昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuand Caliente SHIZUOKA#32

2006年03月11日 | Weblog
 SASはSOSのシグナル:

 SASとは「睡眠時無呼吸症候群」というのである。この話題については以前日記に記しておいたのであるが、明日、「静岡新聞社・静岡放送」の後援でSASについてのセミナーが「静岡第一ホテル」で開催されるという。
 現代は大部分の人がマイカーを運転する時代であるから、一人でも多くの人がSASとはどのようなもので、その予防方法あるいは治療方法について認識を深めるべきである。
 結論だけをいえば、社会的なストレスがこのSASを誘発させる原因に違いないのだが、自動車とか電車航空機などをオペレートしている最中にこのシンドローム(症候群)に襲われると、もはや本人の意思とは関係なく脳が眠ってしまうような状態になってしまうのである。
 このSASについては、運送業界では早くから注目されていて、それなりの対策を採っている企業も多いと思うのであるが、分けも分らず追突してしまった交通事故とか、うっかりランオバーしてしまったとかいう事例では、SASの疑いが持たれるケースが多いということである。

 今回、良い機会であるから、このセミナーに参加することをお勧めする。

 
 人力飛行日本一知事に報告(日大研究会):

 蒲原町の富士川滑空場を出発点に昨年八月、人力飛行機による直線飛行距離の日本記録49.178キロを樹立した日本大学理工学部航空研究会のメンバーが十日、県庁に石川知事を訪ね、記録を報告した。
 訪問したのは、樹立時のパイロット増田成幸さんと同研究会顧問の安倍健一専任講師、吉川晃生主将、一昨年に日本記録11.874キロを出したパイロット平綿甲斐さん。増田さんは「1.5リットルの飲み物を持ちこんだが、四十キロ辺りで飲み干してしまった。一生懸命こいでいたが、最後は気付いたら着水していた」と一時間四十八分の飛行を振り返った。石川知事は「本当にたいしたもの、体はしんどいが子持ちよかったでしょう」と祝福した。

 私などは42.195キロのフルマラソンの距離さえ走ったことはないのであるが、それにしても一時間四十八分に亘ってこぎ続け、飛行距離が49.178キロとは実に畏れ入る記録である。

 毎年八月に琵琶湖で同様の競技が行われテレビ中継されたりもしているので、良く見ているのであるが、最近の人力飛行機の性能の向上と若者の体力には敬服する。人力で空を翔る夢も次第に近づきつつあるのだ。この成果を讃えよう。

 今後、空気よりも軽い素材を利用したり開発するなどして、一般の人間が墜落しないで、空中遊泳が楽しめる「機体」の開発に挑んではもらえぬものか?

 「ひろば欄」にしばしば寄稿される、静岡市在住62歳の方の発言を書き留めておきたい。

 競争で向上心教育の目標に:

 日本青少年研究所の比較意識調査で、成績、友人関係、異性との交友などに「希望」を持つ日本の高校生が、米国や中国、韓国と比べかなり少ないことが分ったという。希望を持つ対象に「成績の向上」を挙げた割合は中国75.8パーセント、米国74.3パーセント、韓国73.8パーセントに対し、日本は半分未満の33.2パーセントだったという。
 この記事を読んで、私は「やはり、そうか」と思った。もっとびっくりするのが普通かもしれないが、たいして驚かなかった。先日も「学校完全週五日制」に関した記事で、「子供だらだら、親いらいら」というのがあった。「ゆとり教育」なるものに代表されるように、どうも昨今の日本の学校教育には生徒同士で切磋琢磨し合いながら良い意味で競争する雰囲気が欠けているように思う。
 我国の社会には序列化を嫌い、競争を全て悪と見なす風潮があるように思われるが、私はこと学業における競争はある程度容認されるべきではないかと考えている。
 昭和三十年代後半、日本は高度経済成長を実現したが、当時の学校教育には覇気というか、活気みたいなものがあったと思う。児童生徒に「向上心」を持たせることも教育の目標の一つではないかと思う。

 この方のお書きになる文章を読ませて頂くにつけ、いつもその見識に納得させられるのであるが、当時、やれ「受験地獄」だの「受験戦争」だのといって、ヒステリックに喚き立てる、所謂「ヒステリー女ども」が多く出没し、これ幸いにその有り難い「職務時間カット」に応じた教職員という名の「公務員」の怠慢のなせる業である。確かに教育の現場に競争は無くなったかもしれないが、代わりに「ゆとり=暇」ゆえの青少年犯罪だの少女売春などが蔓延するようになった感がある。蛮勇をもって、その「過」を改めるべきときが今なのである。