跡見で毎年春学期に行っている「パフォーミング・アーツと国際コミュニケーション」という授業では、最初の方の回で、世界各地の文化はそれぞれ特徴があって、互いに異なっているということを指摘する。そして、それぞれの文化の違いは、それぞれの地域の歴史の違いから来ている、ということを説明する。
そんな当たり前のことをわざわざ、と思われるかも知れないが、入学したばかりの1年生もいるわけだから、そうそう当たり前でもない。
実際、ヨーロッパの音楽とアメリカの音楽はどう違うか、と聞かれてその違いがわかっている学生の方が少数である。感覚的にわかっている学生はいるとしても、それを他人に説明できてはじめて「わかっている」と言えるとすると、その数は非常に少ないだろう。
そこで、一口に音楽と言っても、その中にはいろいろな種類があって、それが歴史や文化と結びついている、という発想を持ってもらうために、クラシック音楽とは何か、ジャズとは何か、ということを基本的なことから説明する。
で、ここから、オペラとミュージカルはどう違うか、ということも説明できることになる。(というか、そういうふうに遡って説明しないと違いをうまく説明できない。)
言うまでもなく、クラシック音楽が基本になっているのがオペラであり、ジャズが基本になっているのがミュージカルである。
この「オペラとミュージカルの違い」というのは、授業で説明すると結構学生の受けがよい。オープンキャンパスとか高校への出張授業などで高校生向けに講義をするときもやりやすい。
そういう場合に、アメリカン・ジャズ・スタンダードを代表する作曲家として名前をあげることにしているのが、アービング・バーリン、ジェローム・カーン、コール・ポーター、ジョージ・ガーシュイン、リチャード・ロジャースの5人。
ちなみに、この部分の種本は、青木啓・海野弘著「ジャズ・スタンダード100 -名曲で読むアメリカ-」(新潮文庫)である。
(参考)
→ オペラとミュージカルの違い(2) (2008/05/04)
→ オペラとミュージカルの違い(3) (2007/01/22)
そんな当たり前のことをわざわざ、と思われるかも知れないが、入学したばかりの1年生もいるわけだから、そうそう当たり前でもない。
実際、ヨーロッパの音楽とアメリカの音楽はどう違うか、と聞かれてその違いがわかっている学生の方が少数である。感覚的にわかっている学生はいるとしても、それを他人に説明できてはじめて「わかっている」と言えるとすると、その数は非常に少ないだろう。
そこで、一口に音楽と言っても、その中にはいろいろな種類があって、それが歴史や文化と結びついている、という発想を持ってもらうために、クラシック音楽とは何か、ジャズとは何か、ということを基本的なことから説明する。
で、ここから、オペラとミュージカルはどう違うか、ということも説明できることになる。(というか、そういうふうに遡って説明しないと違いをうまく説明できない。)
言うまでもなく、クラシック音楽が基本になっているのがオペラであり、ジャズが基本になっているのがミュージカルである。
この「オペラとミュージカルの違い」というのは、授業で説明すると結構学生の受けがよい。オープンキャンパスとか高校への出張授業などで高校生向けに講義をするときもやりやすい。
そういう場合に、アメリカン・ジャズ・スタンダードを代表する作曲家として名前をあげることにしているのが、アービング・バーリン、ジェローム・カーン、コール・ポーター、ジョージ・ガーシュイン、リチャード・ロジャースの5人。
ちなみに、この部分の種本は、青木啓・海野弘著「ジャズ・スタンダード100 -名曲で読むアメリカ-」(新潮文庫)である。
(参考)
→ オペラとミュージカルの違い(2) (2008/05/04)
→ オペラとミュージカルの違い(3) (2007/01/22)
役者が歌うのが、ミュージカル
違うのかな?
正確には、「オペラの歌唱法」で謳う「オペラ歌手」が演技するのが「オペラ」、ということになってしまうので、「オペラの歌唱法」とは何か、という問題になり、そこから、「クラシック音楽」とは?につながるわけです。
「オペラとミュージカルの違い」については、別項でもう少し補足的に説明しようと思います。