チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

秘密の散歩道

2006-02-16 08:39:57 | 能登散歩道
先日、お天気のいい午前中にお散歩に出かけました。
この散歩が散歩ではなく探検になるとも知らず...

八ヶ崎の隣のえの目のほうへ。
えの目にわき水が出ているところがあって、昔そこに水を汲みに行っていたと知り合いから聞いていたので、そのわき水を探すために山道へ入って行きました。
そこから探検が始まりました。
探検は好奇心がもたらすもの、そんな感じです。
水のわいているところへの行き方は、なんとなく聞いていたのですが、いってもいっても見つかりません。
情報自体が2、30年前のもの(!?)なのでそもそもあてにならないのですが...
谷間を山の方へ歩いて行き、途中で道もなくなりました。
でも、この山道をまっすぐ歩いて行けば新しく出来た農道に出るはずと思い、道なき道を行きます。
途中で、梅の木が数本ある場所や、池などもあり、だんだん散歩が探検になって行きます。
崖を下りたり、上ったり。
走行しているうちに農道発見。
農道へもどり、家路へと向かう。

と、そのとき。農道からまた脇へ入れる道が。
もしかしてこの道を通ると近道かも。。。と誘惑が。
誘惑に負け、好奇心むき出しでそっちの道から行くことに。
舗装はもちろんされていませんが、軽トラ一台通れるのに十分の広さの道。落ち葉でびっしりと埋め尽くされ、少し泥がべちゃべちゃしていましたが、歩くのにとてもいい道でした。
木々の間を最初は快調に歩いて行きます。
しばらく行って、右に曲がる道があれば八ヶ崎へ戻れるだろうと言うとっても甘い読み。
行っても行ってもあるのは左へ曲がる道のみ。


島にも関わらず、木が多い茂っていて海も見渡せないため位置関係が全くわかりません。
かなり歩きました。いったいどこまで行くんだ、折り返した方がいいのかな。。。
だいぶん行ったところで木々の隙間から海が見えました。
いったいどこ!?
それは、となりの祖母ヶ浦も通り越してそわじ浦の近くの野生のイルカがすんでいる湾のあたりのところまで行っていました。
見渡せるものの、下に下りることは出来ません。なんといっても崖の上のようなところですから...
それでも、なんとか海沿いの道に下りて海沿いを歩いて帰りたいと思い、進んでいると、突然現れたコンクリートの塊。

なんじゃこりゃーーー

そしてなぜか真ん中には上に上るための階段とはしごがついていました。


上へいってみると。。。

なんと、すばらしい見渡し!七尾湾北湾が見渡せるかなりのビューポイントです。

これは貯水池!?少し水の音が中から聞こえます。
しかし、なぜこんなに見晴らしのいいところにあるのでしょうか。不思議です。
しかも同じようなのが近くにもう一つありました。
そして、なんと私がずっと歩いて来た道はこのコンクリートにいくための道だったようで、その先はもう道がなかった....
ということで、折り返すしかありません。
結局来た道を折り返して、でも、最後の最後にまた好奇心。道なき道を行き、最後は崖を這いつくばって歩いたり、崖を下ったりと、散々でした。

でも、普段は車で車道しか走っていないので、足でしかいけない道を散策できたのはとても楽しかったです。