ラジオの番組で社会保障について聴いた。ドイツのビスマルクが救貧法を作り社会保障を導入したという。それまでは、キリスト教の教会や修道院が貧民救済をおこなってきたが、国がやりはじめた。失業保険や労働災害補償や老齢年金を公的に扶助してくれる。自主自立の市民主義ではリスクの対策は自分でやれという。小泉構造改革の自己責任という言葉は国、会社の無責任という意味になる。貧しい老人から天引きで保険代を取る。姥捨て山のひどい時代になりつつあるようだ。
日本人が好きな国、お手本にした国は、第二次大戦前は海軍がイギリス、絵画などの芸術家、高級料理人シェフがフランス、クラシック音楽と陸軍がドイツ。戦後は永世中立というスイス、電化生活、車生活の金持ちアメリカ。最近は快楽追求で自由気ままなちょい悪のイタリアが人気のようだ。
テレビ番組で女性が好きな男性のしぐさをあげていた。一位が笑顔で、二位が車を運転する姿、三位がネクタイをしめる姿だという。日常のなにげないしぐさが好きなようだ。
60年代は犬といえば名犬ラッシーのコリーかシェパード、スピッツだったが、最近散歩している犬をみると、足の短い犬が多い。犬にも人間にも格好よさよりかわいさお笑いを求める時代だからか。
会社の人事評価は、官僚的な役所などでは減点主義でミスがあると減点される。セールスマンなどでは得点主義で売り上げが上がると得点になる。組織への貢献度という評価だと何に貢献しているかわからないが、忘年会の幹事でもゴルフのコンペでも貢献したと上司に思われれば評価が高くなる。会社共同体への貢献度だけでなく社会への貢献度も考える時代だろう。家庭への貢献度が一番大事かもしれない。