ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

内容充実の「Performing Arts Network Japan」

2004-12-31 12:27:00 | アーツマネジメント
国際交流基金が提供する舞台芸術に関する新しいウェブサイト(「舞台芸術交流マガジン」)、「Performing Arts Network Japan」が始動している。私は今日初めて訪れたが、内容が大変充実しており、正直なところ驚いた。日本語と英語による完全バイリンガルマガジンで、内容も大きく「日本の舞台芸術事情」と「海外のプレゼンター」という2つのカテゴリーに分かれており、日本の舞台芸術状況を世界に紹介することと、世界の舞台芸術事情を日本国内に紹介することが双方向的に目指されている。「日本の舞台芸術事情」には、「アーティスト・インタビュー」で金森穣をとりあげており、彼が主宰する日本初の公立劇場(新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ)のレジデント・ダンス・カンパニー「Noism04」の第一作「SHIKAKU」も動画で見られる。また、「解説」の欄には「コンテンポラリーダンスブームを解く」という記事(著者は坪池栄子氏)があり、「今月の戯曲」として野田秀樹の「赤鬼」(Red Demon)を取り上げている。そのほか、「トピックス」としては、「トヨタ・コレオグラフィー・アワード」「横浜ダンスコレクションR]「第18代中村勘三郎襲名披露興行」などを取り上げている。一方の、「海外のプレゼンター」のカテゴリーでは、「民営化」が進む中国の最新舞台芸術事情やアメリカ・ニューヨーク市のジャパン・ソサエティが紹介されている。この充実した内容で、今後毎月更新されていくという。今後、最重要の要注目サイトである。

Performing Arts Network Japan
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