えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

New X2

2024-03-24 | 車関連
ニッチのニッチを狙ったような初代X2でありましたが、2代目は普通になりました。
良くある話といえばそれで、ヒットというところまで達しなかったと思われます。
全高が1550を下回り、全体的にコンパクトなサイズは日本では使いやすいものだったと思われますが、発売当初はまだしも年月が経つにつれ見かける頻度は減ったように思います。
ひとえに、あの薄いボディに存在感が出なかったと思われます。

困る事の無い室内空間はあったと思いますが、その室内高はセダンやワゴンとそう変わらなかったのでしょう。
今、車両金額を室内容積で割った数値が大きければ得のような雰囲気さえある時代ですから、この手のセグメントではスタイリッシュさが武器とはならなかったのでしょう。

そうして起死回生で発売となった2代目は、いわばミニX4でしょう。
太った鮫の様なフォルムは、兄弟(X6、X4)譲りです。
室内高も増し、見た目のコストパフォーマンスも高くなったと思われますが、価格も上昇しているでしょうから実際はどうなのでしょう。
また、BMWが本気でこのフェイスにてラインナップ統一を図る覚悟があるのだと、改めて実感します。

どのメーカーもそうですが、本当にA、Bセグメントという言葉が死語になってしまうのではないかと危惧します。
衝突安全や、効率的な利ザヤの確保のため高価格帯商品への移行などが主な理由なのだとは思いますが、その地域に適した大きさというものがあるでしょう。
皆が皆、大陸に暮らしているわけではありませんし、大きなガレージもありません。
とにもかくにも、大量消費国の中国、米国に向き過ぎていると感じます。
フランスの小道、香港の裏道、東京の下町に現代のBセグは大きすぎると感じます。(Aセグなんてほとんどありませんし)
つまり、そのような使い方とするならばEVという時代なのでしょう。
Cセグ以上の選定には困りませんが、A、Bセグメントの小さなものを使っていた層が買い替えるには、まだまだインフラも車両価格も普及というレベルにないのは残念に思うのです。

タイトル画は、シトロエン・アミのコンセプトカー

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