HELLOWEENの最新作『7 Sinners』を聴いた。
デビューから25周年と言う大きな節目、通算13枚目のスタジオ・アルバムの本作。
聴けばバンドの並々ならぬ意気込みと気合いを感じ取れる、非常に充実した素晴らしいアルバムに仕上がっている。
思えばHELLOWEENというバンドは多少の浮き沈みや音楽的な迷走はあったものの、一貫して「ヘヴィ・メタル」というジャンルを徹底的に拘って来た。
それが新作からの先行シングルとして発表された“Are You Metal?”に現れるように、バンド側から世界中のメタル・ファンに対しての決意表明でもあり、今も何も変わらないバンドの持つ熱いメタル魂を感じる。
本作の特徴としてドラマチックで長尺の曲や、ユーモラスでポップな曲は存在しない。
近年のHELLOWEENとしては最もアグレッシヴに、徹底して速い曲でゴリゴリと押して攻めまくる内容である。
本作はHELLOWEEN史上、最もブルータルでアグレッシヴなメタル・アルバムだと言っても過言ではない。
今、HELLOWEENを語る場合に多くの楽曲を手掛ける、アンディ・デリスのシンガー&ソングライターの存在がある。
決して音域が広いわけではなく、高い歌唱力もある訳でもないデリス。
おまけにその歪んで濁った声も、決して耳触りの良いモノではない。
言ってみれば「変な声」の超個性派であり、好き嫌いがハッキリ分かれるタイプのシンガーだ。
そんな彼がより多くの支持を得ているのは、自身の歌を巧く聴かせる術を心得ている事もあるが、その類い希なソングライターとしての才能が自身をシンガーとして己を更に魅力的にしている。
本作でもデリスの超個性的な声で叫び唄う、その「歌」の魅力を堪能出来る。
一度は死にかけたHELLOWEENというバンドを蘇生させ、今も第一線のメタル・バンドとして活躍し絶大な支持を得ているのはデリスの存在が大きい。
あと本作を聴いて際立つのは、ドラムのダニー・ルブレの凄まじいプレイ。
レコーディングにクリックを使用しなかったと言うダニー、その甲斐もあるのか実に生々しく迫力のあるドラミングを披露している。
重たく硬いドラムの音、その音数と手数の多さ、そして怒涛の勢いで炸裂するツーバスのキック。
本作に溢れるパワフルさとアグレッシヴさは、ダニーの壮絶なドラムによる要素が強い。
間違いなくダニーは、歴代最強のドラマーだろう。
勿論、収録されている楽曲の完成度も高い。
サシャ・ゲルストナー(G)の手掛けた、少しインダストリアルでモダンな雰囲気を持つ“You Stupid Mankind”や“My Sacrifice”(アルバムを通して彼の気合いに満ちたギターも素晴らしい)。
非常に優れたソングライターとしてファンから評価されるマーカス・グロスコフ(B)による、実にHELLOWEENらしいメロディーとスピードが共存する“World Of Fantasy”。
バンドのリーダーである、マイケル・ヴァイカートの手掛けた中盤のフルート・ソロもスリリングで印象的な“Raise The Noise”。
デリスによるデリスらしい“Smile Of The Sun”(中盤での高音での悲痛なスクリームが実にエモーショナル)、メタル界の偉大なる神JUDAS PRIESTと故ロニー・ジェイムズ・ディオへの敬意を込められた感動的な“Long Live The King”(リフがモロに“Painkiller”:笑)。
スピードとパワーで攻め立てるが、実はメロディーが印象的でカッコ良い楽曲が並んでいる。
決してベテランだからと「守り」に入る事はなく、高性能なヘヴィ・メタル・マシーンとして「攻め」の姿勢を崩さない、HELLOWEENの25周年を祝う素晴らしい内容のアルバムに仕上がっている。
カッコ良いです!
風邪で弱った頭と身体には、もうコレがサイコーに効きます!!
狂っていると言ってくれ
頭デッカチと言われても構わない
俺が大好きなノイズはコレ
五月蝿い、速い、激しい
それを大音量で聴くのが最高なんだ
何が良いサウンドで
悪いサウンドかって違いを教えてやるぜ!
