ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

オペラ座の怪人

2005-02-27 09:39:46 | その他
先日、映画「オペラ座の怪人」を見に行った。これが予想をはるかに超えておもしろかった。芝居として、また、ミュージカルとして実によく出来ている、と感心させられた。ヒロイン、クリスティーヌの年齢が16才というのがポイントかな、と思う。 彼女には、最初から自分の意思とか判断力がまったくないように見える。それくらい、ファントムとラウルのどちらにも惹かれている。というより、最初から最後まで何かに(まあ、普通は . . . 本文を読む
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昏睡

2005-02-26 21:53:54 | アーツマネジメント
東京国際芸術祭2005の上演作品、創作ネットワーク委員会+Ort-d.dプロデュース「昏睡」(永山智行=作、倉迫康史、自由下僕、泊篤史、森本孝文=演出、倉迫康史=総合演出)を観た(24日、にしすがも創造舎体育館特設会場)。題名を見て、どういう芝居なのか、なぜ、「昏睡」というタイトルなのだろう、と思っていた。観てみると、それは、いつの時代のどこが舞台とも知れぬ、非常に神話的な世界だったのだった。作者 . . . 本文を読む
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豊島区の「文化芸術創造都市の形成」計画

2005-02-25 13:43:17 | アーツマネジメント
24日、NPO法人「アートネットワーク・ジャパン」の理事会に出席。 東京都豊島区の旧朝日中学校を演劇やダンスの稽古場として活用している「にしすがも創造舎」は、先日紹介した建築家青木淳氏の説を援用すれば、まさに「原っぱ」のような、「そこで行われることでその中身がつくられていく」場所である。先日(2月5日)の「にしすがも活動写真館」という催しには、年配の方々から子どもたちまで、地元・近隣の人たちが大勢 . . . 本文を読む
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税金の使い道を自分で決める

2005-02-24 14:45:58 | その他
最近(といっても昨年夏くらいから)の新聞記事スクラップを整理していたところ、市川市(千葉県)では、納税者が自分の支援したいNPOを指定し、自分が納めた個人市民税の1%をその団体への助成にあてる制度がスタートする、という記事があった。同市の2003年度の1人あたり個人市民税額は年間約13万円で、1%は1300円程度。市の個人市民税収入は全体で約300億円あるという。長野県や東京都足立区でも、税の使い . . . 本文を読む
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原っぱと遊園地

2005-02-22 23:16:46 | その他
建築家青木淳氏の著「原っぱと遊園地」(王国社)がとてもおもしろかった。 原っぱと遊園地―建築にとってその場の質とは何か王国社このアイテムの詳細を見る ここでいう「遊園地」とは、あらかじめそこで行われることがわかっている(決められている)建築、あるいは事柄のことを言い、「原っぱ」とは、そこで行われることによってその中身がつくられていく建築、あるいは事柄のことを言う。当然、氏の目指す建築は「原っぱ . . . 本文を読む
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デメーテル

2005-02-20 18:48:22 | 横浜トリエンナーレ
「横浜トリエンナーレ2005」の「第4回作戦会議」が19日、BankART 1929 Yokohamaで行われた。トリエンナーレ全体についての川俣氏の構想は、去る1月28日の記者発表の際に発表されていたが、この日は川俣氏がトリエンナーレをつくっていくにあたって市民との関わりをどう考えるかを直接伝える初めての機会となったので、一般(今のところは、アート愛好家の市民やアート業界の人たち、ということだろ . . . 本文を読む
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はまことり、飛び立つ

2005-02-18 19:26:13 | 横浜トリエンナーレ
「横浜トリエンナーレ2005」に向けて、市民がもっと気楽に、そして多様なかたちで関わり、街全体でアートを楽しむ雰囲気を盛り上げようと、昨年3月から3度にわたって、「横浜トリエンナーレ作戦会議」が開催されてきた(主催は横浜市芸術文化振興財団)。その「作戦会議」から生まれた市民広報グループの名称が「はまことり」である。 「はまことり」は、昨年7月の第2回「作戦会議」をきっかけとして、いろいろな立場の人 . . . 本文を読む
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嘘のような本当?

2005-02-15 00:31:18 | その他
14日夜は来日中のカナダ人2人と日本人数名で都内のレストランでディナー。3時間半にわたっていろいろな話題が出たが、中でも衝撃的だったのが、アメリカ(合衆国)の上院議員の何と8割がパスポートを持っていない、という話。えっ、それって、アメリカの上院議員はパスポート免除の特権があるってこと?と一瞬思ったが違うらしい。何と、彼らは一度もアメリカの外に出たことがない!ということなのだ。えええっ。だって、アメ . . . 本文を読む
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お金としくみとコーディネーターと

2005-02-13 00:14:07 | アーツマネジメント
11日(金・祝)にBankART1929ホールにて、「アートと学校教育の連携を考える」というシンポジウムが行われた。主催は、神奈川県、神奈川県教育委員会、NPO法人STスポット横浜の3者である。学校関係者、行政関係者、アート関係者等が地元横浜のみならず各地から(福岡からの参加もあった)多数参加していただき、内容も大変濃いものになったと思う(参加者数は120名ほど)。このブログでもすでに何度かお伝え . . . 本文を読む
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パフォーミング・アーツの世界市場

2005-02-12 17:29:59 | 大学
秋学期の「パフォーミング・アーツの世界市場」の採点を終了。課題は、次の2つのうちのいずれかを選び、1200~2000字で論述しなさい、というもの。 (1)第四回の授業で、担当教員が「万国博覧会の美術」展を取り上げた意図を考察し、同展についての説明が、この授業(科目)の全体構成の中でどういう意味を持っていたのかを説明しなさい。 (2)「パフォーミング・アーツの世界市場」を成り立たせているものは何か、 . . . 本文を読む
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