北田暁大「〈意味〉への抗い―メディエーションの文化社会学」を読む。
“意味”への抗い―メディエーションの文化政治学北田 暁大せりか書房
ほんとうはちゃんと説明した方がよいのだが、この書で言われていることが、ものごとをひたすら解釈論的にとらえることからの脱却を主張するものであるとすれば、以前、このブログで紹介した(下記の記事)内容とほぼ同じことを言っていることになるのかも知れない。
(北田氏 . . . 本文を読む
以前から気になっていた有川浩著「シアター!」を読んだ。
シアター! (メディアワークス文庫)有川 浩アスキー・メディアワークス
大学のゼミで何人かの学生が話題にしていたからでもあるし、演劇あるいはアーツ・マネジメントを題材にした本で、しかも小説として書かれているものは珍しいから、読んでおきたかったのである。
読んでみて、どうだったか。
全体としては、読みやすかったし、素直に楽しめた。多分、読 . . . 本文を読む
昨日に続いて、今日は「あいちトリエンナーレ」を回った。「昨日は瀬戸内、今日はあいち」、というわけだ。
昨晩は、宇野港から岡山へJRで移動し、岡山駅近くのホテル泊。一夜明けて、早めの朝食をとって、岡山から新幹線で名古屋途中下車。
今日から当地で開幕するCOP10の旗が揺れる名古屋駅に下りて、ほぼ10時から16時過ぎまで、愛知芸術文化センター(愛知県美術館)、名古屋市立美術館、それから街なかの展示ス . . . 本文を読む
「瀬戸内国際芸術祭」の会期も終わり近くの今になって、ようやく見に行くことが出来た。
一日しか時間が取れないので、朝一番の飛行機で高松に行き、高松港から、女木島、男木島、豊島と駆け足で巡った。(豊島は船の運航時間の関係で30分ほどしか滞在できなかったので、港近くのアートポイントを2ヶ所だけ回った。)
会期終わり近くの日曜日だったからだろうが、とても人が多かった。先週の日曜日には、豊島から宇野港へ . . . 本文を読む