金沢21世紀美術館館長の蓑豊氏が、「メセナNote」第38号(企業メセナ協議会発行)の巻頭エッセイの中で、アメリカの経済学者ガルブレイス(John Kenneth Galbraith)の言を紹介して、これからの日本は、GNE(グロス・ナショナル・エンジョイメント)を高めて行くべきだ、と提言している。人々が、もっと生活を楽しむようになれば、経済も活性化し、活力のある住みやすい社会が実現する、というこ . . . 本文を読む
「現代の舞台芸術ビジネス」の期末レポートの採点を終了。
中間レポートの得点と合わせて、最終評点は、A評価57名、B評価56名、C評価22名、D評価(成績再評価対象者)15名、E評価(不合格)24名。
中間レポートに比べ、格段に読みやすいレポートが増えた。全体のレベルとしては、「劇的な変化」とまでは行かなかったが、顕著な変化、というくらいまでは言ってよいだろう。「こう書きなさい」というヒントを与え . . . 本文を読む
一昨日亡くなられたYさんの葬儀に出席。
故人の業績と人となりがよくわかる、心に残る葬儀だった。
あらためて、ご冥福をお祈り申し上げます。
→ Casa Esperanza (希望の家)
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チェコ・プラハの Archa Theater (アルハ・シアターと読むのが実際の発音に近いらしい)による「chat」という公演を観た(主催=ポイント東京、後援=国際交流基金)。場所は、東京・赤坂の国際交流基金フォーラム。
→ Archa Theater来日公演 『CHAT―危険なほど易しいつながり』イントロダクション
この舞台を観て、演劇だろうか、コンサートだろうか、クラブイベントだろうか、は . . . 本文を読む
7月24日、BankART Studio NYKで行われたチェルフィッチュの新作「目的地」(ワーク・イン・プログレス)の上演を見た。
ワーク・イン・プログレスと銘打っているように、まだ、制作途上の段階のものであり、上演時間は30分ほどであった。
BankART Studio NYKの2Fの広い(天井も高い)ギャラリースペースの奥の部分を使い、正方形の二辺の壁を背にして演技スペースを作り、他の二辺の . . . 本文を読む
去る7月23日、「BankART 1929」3Fの1929スペースで、横浜を拠点とする市民インターネットラジオ局「ポートサイド・ステーション」の公開録音「ポートサイド・ステーション・サロン Vol. 2」が開催された。
また、公開録音終了後には、横浜シティアートネットワーク(YCAN)、キックオフ・パーティが開催された。
そのときの模様を、以下のサイトに投稿したのでご参照いただきたい。
→ 横 . . . 本文を読む
跡見の同僚のYさんが34歳の若さで昨28日永眠された。
3年にわたるガンとの闘病生活だった。
訃報を聞いたあと、ネット上で闘病日記が公開されていることを知った。
→ Casa Esperanza (希望の家)
読むとほんとうに勇気づけられる日記である。
Yさん(Ayameさん)とご主人との、ひたむきさと冷静さと、希望を失わない強さに心打たれる。
他には、言うべき言葉が見つからない。
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7月23日の横浜シティアートネットワーク(YCAN)・キックオフ・パーティのときに、YCAN推進委員のひとりである戸田昌征さん(リサイクル運動市民の会神奈川本部)から、「シティアート」(※)を振興するためには、ちょうど映画の場合のフィルム・コミッションのようなしくみを取り入れるといい、というアイデアを聞いた。
※シティアート
City Artとは、「人材やアートイベント、景観、歴史的建物などの横 . . . 本文を読む
またまた、しつこく、ハンナ・アーレントつながりである。
大阪市の文化政策に、「新世界アーツパーク事業」というのがある。
これは、大阪市が地域文化活性のための政策として打ち出した「芸術文化アクションプラン」の一環として、平成14年10月にオープンしたものである。大阪・新世界地区に建設されたアミューズメント施設「フェスティバルゲート」がその後経営不振に陥り、営業停止になったことから、その遊休スペース . . . 本文を読む
先日のブログ記事でハンナ・アーレントについて少し触れたので、以下はアーレントつながり。
→「そうでない可能性」への想像力
今TVで放映中のIBMのCMで、黒人の小さな女の子が「地球環境のことや科学技術について、学びたいの」(内容はうろ覚えなので違っているかも知れない)と訴え、それに対して、落ち着いた物腰の黒人中年男性が、「大丈夫、席はいつでも用意してあるよ」と答えるものがある(セリフの細部は違 . . . 本文を読む