ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

パフォーミング・アーツと国際コミュニケーション

2004-07-31 22:49:07 | 大学
昨日提出締め切りだった「パフォーミング・アーツと国際コミュニケーション」のレポートの採点を終了。「授業で取り上げた舞台または舞台に関連した映画を題材として、『文化的アイデンティティ』について論じなさい」という課題で、例年何をどう書いたらよいのか戸惑う学生が多い。履修登録者56人49人がレポートを提出。結果はA11人、B25人、C13人。なかなか健闘したというべきか。Cの学生は感想文にとどまって「論 . . . 本文を読む
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横浜トリエンナーレ2005/勝手に「フリンジ」

2004-07-30 10:32:41 | 横浜トリエンナーレ
29日夜、「横浜トリエンナーレ2005」の市民広報グループミーティングに出席。トリエンナーレをきっかけにしてアートを市民にとって身近なものにしていくために市民が自主的に広報活動を行っていこうという活動である。とりあえずは、トリエンナーレの「本展」(メインのエキシビションのこと)以外の企画に関する広報を基本に考えることになっている。議論の中で、「本展」以外の企画・活動というのを一括して表現する言葉が . . . 本文を読む
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STスポット/スパーキング21

2004-07-28 23:13:58 | アーツマネジメント
横浜駅西口から徒歩5分の小劇場「STスポット」で、毎年「スパーキング21」という演劇フェスティバルを開催している。今年は秋の「スパーキング21」に加えて、前後(秋と冬)にも公演を行い、年間を通じたシリーズ企画として提供することになっている。「夏号」と題した今回の公演は今月16日~29日までの連続上演で、小劇場での上演としては異例に長い。今回の作品は、「中野成樹(POOL-5)+フランケンズ」という . . . 本文を読む
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学生の期末レポート

2004-07-28 00:48:29 | 大学
春学期の各科目の期末レポートをぼちぼち学生が提出に来ている。困るのは、引用または参考文献について明示していない例がときたま見受けられることだ。2年生以上は当然身につけていなければならない事柄なので、出来ていなければ当人が悪いということでしかない。1年生についても、跡見では1年生からプロゼミ(基礎ゼミの意味)を全員必修としているので、そこでこのことはいの一番に叩き込まれていてほしいのであるが、それが . . . 本文を読む
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文化施設の運営

2004-07-26 23:56:03 | アーツマネジメント
本日、朝9:30から、横浜の「BankART 1929」(バンカート1929)のスタッフミーティングに初めて出席。「バンカート1929」とは、横浜市が歴史的建造物として指定している元銀行(第一銀行横浜支店と富士銀行横浜支店)だった2つの建物をアートセンターとして活用しようという期間限定(予定は2年間)の実験事業である。この事業のおもしろい点は、市がこの施設の運営団体を公募するにあたって、基本的に民 . . . 本文を読む
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1970年の万博は何故あんなに明るかったのだろうか

2004-07-26 23:28:59 | アーツマネジメント
昨25日のNHK「日曜美術館」では、いま東京国立博物館で開催されている「万国博覧会の美術展」(7月6日~8月29日)の特集をやっていた。番組自体は1872年のウィーン万博から1893年のシカゴ万博にかけて、明治政府が万博を利用していかに日本の文化をヨーロッパに認めさせることに成功したかを紹介する内容であった。そして、最近のもっとも輝かしい万博の事例として1970年の大阪万博が位置づけられている。考 . . . 本文を読む
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そう言えば蜷川幸雄の演出家デビューは1969年だった

2004-07-26 20:35:06 | アーツマネジメント
タイトルは「真情あふるる軽薄さ」。作は清水邦夫、場所は映画館のアートシアター新宿文化。1969年9月10日~22日。映画の最終回の上映が終わってからの上演だったという。前年の1968年に蜷川は石橋蓮司、蟹江敬三らとともに劇団青俳をやめ、現代人劇場という劇団を作って活動を始めている(第一回公演がこの「真情~」)。行列におとなしく並んでいる人たちをひとりの青年が挑発し最後には(確か機動隊に)殴り殺され . . . 本文を読む
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「69 sixty nine」

2004-07-26 07:10:13 | アーツマネジメント
23日夜、新宿文化シネマで「69 sixty nine」を観る。日本の土着文化とヨーロッパ・アメリカ文化の混交として現在の日本文化があるという事実は当たり前ではあるが、どの年代にどの程度まで交じり合っていたかを私たちは普段忘れてしまっている。1969年における方言と標準語との関係、歌謡曲(夜明けのスキャット)と反戦フォーク(フランシーヌの場合)とロック(レッド・ツェッペリン)の関係など、時代の色と . . . 本文を読む
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ブログの目的

2004-07-26 00:03:33 | その他
私は大学(跡見学園女子大学)でアーツマネジメント他を教えているので、アーツ(専門は舞台芸術)に関する見聞や知見を収集し紹介するページにしたいというのがこれを始めてみようと思った動機です。タイトルは、素晴らしいアーツに出会ったときの感動とアーツの批評性への信頼とを同時に表明しておきたいと思ってつけました。私自身が「ふとどき」であるつもりは特にないのですが、そういう覚悟が必要なときもあるだろうという意 . . . 本文を読む
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ブログはじめてみました

2004-07-25 23:34:19 | その他
試しにブログを始めてみることにしました。ぼちぼちやろうと思っています。 . . . 本文を読む
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