えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

お見送り

2018-06-10 | 車関連
先日起きた高齢者ドライバー事故は記憶に新しいと思います。
この事故で、「赤信号とは知っていた」との供述があったとニュースで聞いて、違和感を覚えた方は多いと思います。
私もその一人なのですが、赤なのに進んでしまった背景に「店舗からの見送り」があったという。

つまり、最近ディーラーなどで当たり前のスタッフからの見送りです。
歩道から道路への誘導をしていただき、その後にお辞儀を続けるあれです。
この加害者となった方は、ディーラーではなく修理工場から出たものらしいのですが、見送りがあったそうです。
信号にかかると、見送りが長くなってしまうと気を遣っての判断も働いたらしいのです。

あのディーラーなどからの見送りも、バックミラーでこちらも確認をする癖がついているのが嫌らしい私でもあります。
歩道の誘導など、安全面においてしていただけるのは有難いが、いつまでも頭を下げていただくほどの客ではありませんし。。
納車の際ならばいざ知らず、あんなに慇懃なサービスは過剰と思うのです。
そして何より、個人差はあれど、人間は人に見られると緊張をするものです。
バックミラーに気を取られたり、いつもより踏み込んでしまったりというのは、心当たりのある方も多いでしょう。

この見送りは、一見高齢者ドライバーだけに紐づかないように聞こえるかもしれません。
私が思うのは、人間歳をとっても達者だと見られたいのが常であります。
若い人たちの様にさり気なくという運転も、判断能力に鈍りの出る高齢者には無理が出る部分もありましょう。
私自身、昔は心配などしなかった交差点での右左折には、昔よりも気を遣うようになったと確実に思うのですから無理もありません。

取りあえず、あの見送りやめませんか。
GSスタンドの見送り程度のもの、親切なフルサービスのところならば歩道から道路への誘導までいただき、ありがとうございましたとお辞儀でおしまい。
長いお辞儀は無しで、サッと踵を返す。
これからの日本、人手不足は必至、時短にもなりましょうし、過剰なサービスを避けたいと思うのです。
また今の日本、サービスの偏りを感じたことあるのではないでしょうか。
自動車業界では馬鹿丁寧な言葉が珍しくもないが、必ずしも気持ちの良いものではありません。
彼ら(彼女ら)の中には、そういった言葉を使う自分に酔いしれている方もいると感じます。
そういった接し方は、幾ら丁寧に対応いただいても、あまり良い印象を持たないものです。

そうかと思えば、小売店などで何故このような接客をするのか不思議に思う程態度の悪い方に当たったこともあるでしょう。
「客は神様だ」くらいに思っている人への自己防衛からそうなった方もいるのかもしれません。
勝ち組だ負け組だといった自己満足の格差を無くすのは難しいとは思いますが、皆なくてはならない仕事への感謝の気持ちを忘れてはならないと思うのです。

タイトル画は、新型クラウンとなるプロトタイプ
サイドスタイルが惜しい気もするが、あまり良くするとLSを喰ってしまうのか、、
コメント
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