネジメント
以下は、よく調べてから書けばよかった、と後で後悔した文章だが、一旦公開したものを自分で削除するのもみっともない(し、悔しい)ので、補注を加えたうえで、敢えて残しておくことにした。かなり自明のことを独り相撲で考察するかたちになっており、ばつが悪い。後悔、先に立たず、ということ。 劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」を観た。以前に観たのは随分昔のことで、舞台で観るのは多分10年ぶり以上のことにな . . . 本文を読む
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ボランティアと贈与

2005-08-25 07:47:44 | その他
このブログにもよく鋭いコメントを寄せてくれる佐藤牛之輔さんが、市民広報グループ「はまことり」(注)編集の「横浜シティアート・ニュース」第4号(うっかり報告し忘れていたが、先日20日付で、もう第4号が出ている)にコラムを書いている。 → 横浜シティアート・ニュース(第1号~第4号)のダウンロードはこちらから (注:)横浜トリエンナーレ2005をはじめとする横浜の文化芸術活動を応援する市民ボランテ . . . 本文を読む
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愛だろ、愛

2005-08-24 23:11:56 | その他
ちょっと以前(いつ頃だったかは忘れた。4、5年前?)に、永瀬正敏が出演して(細部は忘れた)、最後に、「愛だろ、愛」というナレーションが入って終わるCMがあった(商品名は忘れた。サントリーのチューハイ?) 字面で読むとの違って、このナレーションには押しつけがましさがなく、むしろ、照れかくしの意味での押しの強さ、という感じがあって、本気で「愛」を語ることが照れくさい、という今の若者(?)の感覚をうま . . . 本文を読む
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priceless

2005-08-24 07:32:16 | その他
「(お金で)買えるものは、mastercardで」、買うのだそうである。 だが、この世の中には、「お金では買えない価値がある」。 そのことを、このCMでは、「priceless」という言葉で表現している。 → マスターカード 【priceless:25年目のバイク】篇 ややこしい言い方をするようで恐縮だが、ひょっとして、このCMは、一見、お金で買えないものがある、ということを表現しているよう . . . 本文を読む
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中沢新一著「愛と経済のロゴス」

2005-08-23 22:43:21 | その他
中沢新一著「愛と経済のロゴス」(講談社選書メチエ)を読む。 愛と経済のロゴス―カイエ・ソバージュ〈3〉中沢新一著講談社このアイテムの詳細を見る 著者は、「ロゴス=世界を全体としてとらえる力」と説明している。同書で考察されているのは、世界を動かしている力が、古代(旧石器時代)から現代に至るまで、どのように移り変わってきたか、ということである。 「モース、マルクス、ラカンを超えて、21世紀の贈与 . . . 本文を読む
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耳の識別力

2005-08-21 07:09:07 | その他
結構、どうでもいい話を書く。 先日のブログで公共広告機構の「あなたが大切だ」というCMのことを書いた。 最初は、ラジオでそのCMを聞いて中身(文章)が気になった(気に入った)から紹介したのだが、そのときは、誰がナレーションをしているのかは特に気にならなかった。 その後、公共広告機構のサイトでテレビ版のCMを見て(聞いて)、どうも、どこかで聞いたことがある声のような気がした。 ちょっと考えていたら . . . 本文を読む
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