ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

内容充実の「Performing Arts Network Japan」

2004-12-31 12:27:00 | アーツマネジメント
国際交流基金が提供する舞台芸術に関する新しいウェブサイト(「舞台芸術交流マガジン」)、「Performing Arts Network Japan」が始動している。私は今日初めて訪れたが、内容が大変充実しており、正直なところ驚いた。日本語と英語による完全バイリンガルマガジンで、内容も大きく「日本の舞台芸術事情」と「海外のプレゼンター」という2つのカテゴリーに分かれており、日本の舞台芸術状況を世界に . . . 本文を読む
コメント

泡を喰わされる、という感じ

2004-12-29 00:18:05 | アーツマネジメント
STスポット理事会の後の忘年会で、ダンスプログラムのスタッフにマリー・シュイナールのどういうところがいいのか、と聞かれた。とりあえず、「野性的」「生(なま)なところ」と答えたあと、ちょっと考えて、「観る側が、『ちょっとそこまで(心の)準備が出来てなかった』、という感じ」と答えた。何か、想像力の壁(無意識の「規制」)を見事に壊されて、してやられた、泡を喰った、という感じかな。なかなか答えにくいが、そ . . . 本文を読む
コメント

会員を募るということ

2004-12-28 23:08:57 | アーツマネジメント
昨日、STスポット横浜の理事会。前回の理事会で新たに事務局長に選任された大澤理事より今年度の決算見込みが報告されて議論する。各事業部門の収支は概ね順調だが、運営の要となる事務局部門の収入が足りない。このままでは数十万円の見込み違い(赤字)が出てしまいかねない。大きな原因のひとつは、正会員、フレンドシップ会員の募集が進んでいないことである。先日、かながわボランティア基金の審査会におけるプレゼンテーシ . . . 本文を読む
コメント

「自分で考えようよ」というのは気恥ずかしいが

2004-12-25 23:52:46 | 大学
跡見女子大で、「芸術文化とNPO」という授業を持っている。履修登録者208名で、400人収容のホール(花蹊メモリアルホール)でマイクを使って授業をしている。大人数だから、伝えることのできる中身が薄くなりがちなのはある程度仕方がない。この科目では、2冊の課題図書を学生に読ませている。金子郁容著「ボランティア もうひとつの情報社会」(岩波新書)と塩谷陽子著「ニューヨーク 芸術家と共存する街」(丸善ライ . . . 本文を読む
コメント

玉川大学「アートマネジメントⅡ」期末レポート課題

2004-12-25 23:24:52 | 大学
昨日で大学(跡見女子大)の授業が終わり、今日から正月休みにかけては、これまで時間が足りなくてやり残していたことを集中的にかたづけていかなければならない。とりあえず、今日は非常勤で教えに行っている玉川大学芸術学部の「アートマネジメントⅡ」について、これまで私の個人サイトにまったく授業のレジュメを掲載できていなかったので、ある程度作業をして半分ほどは載せておくことができた。この授業では、「実践的な内容 . . . 本文を読む
コメント

STスポット横浜の「アート教育事業」(2)

2004-12-23 01:47:56 | アーツマネジメント
20日(月)に、「かながわボランティア基金」の平成17年度協働事業負担金の申請案件のプレゼンテーションとその審査がかながわ県民サポートセンターで行われた。その結果、STスポット横浜の「アートを活用した新たな教育活動の構築事業」が今年度に引き続き継続事業として認められ、来年度2年目に向けて県と協議を進めることが決定した。 これは、STスポット横浜が今年初めて取り組んだ同事業の実績が審査会で評価を受け . . . 本文を読む
コメント

金子勝「経済大転換」(ちくま新書)など

2004-12-20 06:22:42 | その他
18日(土)、新宿三越の中に新しく出来た淳久堂書店に寄って新書を三冊購入。金子勝「経済大転換 -反デフレ・反バブルの政策学-」(ちくま新書)は、要するに、マネー万能主義、効率至上主義から脱却しないとダメだ、という内容のようだ。私の読み方が正しいとするならば、だが。今の経済システム、政治システムは国家と市場と資本主義で成り立っており、グローバリズムの進展によってますますそれが加速され、お金がとめどな . . . 本文を読む
コメント

師走

2004-12-20 06:06:09 | その他
先日、銀座に出ることがあったので、ついでに来年の手帳を買おうと思い伊東屋に寄ったところ、すごい混雑ぶりで、店内を歩くのに苦労するくらい。エレベーターホールには人が鈴なりになっていた。手帳売り場も立錐の余地もない(の一歩手前の)混み具合だった。結局、今年と同じ手帳を買った(特に他のものに変える気もなかったので)。天気はポカポカ陽気だが、人混みに少しだけ師走を感じた。 . . . 本文を読む
コメント

バブル経済崩壊とシネマ・コンプレックスとの関係

2004-12-19 00:50:27 | 大学
17日(金)の実践ゼミは、東宝株式会社常務取締役高橋昌治氏に来ていただいて、映画業界の最近の状況、特にシネマ・コンプレックス(複合型映画上映施設)の現状と今後の展望をお話しいただいた。映画興行のしくみ、シネマ・コンプレックスの経営の実情などを具体的な数字をあげて説明していただいたのでとてもわかりやすく、また、興味を惹かれる内容だった。私が初めて知った点を何点かあげておく。1つめは、日本でシネ・コン . . . 本文を読む
コメント (1)

カンパニー・マリー・シュイナール、来日へ

2004-12-15 22:22:02 | アーツマネジメント
先月、モントリオールのパフォーミング・アーツの見本市「CINARS」(シナール)で観て最近にない興奮と感動を覚えた「カンパニー・マリー・シュイナール」がなんと来年3月、渋谷のシアターコクーンで公演を行うことが決まったという。某舞台制作会社の人が教えてくれた。3月18日初日で21日まで。来年の3月というのはいかにも急ではあるが、経緯はどうあれ、これはちょっと事件である。と同時に、心配にもなってくる。 . . . 本文を読む
コメント (2)