昨年末に健康検査を受けてから、自分の健康維持に気を取られて社会の検査がお休みになりました。日本社会の検査を見てみると、1980年ごろから格差が生じています。親の年収、学歴に応じて格差は世代が変わっても引き継がれ、固定化してきています。しかし有名大学卒のブランドも威力を失いつつあります。現代の富裕層は、2015年の世帯当たりの平均年収が1060万円以上の大企業の社長、経営者254万人です。新中間層は管理職、専門職で平均年収798万円で1000万人ぐらいです。ホワイトカラーの事務職は平均年収630万円で2000万人ぐらいです。中小規模自営業の社長は平均年収587万円ぐらいで800万人ぐらい。下層はパート、バイト派遣社員などで平均年収343万円ぐらいで1000万人ぐらいです。各層の収入は2005年ごろと比べると減少気味です。日本人の生活レベルや地位は横ばいか低落気味なようです。富裕層からお金が中層、下層にしたたり落ちて皆豊かになるというアベノミクスの成果は出ているのでしょうか。