ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

STスポット横浜の「アート教育事業」(2)

2004-12-23 01:47:56 | アーツマネジメント
20日(月)に、「かながわボランティア基金」の平成17年度協働事業負担金の申請案件のプレゼンテーションとその審査がかながわ県民サポートセンターで行われた。その結果、STスポット横浜の「アートを活用した新たな教育活動の構築事業」が今年度に引き続き継続事業として認められ、来年度2年目に向けて県と協議を進めることが決定した。
これは、STスポット横浜が今年初めて取り組んだ同事業の実績が審査会で評価を受けたということなので、私たちSTの関係者にとっては大変嬉しい出来事であった。同事業に参画していただいているアーティストの皆さんや関係者の方々に感謝するとともに、直接の推進力となってくれているSTのスタッフの献身的な努力に敬意を表したいと思う。
この「かながわボランティア基金」は、社会的に必要とされているにも関わらず通常は供給されることが難しい活動を、県と民間団体との共同作業によって提供しようという趣旨で数年前から始められている「協働」事業である。ことの性質上、これまでは福祉や教育、環境保全、人権擁護活動などが対象分野であり、アート関連の事業が採択されたのは今年のSTの事業が初めてであった。
今回、私は都合で審査の発表に立ち会うことはできなかったが、審査会会長である堀田力氏(さわやか福祉財団理事長。ロッキード事件担当で名をはせた元名検事)をはじめ、審査員の方々には、昨年来、この「アート教育事業」に大きな理解を示していただき、審査講評の中でも力強い励ましをいただいているという。アートは、アート愛好家にとってだけでなく、誰にとってもかけがえのない宝になりうる(あるいは現にそうである)ということがこの事業を通して目に見える形になりつつある。今後とも、皆さんから一層のご支援ご協力を賜りたく、ここに紹介させていただいた。
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