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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

ObZen/MESHUGGAH

2009-12-26 15:15:40 | 音楽
クリスマス…でしたね(苦笑)。

ここ最近年末の怒濤の忙しさにプラスして、クリスマス関連のイヴェント等もあり、もう忙しさの中で“生ける屍”状態でした(自嘲)。

そんな中で、猛烈にツボにハマって聴きまくっていたのが、北欧が誇る異形の変態的超絶技巧派集団MESHUGGAHの6thアルバム『ObZen』でした。



MESHUGGAH。
「難解」という先入観と妙な敷居の高さを感じて、今まで聴くチャンスを逃してきたバンドでした。
でも、本作を聴いて凄く後悔する事になりました。

凄い!

そして、何よりもカッコ良い!!

バンド自体は自分達の演っている音楽性について、あっさりと「俺たちはデス・メタル・バンドだ」と言い切っています。
しかし、その各メンバーの超絶技巧プレイが炸裂する様は、プログレッシブでもあり、ジャズ/フュージョン的でもあります。
非常に難解で、一言で表現出来る様なサウンドを出しているバンドではありません。

この『ObZen』はMESHUGGAHのファンにとって、従来のスタジオ・アルバムにあって最も「聴きやすく」て、「LIVE向き」の楽曲が揃っていると言われます。
とは言え、この何とも言えない異形のサウンドは何と言ったら良いのでしょうか?!



不規則なリズムを叩き出すドラム(どうやってリズムを取っているのでしょう?)、ゴリゴリと図太く唸りまくるベース、ザクザクとブ厚い金属的なリフを刻みながらも、時折不気味で浮遊感のあるメロディーを奏でるギター、そして狂気を孕みつつ哲学的な詩を吐き捨てするヴォーカル。

それらは全て演っている事がバラバラなように感じながら、実は全て緻密に計算されて統一されているサウンド。

コレは聴くと不安定かつ気持ちが悪く(←褒めています:笑)、非常に無慈悲かつ機械的で不気味なサウンドだと言えます。

ハッキリと好き嫌いが分かれて、一度このサウンドにハマってしまうと病的なまでにMESHUGGAHの虜になるでしょう。

僕は正に“後者”でした。

何故今まで聴かないでいたのか?…非常に残念であります。

個人的に気に入ったのは、コレだけの超絶技巧派のメンバーと、バックの凄まじい音圧と楽曲構成において、楽曲を強引にまとめているイェンス・キッドマンの絶叫(デス・グロウルと言うよりも「絶叫」)による“歌”です。



一本調子だと批判され気味な様ですが、普通コレだけバックが壮絶だったら、どうしても“歌”はその轟音に負けてしまいます。
その中にあって、人間の「生」の声によって全てを統一させていく。
イェンスの絶叫こそ、このバンドの最大の個性であり、何よりも「武器」かと思います。

素晴らしいです!!

来年には、ライヴ・アルバム&DVD『ALIVE』がリリースされるとの事。
無事に、日本盤がリリースされるのを願います。


腐敗
恥辱
憎悪
俺達は今、禅状態にある


PS-1:『Bleed』のPV、まるで悪夢的で不条理なホラー映画の様で怖い!



PS-2:とってもカッコ良い『ALIVE』の予告篇!!



PS-3:って思ったら、実はこんなお茶目なPVもあったり…。MESHUGGAH、奥が深いっす。



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