少し時間が経ってしまったが、今月12日(木)、ブルーマングループ日本公演のプロデューサーである新井勝久さんに跡見で特別講義をしていただいた。
ブルーマングループのショー(たしか作品タイトルが「Tube」だったと思う)は、1991年にニューヨークのオフ・ブロードウェイで始まった。このショーが大評判を呼び、ニューヨークでロングランを続けるとともに、数年後には他都市でも上演を行うようになった。他の都市 . . . 本文を読む
今朝メールを見て、驚いた。
新潟県魚沼市の小出郷文化会館の榎本さんからのメールである。
私はまったくそのことに気づいていなかったが、昨日の秋葉原通り魔事件の7名の犠牲者のうちの唯一の女性で、テレビのニュースでも名前と顔写真が繰り返し放送されていた武藤舞さんという学生さんは、昨年小出郷文化会館の夏季合宿研修に参加していた学生の一人だったのだという。
昨年の合宿には私も小出郷に伺う機会があり、研修 . . . 本文を読む
先日、職場の同僚のTさんとエレベーターで乗り合わせた。
手に持っていた新聞の一面を見せて、開口一番、「違憲判決が出たんです」という。「久しぶりなんで、興奮しちゃって」。
現行の国籍法では、日本人男性と外国人(今回の場合フィリピン人)女性のあいだに生まれた子どもが、出生後に父親が認知しても父母が結婚していない限り日本国籍が認められないという(ただし、出生前に認知していれば国籍が認められる。)この . . . 本文を読む
さる6日(金)、平成20年度埼玉県文化活動サポート団体助成事業の審査委員会に出席した。
この事業は、平成17(2005)年度から始まったもので、埼玉県内の文化活動の振興に資する中間支援的な活動を行う団体に対して助成を行うものである。
「中間支援的な活動」というのは私なりの説明のしかたであって、埼玉県(所管は総合政策部文化振興課)のウェブサイトには、この事業の趣旨が以下のように説明されている。
. . . 本文を読む
ひとつ前の記事について、ある人から「大丈夫ですか」とお問い合わせをいただいた。ご心配をおかけしてしまい、恐縮した。
無論、私の方はまったく問題なく、大丈夫そのものなのである。ただ、普通にお読みいただくには、ちょっと人騒がせな書き方だった。
少し思わせぶりな書き方でもあったし、やや品格に欠けたかな、とも思う。
人間というものは、生涯その種の感情とまったく無縁の平穏な状態にのみいられるわけではない . . . 本文を読む
昨日、ある人と話をしていて、私自身が「煮え湯を飲まされた」経験を話したのだが、話していてどうもしっくり来なかった。
あとで考えてみたら、「煮え湯を飲まされた」のではなくて、「はらわたが煮えくり返る」という方が正解だった。
状況は似ているが、微妙に意味合いが違う。
Web辞書(「大辞林」)によれば、「煮え湯を飲まされる」の方は、「信用していた者に裏切られてひどい目にあう」、「はらわたが煮えくり . . . 本文を読む
ちょっと前に、福岡伸一著「生物と無生物とのあいだ」(講談社現代新書)を紹介した。
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)福岡 伸一講談社このアイテムの詳細を見る
そのときに、私は、著者は生物が生物である理由を以下の3つのことがらで説明している、と述べた。
1.複製可能性(遺伝子の作用により同じ細胞を複製できる)
2.自己同一性(個々の要素は不断に入れ替わるが、全体の同一性は保持さ . . . 本文を読む