ひとつ前の記事からの連想だが、ちょっと別の話。
私が跡見と玉川で行っているアーツマネジメントの講義の中で、「資金調達」に関する講義を行う回がある。今学期の講義の準備をしていて、そう言えば、助成金と補助金の違いって何だろう、とふと思ったが、自分でも違いがわかっていなかった。
考えてみると、私がこれまでに読んだアーツマネジメント関係のどの文献にも、このことについて説明してあるのを見たことがない。
. . . 本文を読む
mixiの「アートマネジメント」のコミュニティの掲示板に、「後援」、「助成」、「協賛」、この3者の違いって何ですか? という質問が載っていた。
以下、私の回答。
こんにちは。sotaと言います。
私が大学の授業で説明しているのは以下のとおりです。
左から順に、用語、意味、(該当する団体のタイプ)
主催 興行全体について最終的に責任を持つ
共催 興行の一部について責任を持つ
. . . 本文を読む
NPO法人STスポット横浜は、昨年度から、神奈川県・神奈川県教育委員会との協働で「アートを活用した新しい教育活動の構築事業」(通称「アート教育事業」)を実施している。
昨年度の同事業の様子は、以前に何度か書いたことがある。(参考のため、本稿末尾に記載)
去る26日、27日に、今年度の同事業の一環として、横浜市戸塚の県立桜陽高校で「先生のためのワークショップ」が開催された。
いま、どこでも生徒数 . . . 本文を読む
跡見学園女子大学では、昨年から論文AO入試という入試方式を取り入れている。
これは、あらかじめ公表してあるテーマについて大学の教員が実際に講義を行い、受験生はそこで学んだことを元にして指定された課題について時間内に論文を書いて提出し、その出来によって合否を判定するというものである。
今年、私は出題担当を仰せつかったので、「私たちは何故『ライブ』を見て感動するのか」というテーマを設定した。
今 . . . 本文を読む
23日(金)に、STスポットのスパーキングシアター'05「創造者remix」というタイトルのついた公演を見に行った。
公演の詳細は、→こちら
演劇とダンスの短い作品の2本立て。休憩込みで、両方合わせて90分ほどの公演である。
最近、演劇とダンスの間にかぎらず、音楽とか美術とかも含めて、ジャンル間の交流とか融合とか、そういうことが言われることが多くなってきた。
だが、あとづけで言うのではなく、 . . . 本文を読む
以前に、認定NPO法人に関する税制改正が山場を迎えている、という記事を書いた。
→ 認定NPO法人の税制改正はいまが山場 (2005/12/10)
その結果が、NPOWEBで報告されている。
→ 税制改正決定、PSTが一部改正へ(速報) (2005/12/15) (注:PST=パブリックサポートテスト)
正直、何がどう変わったのか、めちゃめちゃわかりにくい。
シーズ(=市民活動を支える . . . 本文を読む
去る18日(日)に、82日間にわたった「横浜トリエンナーレ2005」が閉幕した。
ヨコトリ05の最終的な入場者数は、189,568人だったという。集客面でも、予想を上回る成果を上げた、ということができよう(もっとも、予想がどのくらいだったか、というのは共通の認識があるわけではない)。少なくとも、トリエンナーレが始まる前に、「あまり市民に関心を持たれていないのではないか」という危惧があったことを考え . . . 本文を読む
「栗東芸術文化会館さきら」(滋賀県栗東市)の指定管理者選定問題に関する栗東市議会の結果は、本会議で「継続審議」ということに決まったという。(情報源は、いつものように、「やくぺん先生うわの空」)。採決の票数は、賛成16、反対3という結果。本会議に先立って行われた文教福祉委員会での賛成4、反対1という比率がほぼそのまま本会議での票の比率になっている。
ふだん、地方自治体や地方議会の情報を探すことなど . . . 本文を読む
本日21日(水)の午前10時から、新座市役所において「新座市文化芸術基本方針に関する市民検討委員会」の初会合があった。
冒頭、須田市長から当委員会設置の経緯の説明があった。
新座市では、国の「文化芸術振興基本法」の制定(2001年)を受けて、2004年当時市の文化芸術振興条例をつくろうということになり、そのための委員会を設けて議論もしたが、結局時期尚早ということになり、それよりももっと実質的な政 . . . 本文を読む
昨20日の栗東市議会文教福祉委員会(委員6名)で、栗東芸術文化会館さきらの指定管理者選定の議案が審議再開された。前2回(16日、19日)と同じような議論が繰り返された後、委員の一人から継続審議の動議が提出され、議長を除く委員による投票で、1人の委員を除く4人が賛成し、同委員会としては継続審議という結論を出したという。
(なお、新聞報道によれば、国松市長は、委員会でこの決定がなされたにも関わらず、あ . . . 本文を読む