ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

鳥の劇場

2007-10-31 04:36:07 | アーツマネジメント
東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生―文化の有効性を探る―」は、10月から後期の講座(8回)がはじまり、これまでにアート・ディレクターの北川フラム氏(10/5)と劇作家・演出家の中島諒人(なかしま・まこと)氏(10/19)にご登場いただいた。 中島さんは、東京で演劇活動をしていたが、東京では、まち(あるいは地域)に暮らす人々の生活と自分たちのやっている演劇とがつながりを持つことが難しい、と感 . . . 本文を読む
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2チャンネルと「公共性」と「ソーシャル・キャピタル」

2007-10-23 15:29:23 | アーツマネジメント
宮沢章夫著「東京大学『ノイズ文化論』講義」(白夜書房)の中に、次のように書かれている。 「2チャンネルがある意味で成功したのは、そこに『見返り』がなかったからじゃないか」(p. 262) この見方は面白いと思う。 「見返りがないこと」がそのまま「公共性」につながるとまではさすがに言えないと思うが、そこに共通点がある、というところまでは間違いないだろう。 見返りのない、または、少し言い換える . . . 本文を読む
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白井晃演出「三文オペラ」@世田谷パブリックシアター

2007-10-20 15:29:29 | アーツマネジメント
さる16日(火)、世田谷パブリックシアターに「三文オペラ」(白井晃演出)を観にいった。 ひとことで言うと、大変面白い舞台だった。 今回の白井演出の特徴は、何といっても舞台上に組まれた三層構造のセットである(ポストトークで白井氏は四階建と言っていたが、実際に芝居が行われたのは一階から三階までだったと思う)。日本の劇場には珍しく、タッパが非常に高くて極端に縦に長い形状のプロセニアムアーチをもつこの . . . 本文を読む
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三浦展「下流社会」

2007-10-08 05:17:12 | その他
今頃になって(というべきだろう)、三浦展「下流社会」(光文社新書)を読んだ。2005年9月の刊だが、これまでに80万部以上を売った大ベストセラーだという。 下流社会 新たな階層集団の出現三浦 展光文社このアイテムの詳細を見る この本のように、社会調査のデータを分析し、その読み取り方を解説する、というスタイルの新書が大ベストセラーになるというのは面白い現象である。 私は、そういう本が大売れした . . . 本文を読む
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