高山博「歴史学 未来へのまなざし」を読む。
歴史学 未来へのまなざし―中世シチリアからグローバル・ヒストリーへ高山博著山川出版社このアイテムの詳細を見る
「中世シチリア王国」というものの存在を初めて知った。
「世界史」の教科書的知識として、11世紀にノルマンのイギリス征服というのがあったことは知っていたが、ほぼ同じ時期にノルマン人が南イタリアに渡り、シチリア王国をつくって南イタリアを統一したと . . . 本文を読む
もう二ヶ月ほども前のことなので、忘れた頃の話を持ち出して恐縮だが、以前にもちょっどだけ書いたように、今年2月24日に大阪・新世界のフェスティバルゲートで行われた「全国アートNPOフォーラム in フェスゲ」に出席してきた。
→ フェスティバルゲートの行方 (2007/02/27)
その折に、「新世界アーツパーク未来計画実行委員会」がフェスティバルゲート再建計画案のプレゼンテーションを行ったのだ . . . 本文を読む
先日、たまたまNHKテレビを見ていたら、 一青窈 (ひとと・よう)が昭和歌謡メドレーを歌うという企画の番組を放送していた。(なぜ、そういう中身になっていたのかは知らない。)
そのメドレーで歌われていたのが、「恋の奴隷」(あなたと逢ったその日から)、「恋のフーガ」(追いかけて追いかけてすがりつきたいの※)、「恋の季節」(忘れられないの あの人が好きよ)、「逢いたくて逢いたくて」(愛した人はあなただ . . . 本文を読む
今日明日、21・22日は、横浜近辺は盛りだくさんの行事が行われる。
今日は、昼近くに横浜方面に向かい、まずは、桜木町の駅を下りて、野毛の大道芸。今度で33回目になるという(はじめは年1回だったが、途中から春秋2回の開催になっている)。
今回、大道芸自体はあまりゆっくり見る時間はなかったが、途中で、本日から上映開始の映画「朱霊たち」のキャンペーンを行っている舞踏ダンサーたちに遭遇。この映画の広報 . . . 本文を読む
跡見女子大学の「パフォーミングアーツと国際コミュニケーション」という授業の第一回の講義で、例年、映画「アマデウス」(ミロシュ・フォアマン監督)を学生に見せている。
この映画は、神に愛でられた天才モーツァルトと凡庸な宮廷作曲家サリエリとの対比を通して、芸術というものがいかに社会的な常識とは対極のところに生まれるかを描いている。
モーツァルトが当時のハプスブルク家の王ヨーゼフ二世にドイツ語でのオペ . . . 本文を読む
フリーの演劇ジャーナリスト井上二郎氏が、昨年の12月3日癌で亡くなった。「表現を発見する小劇場の新聞」というタグラインのついた「CUT IN」というミニコミ紙の最新号(58号)に掲載された前嶋知明という人の書いた追悼文を読んでそのことを知った(私が井上氏が亡くなったことを演劇関係の人から最初に聞いたのは昨年末だったが)。
私は井上氏のことをよく知っていたわけではない。ときおり、小劇場の客席などで . . . 本文を読む
季節ネタのトリビア。
5日(木)に跡見学園女子大学で入学者ガイダンスがあり、私は学務委員として、新入生に対して履修登録や単位修得の仕方について説明するという役目を昨年に引き続いて担当した。
大学のことをご存知の方にはすぐわかるはずのことだが、これらの事柄については、すべて「学生便覧」に説明が書いてある。そこで、その中の該当する頁を新入生に開いてもらい、項目ごとに内容を参照してもらいつつ説明した . . . 本文を読む
以下、「なんでやねん」つながり。
先月30日(金)、「東京国際芸術祭2007」のオーラスの作品、ベケットのラジオドラマ2編「残り火」(演出=阿部初美、ドラマトゥルク=長島確)、「カスカンド」(演出=岡田利規、ドラマトゥルク=熊倉敬聡)の上演を東京・西巣鴨の「にしすがも創造舎特設劇場」に観に行った。
これはベケットがラジオドラマとして書いた作品を公開録音として上演し、それをインターネットラジオで . . . 本文を読む
本日の日本経済新聞夕刊1面トップ記事より。
【日本女子、東京家政など6女子大で教職大学院・09年開校合意】日本女子、東京家政など東京都内の有力私立女子大6校が、「女子大学連合教職大学院」(仮称)の2009年開校で基本合意した。単独での開設は採算性などに不安が多いため断念、連合での設立に踏み切る。女子学生に人気が高い教員養成分野の競争力強化が狙いだが、6校の協力関係が広がる可能性もある。18歳人口 . . . 本文を読む
本日の朝日新聞夕刊より。
先日のペルー戦で初めて海外組の中村俊輔、高原直泰がオシム・ジャパンに呼ばれたとき、報道陣から、中村、高原に誰を組み合わせるかという質問があったという。
オシムの答え。
「2人と(残り)9人。人数の多い方に優先権がある。2人の方が重要だという考え方の方はいますか? そうなら、2人にまかせて私はこの仕事をやめた方がいい。」
ブラボー、ブラボーである。
今の日本サッカ . . . 本文を読む