映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ジュラシック・ワールド

2015年08月09日 | 映画
『ジュラシック・パーク』シリーズ第4弾。
第一作目から22年経ったという設定。

ついに開園しました。ハモンド社長の作った“ジュラシック・パーク”の問題点を克服した施設になっていました。
(ジュラシック・パークでは、恐竜ツアーと銘打っておきながら、恐竜を見られない問題がありました)

まるでサファリパークのように、恐竜の群れの中を走る乗り物があったり、イルカショーのごとく、水中の恐竜のアトラクションを見ることができたりと、(実際にあるとしたら)テーマパークとしてはなかなかのものになっていました。


もちろん、本作が“楽しい恐竜ツアー”の映画ではないことは百も承知なので、これから起こるであろうハプニングにわくわくしていたのですが…


予告編でも使われていた、この場面。

おいおい、いくらラプトルの調教といっても直に前に出るやつがあるかい!と思ってたら、本編では、ちゃんと納得できるシチュエーションがありました。

この脚本を書いたリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァー夫妻は、あの『猿の惑星:創世記』の脚本を書いた人たちなのです。だからというわけではないけれど、物語の流れなど説得性があり、ツッコミどころがほとんどないものになっていたと思います。

今回、物語の胆となるハイブリッド種の恐竜インドミナス・レックス“悪の恐竜”という位置づけで、それをどう倒すかというテーマに絞ったのがよかったと思います。

もともと恐竜に良い・悪いというのはないのですが、今回のインドミナスは“人間がDNA操作をして作った”恐竜ということと、抵抗できない草食恐竜を食べるためではなく、“楽しむために”殺すという設定にしたため、インドミナス=敵という図式を成り立たせました。

そうなると、第一作目から出演している“馴染み深い恐竜”T-レックスやヴェロキラプトルをこちら側(味方)にするのもわかるのです。

しかし…一作目であんなに怖かったラプトルが、だんだん可愛くなってくるのを見ると、ちょっと複雑な気持ちにもなりますね四作目ともなると仕方がないのかも。

今回、第一作の『ジュラシック・パーク』をところどころ意識した作りになっていて、ファンには嬉しいところも多々ありました。
一作目と似た構図だったり、かつての“ジュラシック・パーク”のビジターセンターの残骸であったり。

第一作目のラストでひらひらと落ちてくる垂れ幕の切れ端が出てきたときは嬉しかったですね。

実のところ、やっぱりシリーズ最高峰は第一作目ですね。これはもう生涯のベスト作品に入るほどの神作なので、これを超えることはあり得ないと思います。

だけどこの作品も全体的に、最初から最後までわくわくしながら観ることができて、このシリーズとしてはなかなか満足のいく出来だったと思います。

ぜひもう一度映画館で観てきたいと思ってます
コメント
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