大阪のフェスティバルゲート問題については、先日いったん記事を書いて、この項続く、と予告をしていたのにも関わらず、続きを書くのが遅くなってしまった。
→ 民・官のパートナーシップによる文化事業のあり方(1) (2008/08/17)
そのとき、何を書きたかったかというと、何も大阪市に限ったことではないのだが、なぜ、行政機関は複数年度の事業を責任を持って遂行できないのか、ということである。
こう . . . 本文を読む
唐突だが、都市に劇場をつくることの意味を考えてみた。
いろいろ言い方はあるだろうが、以下のように言ってもよいのではないだろうか。
以下は、私があるところで書いた文章の引用(なにか元ネタがあったはずだが・・・)
演劇というメディアの特性について
ヴァーチャルな体験が私たちの身の周りにあふれるいま、身体に対する関心がかつてないほど高まっています。
私たちにもっとも身近で謎に満ちた自然である人間 . . . 本文を読む
横浜市が設置している(ということでよいのだと思うが)「アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)」という組織がある。
アーツコミッション・ヨコハマとは何か、という問いに関しては、ACYのウェブサイトに以下の説明がある。
「アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)は、横浜に集うアーティストやクリエイター、NPO、市民、企業、学校など様々な創造活動を繰り広げる人たち(創造の担い手)をサポート(中間支 . . . 本文を読む
「The Broadway League」というウェブサイトを見つけた。タイトル横には、The Official site of the Broadway Theater Industry という説明がある。
→ The Broadway League
Home > Research & Information > Broadway Season Statistics
Broadway Se . . . 本文を読む
どうでもいい話題。
もう長いこと、20年近くにわたって、カラオケというものに行く機会がなかった。
ずっと以前、東宝という会社に勤めているときは宣伝部という部署にいて、新聞記者の人たちや同僚と飲みに行くことが多く、社用で銀座や赤坂や六本木などのいろいろな店に行った。東宝をやめたのは30ちょっとすぎだったので、店を選ぶのは自分ではなく、会社の先輩が行く店に連れ立って行くことがほとんどだった。
社 . . . 本文を読む
大阪市の都市型娯楽集客施設フェスティバルゲートの経営難による閉鎖売却とそれに伴う「新世界アーツパーク事業」の中断に関する事情は、これまでにも何回か紹介してきた。
最近では、一年ちょっと前に、以下の記事を書いた。
→ 大阪・フェスティバルゲートからのアートNPOの移転が難航 (2007/07/25)
その後の経緯は、ダンスボックスのウェブサイトの「ダンスボックス近未来計画」というコーナーに、何 . . . 本文を読む
先日、地下鉄の電車内のドア上に「大学満足度4回連続第一位」と書いたポスターが掲示されていた。国際基督教大学(ICU)のポスターである。
それに書かれていた内容は、定員650人(一学年)、在学生3000人。教員学生比率1:19ということであった。(むろん、このことだけで満足度第一位なのではない。念のため。)
跡見女子大学の場合は、定員865人(一学年)、在学生約4000人だから、大学の規模として . . . 本文を読む
去る8日(金)~10日(日)、青森県鯵ヶ沢町に行って来た。
東京大学文化資源学研究室の小林真理准教授がリーダーとなっている研究グループの研究合宿のためである。
昨年7月に、弘前市の奈良美智+graf「A to Z」展や青森県立美術館を訪れるために弘前、青森を訪れているので約一年ぶりの青森だが、こういう合宿でもなければ、日本海側の鯵ヶ沢まではそうそう足を延ばす機会もないだろう。
ちょうど、8日の . . . 本文を読む
このあいだ、彩の国さいたま芸術劇場の機関誌である「埼玉アートシアター通信」のバックナンバー(No. 16)を読んでいたら、芸術監督の蜷川幸雄さんと舞踏グループ山海塾の天児牛大(あまがつ・うしお)氏の対談が載っていた。
山海塾は、パリ市立劇場(テアトル・ドゥ・ラ・ヴィル)を活動拠点としていて、一回の契約は2年ずつ、その間に新作を1作ずつつくる約束になっているという。もうすでにパリ市立劇場とのあいだ . . . 本文を読む