以前、芸術選奨のことを書いた。
→ 2007年度芸術選奨 (2008/03/03)
そのときに、「芸術振興部門」というのはいつからできたのだろうと思っていたのだが、ふと思い立って調べてみたら、平成16(2004)年度の第55回芸術選奨(2005年3月発表)のときに新設されている。
このときの文部科学大臣賞は、仙台在住で地元学を提唱している民族学者の結城登美雄さん。
→ ◇『増刊 現代農業』 . . . 本文を読む
ときどき、TBSラジオの夜の番組「アクセス」を聴くことがある。
たまたま時間が合ったときだけで、それも、短時間しか聞かないことが多いので、そこで話されている内容をじっくり聞けないことも多い。
少し前のことになるが、ドキュメンタリー作家の森達也氏がゲストで出演していて、氏の新刊「死刑」のことが話題になっていたらしい(「らしい」というのは、放送がほとんど終わろうとしているときになって聞き始めたからだ . . . 本文を読む
大きな組織のトップが直情径行だとどうなるか。
大阪府の橋下知事の言動を見ていると(そんなに熱心に見ているわけではないが)、そのことが気になる。
知恵は現場から出させて、トップは間違いのない判断だけをすればよいのに、と思う。
類似のテーマは、以前のブログにも書いたことがある。
→ コーディネーターの創造性 (2007/09/30)
同記事では、茂木健一郎の「アップル社におけるスティーブ・ジ . . . 本文を読む
下北沢・本多劇場に劇団青年座の「ねずみ男」(赤堀雅秋作)を観に行った。
そういえば、一昨年にも、同じ赤堀雅秋の作で、やはり青年座が上演した「蛇」という作品を観に行ったことがあった。
私は、赤堀雅秋という作家を、この青年座の2本の舞台でしか見たことはなく、THE SHAMPOO HATという劇団の公演はまだ観たことがない。
どこにでもありそうな日常を描いているのに、登場人物が誰も彼も尋常ではない . . . 本文を読む
村上陽一郎「安全と安心の科学」を読む。
安全と安心の科学 (集英社新書)村上 陽一郎集英社このアイテムの詳細を見る
すでにずうーっと昔のことになるが、私が学生の頃、著者の「科学史」の授業を受けた記憶がある。その授業を通じて、私は、科学というのは普遍の真実というよりもひとつの思想である、ということに気づかされた。
なにぶん、30年ほども前の話だから、そういうように記憶している、というほかはないの . . . 本文を読む
雨宮処凛「生きさせろ!」を読む。
生きさせろ! 難民化する若者たち雨宮 処凛太田出版このアイテムの詳細を見る
最近の日本をもっともよくあらわす言葉のひとつは「格差社会」であろう。
新聞報道などを見ると、企業は大きな利益を上げているらしいのに、それがサラリーマンの給与増につながっていないらしい、という漠然とした理解はあった。
いわゆる規制緩和の考え方によって、それまで認められていなかった人材 . . . 本文を読む
ひとつ前の記事に関連して。
ずっと以前にも一度紹介したことがあるが、私が講義を受け持っている跡見女子大学の「アーツ・マネジメント」、玉川大学の「文化政策論」では、毎年、スティーブン・スピルバーグ監督のインタビューを学生に見てもらっている。(NHKで放送された「アクターズ・スタジオ・インタビュー」より)
→ E.T. phone home (2005/04/28)
その中に、学生に質問に答えて . . . 本文を読む
新学期になって、跡見女子大学では、各学年ごとの履修ガイダンスが行われた。
私は大学は(専任教員としては)跡見しか知らないので、このように毎学期の始めに全学年対象にガイダンスを行うのが当たり前だと思っていたが、誰からだったか、他の大学では新入生に対してのガイダンスがあるだけで、2年生以上に対して毎学期ガイダンスをすることはない、と聞いて、あ、そういえば、そうかも知れない、と思い直した。
はるか昔 . . . 本文を読む
去る5日(土)・6日(日)、跡見学園女子大学マネジメント学部恒例の新入生歓迎合宿「ATOMIアカデミア」が新潟県内のスキー場のホテルで行われた。
マネジメント学部が創設された2002年に200名弱の新入生で始まった恒例の新歓合宿も回を重ねて今年で7回目。ありがたいことに、これまでのところ一貫して入学者数が増えており、途中で新学科(生活環境マネジメント学科)の創設もあったので、今年は、去年までより . . . 本文を読む
跡見女子大学では、FD活動(ファカルティ・ディヴェロップメント)の一環として、毎年「FDジャーナル」を発行している。
私は、依頼されていた原稿を今日になってようやく提出したのだが(昨日が締切だった)、原稿を書くにあたって去年自分が書いた原稿を読み直してみた。
「学生による授業評価アンケート」の集計結果をどのように活用すべきか、というテーマについて書いている。
読み直したら、それなりに面白かっ . . . 本文を読む