ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

美しいダンスとは

2007-05-28 23:44:04 | アーツマネジメント
先日(17日)、東急文化村オーチャードホールで、アラン・プラテル・バレエ団の「聖母マリアの祈り」を観た。 因みに、アラン・プラテル・バレエ団というのは、今回の公演(作品)の振付家の名前をとって、日本公演に際して便宜的に使用されている俗称であり、正式名称は、「Les Ballet C de la B」という。読みをカタカナで記すと、「レ・バレエ・セー・ド・ラ・ベー」となる。無理に訳すと、「Bから生 . . . 本文を読む
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北野圭介「ハリウッド100年史講義」

2007-05-24 06:39:54 | アーツマネジメント
北野圭介「ハリウッド100年史講義」を読む。 ハリウッド100年史講義―夢の工場から夢の王国へ北野圭介平凡社このアイテムの詳細を見る 面白かったのは、映画を作家論(主として監督)だけで語るのではなく、つくる人、見せる人(映画産業の人たち)、見る人(観客)のそれぞれに対する3つの視点を並立させて、複層的にハリウッドの歴史の流れを構成していることである。 映画の産業としての成り立ちをこのように説 . . . 本文を読む
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渡辺裕「宝塚歌劇の変容と日本近代」

2007-05-19 21:02:06 | アーツマネジメント
渡辺裕「宝塚歌劇の変容と日本近代」を読む。 宝塚歌劇の変容と日本近代渡辺裕新書館このアイテムの詳細を見る 宝塚歌劇は、「歌劇」ではあるがオペラではない。 だが、私たちは、宝塚歌劇のことを普通「タカラヅカ」と認識していて、それが「歌劇」という名称を持っていることも実はほとんど意識していない。 それは、何故だろうか。 それは、私たちが、「歌劇」を西洋オペラのことだと認識しているからである。 . . . 本文を読む
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学生の就活状況

2007-05-17 16:52:08 | 大学
跡見女子大学のマネジメント学部では、キャリア・アカデミック・アドバイザー制度というものを取り入れている。学部の全学生にひとりずつ教員がアドバイザーとして割り当てられ、学生生活や就職のことについて、アドバイスを与えるしくみである。 4年の学生にとっては、何と言っても就職活動が当面の最大の目標、関心事になる。 幸い最近は数年前とは様変わりの好景気になっているようで、学生にとっては好条件になっている . . . 本文を読む
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池袋演芸場

2007-05-15 22:59:07 | アーツマネジメント
今日、ほんとうに久しぶりに池袋演芸場へ出かけた。 池袋演芸場に来たのは、もう何十年ぶりになるだろうか。当時はたしか一階に寄席があったはずだが(記憶がもうたしかではない)、建物が建て替わって今はビルの地下2階に寄席が入っている。 この日の客席は、この演芸場には珍しく若い女性が団体で来ていたとのことで、そのことが出演者の皆さんにもかなりインパクトがあったらしく、出てくる噺家さんがみんな、今日の客席 . . . 本文を読む
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アリスの北京初コンサートと小平

2007-05-15 09:08:43 | アーツマネジメント
先日、TOKIOがホストを務める「メントレG」という番組に谷村新司がゲストとして出演していた。 番組の中で、昔谷村が文化放送の「セイヤング」に出演していたときの録音テープが紹介されていたが、そう言えば、私が学生だった時代には、「セイヤング」に谷村やみのもんたが出演していたことを思い出した(当時そういうラジオ番組を熱心に聞いていたわけではないのだが)。 アリスが売れるようになるまでの話を聞かれて . . . 本文を読む
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東京大学公開講座「市民社会再生-文化の有効性を探る-」

2007-05-09 00:15:19 | アーツマネジメント
東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻では、6月から「市民社会再生-文化の有効性を探る-」と題した公開講座を開催する。 私は、ちょっとわけあって、この講座を運営するための事務局担当メンバーに名を連ねており、12月には一度だけホスト講師として出演(?)することになっている。 → 講座の開催概要(日程、時間、会場、問い合わせ先等)は、こちら 講座の開催趣旨は、次の文章をお読みいただきた . . . 本文を読む
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パリ・オペラ座歌舞伎公演

2007-05-06 00:05:04 | アーツマネジメント
去る4日夜のNHK教育テレビで、この3月にパリのオペラ座(オペラ・ガルニエ)で行われた歌舞伎公演の模様が放送されていた。 番組の冒頭で、「口上」はフランス語で喋る、というからどうなるのだろうと思っていたら、団十郎や海老蔵は最初に日本語で喋ったあとでフランス語に切り替えていた。実際に聞いてみると、フランス語の口上もそれほど違和感はない。(日本語の字幕があるからだが) 台詞として喋るだけなら、日本語 . . . 本文を読む
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あるある大事典Ⅱとクイズダービー

2007-05-02 00:18:37 | その他
以下は、メディアリテラシーの話である。 例の「あるある大事典Ⅱ」の「納豆ダイエット」に関するデータ捏造問題について、何かちょっと変だなあとひっかかっていたことがあるので、そのことを書く。 最初に誤解のないように言っておくと、私は、「あるある」の番組の作り方を擁護しようとしているのではない。データ捏造がよくないことははっきりしている。 ただ、ここでは、捏造発覚後の各種メディアの対応はあまりに一面 . . . 本文を読む
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