私は勤務先の大学においてマネジメント学部FD委員長なる役職を仰せつかっているので、学期末に向けて、「FDジャーナル第五号」の編集委員の仕事が進行中である。
関係書類を整理していたところ、(今回の「FDジャーナル」には直接関係ないが)ほぼ一年前の「カウンセリング初級研修」(2005/03/02)に関するメモ書きが出てきた。
書いた時点で即このブログに掲載しておけばよかったものを、タイミングを逃して . . . 本文を読む
25日(土)、東京国際芸術祭2006のリージョナルシアター・シリーズのひとつとして上演された劇団SKグループの「再演A。-キミの中のボクのこと。-」という公演を観た。
私はこの劇団および今回の公演についてまったく予備知識なく観に行ったのだが、開演20分前に劇場につくと、ロビーには客席への入場の順番待ちのために大勢の観客が列を作っていて、開演を前に高揚した雰囲気が感じられた。
劇団SKグループは . . . 本文を読む
これまでにも何度か紹介しているように、跡見学園女子大学では、4月からの大学院マネジメント研究科が開設される(場所は、東京都文京区の茗荷谷キャンパス)。
(参考)大学院マネジメント研究科の紹介は → 跡見学園女子大学公式サイト > 大学院マネジメント学科を開設 (3月期大学院入試を3月16日に実施)
同研究科開設に向けての準備として、昨年秋以来、FD(ファカルティ・ディベロップメント)を積み重ね . . . 本文を読む
網野善彦、鶴見俊輔「歴史の話」の続き。
歴史の話網野善彦、鶴見俊輔朝日新聞社このアイテムの詳細を見る
この本には二つの対談が収録されている。ひとつめは、「歴史を多元的にみる」。ふたつめは、「歴史を読みなおす」と題されている。
ふたつめの「歴史を読みなおす」では、オーストリアの精神分析学者エルンスト・クリス(1900~1957)のことが出てくる。
鶴見氏は、クリスのことを「歴史に『無意識』と . . . 本文を読む
大学内で、学生同士が事務スタッフの対応に不満を漏らしているのを小耳にはさんだ。
何でも、書類を提出するときに、最初に対応した人と2番目に対応した人が対応が違う、ということだった。
で、彼女の不満のひとつは、「書類を鉛筆で書いて提出しようとしたら、2番目の人にボールペンで書き直すように言われた。最初の人は何にも言わなかったのに」ということだったようである。
たしかに、この不満はわからないではない . . . 本文を読む
網野善彦と鶴見俊輔の対談集「歴史の話」(朝日新聞社)をパラパラと読み始める。
歴史の話網野善彦、鶴見俊輔著朝日新聞社このアイテムの詳細を見る
網野善彦(1928~2004)がその一連の著作で主張したこと(注)は、私たちが当たり前だと思っていることがいかに根拠のないことかを明らかにする。
(注)これらは「網野史学」と呼ばれることがあるが、網野氏本人が前掲書の中で「私も『網野史学』などといわれる . . . 本文を読む
跡見の「芸術文化とNPO」の採点を終了。
この科目は、昨年は(一昨年に比べ)受講者が大増殖して、内容のまったくないスカスカのレポートが続出して閉口した科目である。
→ この惨状 (2005/02/11)
→ 芸術文化とNPO (2005/02/12)
結局昨年は、履修登録者208名のうち、再評価対象者(D評価、不合格)が37名いて、そのうちの19名が再評価レポートを提出して合格(C評価)し . . . 本文を読む
来る3月5日(日)に横浜市文化芸術都市創造事業本部の主催によるシンポジウム「横浜トリエンナーレ2005の記憶 3回展へのバトン」が開催される。会場は、産業貿易センタービル9階の横浜シンポジア(中区山下町2)。このシンポジウムは、「横浜トリエンナーレ2005」が提起したものは何か、ヨコトリがきっかけとなって横浜のアートの何がどう変わったのかを探り、「横浜トリエンナーレ2008」に向けての課題を、市民 . . . 本文を読む
もうひと月ほども前のことになってしまったが、1月21日(土)に早稲田大学演劇博物館演劇研究センター21世紀COEプログラムの一環として『地域と劇場』と題した国際研究集会(講演とパネルディスカッション)が行われた。
これについては、このブログで以前にも紹介した。
→ (参考) ガソリン代をけちる (2006/01/24)
→ 舞踏からアートNPOへ、民間から公立劇場へ (2006/0 . . . 本文を読む
デンマークの新聞が昨年9月にイスラーム教の預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載したことに端を発し、今年1月になってノルウェーの新聞がこれを再び掲載したことから、イスラーム社会でこれに対する強い反発が噴出、シリアやイランでデンマーク、ノルウェーの在外公館への放火があったのをはじめ、各地で大規模な抗議行動が起こり、欧州とイスラム世界の対立が激化している。
西欧社会は、「表現の自由」や「政治と宗教の分離」 . . . 本文を読む