デビューから25周年と言う大きな節目、通算13枚目のスタジオ・アルバムの本作。
聴けばバンドの並々ならぬ意気込みと気合いを感じ取れる、非常に充実した素晴らしいアルバムに仕上がっている。
思えばHELLOWEENというバンドは多少の浮き沈みや音楽的な迷走はあったものの、一貫して「ヘヴィ・メタル」というジャンルを徹底的に拘って来た。
それが新作からの先行シングルとして発表された“Are You Metal?”に現れるように、バンド側から世界中のメタル・ファンに対しての決意表明でもあり、今も何も変わらないバンドの持つ熱いメタル魂を感じる。
本作の特徴としてドラマチックで長尺の曲や、ユーモラスでポップな曲は存在しない。
近年のHELLOWEENとしては最もアグレッシヴに、徹底して速い曲でゴリゴリと押して攻めまくる内容である。
本作はHELLOWEEN史上、最もブルータルでアグレッシヴなメタル・アルバムだと言っても過言ではない。
今、HELLOWEENを語る場合に多くの楽曲を手掛ける、アンディ・デリスのシンガー&ソングライターの存在がある。
決して音域が広いわけではなく、高い歌唱力もある訳でもないデリス。
おまけにその歪んで濁った声も、決して耳触りの良いモノではない。
言ってみれば「変な声」の超個性派であり、好き嫌いがハッキリ分かれるタイプのシンガーだ。
そんな彼がより多くの支持を得ているのは、自身の歌を巧く聴かせる術を心得ている事もあるが、その類い希なソングライターとしての才能が自身をシンガーとして己を更に魅力的にしている。
本作でもデリスの超個性的な声で叫び唄う、その「歌」の魅力を堪能出来る。
一度は死にかけたHELLOWEENというバンドを蘇生させ、今も第一線のメタル・バンドとして活躍し絶大な支持を得ているのはデリスの存在が大きい。
あと本作を聴いて際立つのは、ドラムのダニー・ルブレの凄まじいプレイ。
レコーディングにクリックを使用しなかったと言うダニー、その甲斐もあるのか実に生々しく迫力のあるドラミングを披露している。
重たく硬いドラムの音、その音数と手数の多さ、そして怒涛の勢いで炸裂するツーバスのキック。
本作に溢れるパワフルさとアグレッシヴさは、ダニーの壮絶なドラムによる要素が強い。
間違いなくダニーは、歴代最強のドラマーだろう。
勿論、収録されている楽曲の完成度も高い。
サシャ・ゲルストナー(G)の手掛けた、少しインダストリアルでモダンな雰囲気を持つ“You Stupid Mankind”や“My Sacrifice”(アルバムを通して彼の気合いに満ちたギターも素晴らしい)。
非常に優れたソングライターとしてファンから評価されるマーカス・グロスコフ(B)による、実にHELLOWEENらしいメロディーとスピードが共存する“World Of Fantasy”。
バンドのリーダーである、マイケル・ヴァイカートの手掛けた中盤のフルート・ソロもスリリングで印象的な“Raise The Noise”。
デリスによるデリスらしい“Smile Of The Sun”(中盤での高音での悲痛なスクリームが実にエモーショナル)、メタル界の偉大なる神JUDAS PRIESTと故ロニー・ジェイムズ・ディオへの敬意を込められた感動的な“Long Live The King”(リフがモロに“Painkiller”:笑)。
スピードとパワーで攻め立てるが、実はメロディーが印象的でカッコ良い楽曲が並んでいる。
決してベテランだからと「守り」に入る事はなく、高性能なヘヴィ・メタル・マシーンとして「攻め」の姿勢を崩さない、HELLOWEENの25周年を祝う素晴らしい内容のアルバムに仕上がっている。
カッコ良いです!
風邪で弱った頭と身体には、もうコレがサイコーに効きます!!
狂っていると言ってくれ
頭デッカチと言われても構わない
俺が大好きなノイズはコレ
五月蝿い、速い、激しい
それを大音量で聴くのが最高なんだ
何が良いサウンドで
悪いサウンドかって違いを教えてやるぜ!
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