Fight ‘Em ‘Til You Can’t／ANTHRAX

ANTHRAXが新曲“Fight ‘Em ‘Til You Can’t”をネット先行で発表した。

ジョーイ・ベラドナが復帰し、バンドとしては何と８年振り（！）のスタジオ・アルバム『WORSHIP MUSIC』から第１弾シングルとなる。

コレが、実にANTHRAXらしいカッコ良い曲に仕上がっている。

正直、５月の単独来日（かのHELL YEAHがゲスト）が“延期”になった時、随分と辛辣な感情を抱いてしまったのも事実（苦笑）。
個人的にBIG-4のLIVE DVDを観た事をキッカケにし、ジョーイ在籍時のアルバムを聴きまくって興奮しまくっていたのも大きい。



とりあえず、９月１４日には『WORSHIP MUSIC』が日本でもリリースされる。
結果的には、仕切り直しで１２月に延期となった来日公演にも絶好のタイミングとなった。
バンドにとっても、日本のファンの為にも良かった…と思いたい。

もう何度もネタにしているが、個人的にはジョン・ブッシュの声も歌も大好きだ。
しかし、この“Fight～”を聴く限り、やはりジョーイの声と歌とバンドの間には特別な「マジック」があると実感する。
ヘヴィにザクザクと刻まれるギター・リフ、炸裂するツーバスのキック、コーラスでドラマチックな展開を聴かせるメロディー。
単純に「原点回帰」と言いたくはないが、この『WORSHIP MUSIC』に賭けるバンドの並々ならぬ意気込みを感じてしまう。

９月、彼らの真の「復活」を祝福されるであろう、新作のリリースを待っていたいと思います。






PS:悲運の４代目シンガー（と言って良いのかな？！）、ダン・ネルソン在籍時のヴァージョン。
曲の印象がガラっと変わり、よりモダンな感じに聴こえる。
ネルソンはフィリップ・アンセルモ型のシンガーであり、バンドが一時期コリー・テイラー（SLIPKNOT）を勧誘していたのも妙に納得出来てしまうのが興味深い…（微笑）。