<ストーリー> eiga.comより抜粋
砂漠に隠された大量破壊兵器の所在を突き止めるという極秘任務につく米軍兵士の
ミラー(デイモン)は、調査を重ねるも兵器の痕跡すら発見できず、
情報の信憑性に疑問を抱き始める。
国防省の動きを不審に思ったミラーは部隊を離れ、CIAのブラウンと独自に調査を
開始するが、そこには全世界を揺るがす衝撃の真実が待ち受けていた。
「ユナイテッド93」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」で
ポール・グリーングラス作品への信頼は揺るがないものとなっていたので
この作品もすごく期待して公開を待っていました
…で今作ですが、やはり期待を裏切られることなくとても楽しめました!
展開がスピーディだし人物描写もわかりやすいし、114分という2時間にも満たない
上映時間ですが、中身の詰まったしっかりした社会派サスペンスドラマでした。
これはアメリカが起こしたイラク戦争の真実とは…をテーマに描いたフィクション映画。
どんな結果が待ち受けているのか(「衝撃の事実とは?」)ということが、
たとえ途中でわかったとしても、それまでに持っていくストーリーの運びがとてもスリリングで、
さすがポール・グリーングラス監督!
と思わずにいられませんでした。
ど派手な見せどころがあるとかアクション満載とはいかなくても、主人公が
真実を突き詰めていく緊迫感と迫力は見ごたえたっぷりです。
さて…
主人公ミラーを演じるマット・デイモンのかっこよさはもうわかっているから
置いとくとして
…それと対峙するパウンドストーン役のグレッグ・キニアが
あまりにシリアスで知的で何か不思議な感覚でした。
…というのも今まで見た役が割とへなちょこなのが多かったので、
こういうのも合うんだなぁと妙に納得したりして
(失礼な話ですが
)
でも、とてもじゃないけど「リトル・ミス・サンシャイン」の、あのお父さんと
同一人物には見えませんよね
(笑)
↑
どうでもいいけど…
ブレンダン・グリーソンって、なんとなく「三銃士」のポルトスのイメージです
もふもふ
しているところもいいね
原題:Green Zone
監督:ポール・グリーングラス
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、ロイド・レビン、ポール・グリーングラス
製作総指揮:デブラ・ヘイワード、ライザ・チェイシン
原作:ラジーフ・チャンドラセカラン
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:バリー・アクロイド
美術:ドミニク・ワトキンス
編集:クリストファー・ラウズ
音楽:ジョン・パウエル
製作国:2010年アメリカ映画
上映時間:114分
<キャスト>
マット・デイモン
グレッグ・キニア
ブレンダン・グリーソン
エイミー・ライアン
ハリド・アブダラ
ジェイソン・アイザックス