内弁慶に雄弁な人たちがいる。
誇り高い。
独自の世界観を持っている。
自分に誠実だ。
でも、自分しか見ていなくはないか。じぶん。
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今回のモントリオール行きの飛行機内での出来事。
機内食でカップヌードルが出てきたのには少し驚いた。
フライトアテンダントの「スープ(です)」という声とともに、パンとクッキーと一緒にカップヌードル(日清食品の)が配られたのだが、私の隣に座っていた女子学生とおぼしき2人連れは2人とも受け取るのを遠慮していた。
実は私は、その少し前にトイレに立ったときに、客席最後部のクルーの作業している配膳コーナー . . . 本文を読む
津村記久子「ポトスライムの舟」の単行本に併載されている「十二月の窓辺」という作品を読んだ。
ポトスライムの舟津村 記久子講談社このアイテムの詳細を見る
「十二月の窓辺」は、会社におけるパワハラを扱った小説である。
印刷会社に新卒で入ったツガワは、同僚の女子社員になじめず、課内で孤立しがちである。
仕事のことでミスでもしようものなら、直属の上司である30代の女性係長から目の敵のようにこっぴどく叱 . . . 本文を読む
津村記久子「ポトスライムの舟」を読んだ。
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第140回(2009年1月)の芥川賞の受賞作である。受賞作であるから、この作品についての紹介は新聞紙上でよく見た。
手取り13万8千円の契約社員として工場で働くナガセという29歳の女性が主人公である。工場の休憩室に貼られた世界一周のクルージングのポスターを見て、ナガセは、その金額が自分の一年 . . . 本文を読む
先日(多分6日)の朝日新聞の社説に、大きな政府か小さな政府かという議論よりも、市民が自分たちの社会のために活発に動くかどうかが大事だ、ということが書いてあった。政府まかせで自分たちはただ受け身で待っているのを小さな民主主義、反対に自分たちが積極的に社会に働きかけてものごとを動かそうとするのを大きな民主主義、と表現していた(言葉遣いはうろ覚えなので、正確ではないかも知れない)。
言葉としてはあまり . . . 本文を読む
朝の通勤電車で、車内がギュウギュウ詰であるにも関わらず、荷物を床に置いている人がいる。
迷惑このうえない。
私のこれまでの観察によると、大きなスポーツバッグを持っている男子学生がそういうことをしている例が多いように思う。
運悪くその近くに立っていたりすると、腰から上は他の乗客に押されて数センチから数十センチも横移動するのに、床に置かれた荷物が邪魔になって足が動かせず、足を踏ん張れないので、自分 . . . 本文を読む
ビックカメラが先頃、下取りキャンペーンをやっていた(期間を延長して継続中のようだ)。
私は、4月に買い物に行ったときに、このキャンペーンの告知チラシを手渡されたのだが、それによると、手持ちの古い製品を店頭に持参すれば定額で買い取ってくれるという。
その対象製品の一番に、ウィンドウズパソコンが挙げられていた。すでに使わなくなったノートパソコンが何台もあって、何かの機会に処分したいと思っていたので . . . 本文を読む
仮定の話として、あることで、何か不都合が起こりそうな展開になっているとする。
その原因がどこにあるかはある程度わかっているが、直ちにその原因を取り除くことができるわけではない、という状況があるとしよう。
そして、細かいトラブルが発生することはどうしても避けようがなくなってしまうが、それが細かいトラブルにとどまるのか、あるいは重大なトラブルに発展してしまうかの差を生み出してしまう現場判断の責任者 . . . 本文を読む
小暮宣雄さんのブログを覗いたら、下記の記事が紹介されていた。
榊原英資氏の痛烈な「郵政民営化」批判のインタビュー記事である。
これは面白いので、ぜひとも一読されたい。
「小泉首相の郵政民営化は知的詐欺」―榊原英資氏への当時のインタビュー再録
それにしても。
小泉元首相が吼えた、だの、麻生政権運営に打撃、だの、テレビ各局の看板とうたっているはずの報道番組はいまやまったくワイドショー化しているな . . . 本文を読む
1月30日の朝日新聞朝刊2面「ニュースがわからん」という解説コラムで、「『わたり』って何なの」という疑問に対する解説が書かれている。
以下、その記事の焼き直しだが、記事の解説によれば、官僚が公益法人や民間企業に再就職するのが天下りで、そこを辞めて、さらに別の企業・団体に就職しなおすのが「わたり」である。再就職先を数年で退職しては、多額の退職金をもらうことを繰り返している。おまけに就職先は、国が補 . . . 本文を読む