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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

III/VOW WOW

2010-07-29 09:17:43 | 音楽
今、ハマりにハマっているVOW WOW。

昔から大好きだったが、今聴いていると彼らの凄さ、そして偉大さを実感せずにはいられません。

一部のファンの間では「B」時代の彼らは、リーダーである山本恭司(G.Vo)をメインにしたハード・ロック・バンドだった。

それが「B」時代よりサポート・メンバーだった厚見玲衣(Key)、そして人見元基(Vo)の加入により「V」となってからはヘヴィ・メタル・バンド(メンバーはメタルとジャンル分けされるのに随分抵抗があったみたいですが:微笑)として生まれ変わった…と言っても過言ではない。



VOW WOWというバンドの歴史において、間違いなく最高傑作とも言えるのが、他でもなく今回取り上げる『III』だと思います。

かのBurrn!において当時(B!は今も昔も日本のバンドに対して偏執的かつ差別的で辛辣)の編集長が絶賛し、90点台という非常に高い評価を得たのも話題だった。
それも納得。
楽曲、音質、メンバーの演奏etc、正に「完璧」としか言えない。
だが、コレをピークとしながらもバンドは素晴らしいアルバムを次々とリリースするが、コレ以上の完成度を誇るアルバムをリリース出来なかったのも事実だと思う。

「V」となってからVOW WOWの一貫した音楽性はヨーロッパ寄りの叙情的なHMと言えるだろう。
今ならば英国云々というよりも、ヨーロピアン・スタイルのドラマティックでメロディアスなヘヴィ・メタルという事になるだろう。
本作がリリースされて、既に20年以上の再現が流れているが、本作の持つ完成度や楽曲にバンドのパフォーマンスには全く古さや時代性を感じない。
コレこそ、文字通りの「不朽の名作」だと言えるのだろう。

やはりVOW WOWと言えば、山本恭司のギターがある。



当時、日本のメタル・シーンにおいて圧倒的なギター・ヒーローであった高崎晃がいる。
山本のプレイは彼のような雷鳴の如き怒涛の超速弾きや、ド派手でアクロバティックなテクニカルさが売りではない。
山本のプレイはテクニカルではあるものの、より「泣き」のツボを押さえたメロディアスなプレイだった。

それ以上に強烈だったのが、他でもなく人見元基の超個性的ながらも超人的な歌。



かのロバート・プラントを更に力強く金属的にした、圧倒的な声量と歌唱力は日本人のレベルではなかった。
これだけ卓越したメンバーが揃ったVOW WOWにおいて、己の歌だけで全てを支配していた人見先生の歌がどれだけ凄まじいものか…このアルバムを聴けば一発で理解できる。

このアルバムは楽曲の完成度は高くて、バンドのパフォーマンスも非常にテンションが高く、更にバンドにとっての重要な代表曲とも言えるナンバーが揃っている。

もし今VOW WOWを聴いてみようと思った方は、是非ともこの『III』から聴いてみて欲しい。

日本にも、こんな凄くて素晴らしいバンドが存在していた事実を知って欲しいと心から願う。

この後、本格的なヨーロッパ進出を果たし、見事に成功をおさめた。
そして遂にアメリカ進出となった時、時代の流れやビジネス的な関係もあり、バンドの活動は不本意ながらも停滞気味となり失速してしまう。
それを経て、かなりメンバー間が険悪な雰囲気の中で解散したと言うVOW WOW。
しかし、時の流れが人の心を癒すといいますか、今やっと再び合流する事に抵抗が少なくなったと言う。
チャンスはある。
今、再び彼らが集う機会が訪れるのを神に祈りたい。

このまま「伝説」のままで終わるには、あまりにも惜しいとしか言えない。
今も復活を信じています。


やってみろよ
単なる当てずっぽうだろう
お前の心はお見通し
乗り越えるのも無理
成功する見込みなんて無いんだ
自分が正しいって思う方に逃げるだな



PS:コレも超名曲、泣けてきます…。





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1 コメント

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Unknown (せっきー)
2010-08-04 02:03:18
こんにんちわ。
映画のコメントとか面白くてよく拝見させていただいてたのですが、
VOWWOWの話がでてきて驚きましたw
昔よく聴いてたの思い出して、熱いものがこみ上げてきましたw
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