くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

コーチングということ

2007-10-04 01:02:14 | 陸上競技

9月22日~25日  スポレク全国マスターズ陸上大会続編

今回の大会に参加して、実は私が驚いて、為になって、勉強になった!と思えること記しておきたい。Imgp9814

多くのスポーツの大きな大会などでは監督やコーチ、トレナーと呼ばれる方々が選手と共に行動する。今回のマスターズ陸上競技にも静岡県の監督、トレーナーコーチがいらした。今にして思うと、大会期間中に選手が思いっきりポテンシャルを発揮できるかどうか?の多くの部分はこの方達の働きによる部分が大きい。私の場合、初めての参加や3日間の長丁場の大会という環境では、K監督とHトレーナーらの計らいはありがたく、心強いものだった。

参加各県で参加や補助の形態は異なるようだが、静岡県は参加の費用の半分を県側が補助してくれる。ここでは必然的に静岡県選手団ということで団体行動を求められる。このマインドを大切にして「チーム」で頑張ろうという所に実は静岡県の強さがあった気がする。

トラック競技者はウォーミングアップでは競技のあるなしに関わらずにサブグランドに集まって皆でアップをする。このとき「体が痛いなあ~」とか「足が痛いなあ~」と思っている心と体を解きほぐして、アップ後半には「う~ん、走りたい!」って思える体と心に仕上げられてしまうのだ。これが兎に角不思議だった。1日目の午前中の200Mアップは個人でいつものようにマイペースアップをしたけど、そのときの仕上がりと皆でやったアップはまったく違うという体験をしたのだ。ストレッチ後には体が軽く、ほんとに気持ちよく「流し」ができるっていう感覚は始めての体験だった。Imgp9816_2 

私はコーチとして子供達に大会前にはウォーミングアップをしてあげるけど、彼らがアップの後に「早く走りた~い!」と体と心の底から気持ちが湧き出るように仕上げられていただろうか?と考えると、自分の未熟さも痛感する。行うメニューはそれほど想像を超えたものはない!しかし、何かが違うのだ。

私はコーチとして子供達の前に立つとき、「見本」「信頼」「支援」を大切にしている。またこの順序も大切で、まずは「見せること=見本」、そして相手を信頼しこちらのことも信頼してもらえて、そして押し付けでない援助をする=支援、ということ。今回の体験ではHさんとSさんのコーチングはまさに「見本、信頼、支援」だった。Imgp9815

お読みになってる読者の方々は、果たして何がどうなっているのか?具体的に教えてよ!ってとこも多いでしょうが、今は私の心の中で整理中。そうカンタンに明文化できないのです。アドバイスが生きる信頼関係や、声かけのタイミングなど微妙な妙技があるのだと思ってるけど、つかみきれていない。

あとはK監督の存在。コールの時の配慮。大人だからコール漏れなんてまあありえないけど、でしゃばらずに確り影でサポートしている姿をみると、ついつい頼ってしまうという存在感もありがたかった。大会に参加するときのフォローのやり方ってのを改めて考えることのできた大会でもあった。

走りもHさんの指導で変わった。このことがサプライズだったけど、大会選手をサポートする姿勢を学べたっていう点が一番のサプライズだったのかもしれない。