ひとつ前の記事の続き。
以前にも少し触れたことがあるが、私は、どの授業についても、授業の最後に学生から短いコメントを書いたカード(市販のB6版の大きさのもの)を提出してもらっている。(ちなみに、私はこのカードのことを「レスポンスカード」と呼んでいる。私の授業に対するレスポンス、という意味である。)
先日、「芸術文化とNPO」の授業の中で、NPO法人の設立手続きについて少し触れ、都道府県や内閣府 . . . 本文を読む
跡見女子大学で「芸術文化とNPO」という授業を担当している。
NPOとは、Non-profit Organization の略で、日本語にすると民間非営利組織ということになる。
(参考) → NPOの定義 (2005/09/24)
すべての法人は、法律に基づいてその設立の仕方が定められている。NPO法人(正式名称は特定非営利活動法人)は、「特定非営利活動促進法」という法律(1998年12月施行 . . . 本文を読む
東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生―文化の有効性を探る―」も回を重ねて8回目。去る16日は、NPO法人芸術資源開発機構(ARDA)の並河恵美子さんが登場。
かつて銀座で「ルナミ画廊」を経営していた並河さんが、その後、どういう経緯でアートNPOを設立して「アートデリバリー」などの活動を手がけるようになったかをわかりやすく説明していただいた。
この回のホスト講師は美術ジャーナリストの村田真(む . . . 本文を読む
今日、たまたまノーマン・メイラーが死去した、というニュースをヤフーで見ていた。発信元は11月10日のロイター電。日本では本日11日掲載になる。
以下は、ニュース記事からの引用。
2度にわたりピュリツァー賞を受賞したメイラー氏が25歳で発表した処女作「裸者と死者」は、第2次世界大戦について描かれた最高傑作の小説のひとつとされ、ベストセラーとなった。
(引用終わり)
実は、ノーマン・メイラーの作 . . . 本文を読む
先日(11月2日)の東京大学文化資源学講座「市民社会再生―文化の有効性を探る―」では、静岡舞台芸術センター(SPAC)の芸術総監督宮城聰氏をゲスト講師に迎えて行われた(この回のホスト講師は伊藤裕夫富山大学教授)。
前回、「鳥の劇場」の中島諒人(なかしままこと)さんのときにも少し触れたが、SPACでは、劇場にスタッフ、俳優が常駐しており、プロのアーティストが地方を拠点に活動するときのひとつのモデル . . . 本文を読む
跡見女子大学の「アーツ・マネジメントB」、玉川大学の「アートマネジメントⅡ」の授業で、「興行とは何か」ということを説明し、興行には、「手打ち興行」と「買い興行」「売り興行」の区別がある、という説明をしている。
興行とは、舞台作品等を上演して、主としてチケット収入によって事業を成り立たせることをいう。(他にも、相撲や野球やサッカーなどのスポーツや、サーカス、寄席、映画など、見世物の要素のあるものに . . . 本文を読む
ひとつ前の文章の続き。
去る10月19日の東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生―文化の有効性を探る―」に講師としてご登壇いただいた演出家の中島諒人(なかしま・まこと)さんが、「鳥の劇場」の活動紹介をするパンフレットに載せた文章の中で、地方に住む人たちは、「創造」という行為は都会においてしかできない、とあきらめに似た気持ちを抱いていると述べ、そのような事態が多くの人に当然と思われていることが異 . . . 本文を読む